上毛三山を走る
群馬県を代表する上毛三山。上毛三山とは、赤城山、榛名山、妙義山のことですが、三山ともに主要な爽快路があり、某四輪漫画でも描かれていましたように各々特徴的な山岳道路で、走りを楽しめる道でもあります。そんな上毛三山の爽快路を繋いだルートを作ってみました。

関越自動車道の昭和ICで下りてすぐに、道の駅 あぐりーむ昭和という足湯のある道の駅があります。そして、その先で交差する、利根沼田望郷ラインに入ります。 利根沼田望郷ラインはみなかみ町から沼田市、川場町、そして昭和村を農道や県道で繋ぐ約35kmの道の愛称で、ほぼ広域農道のため開放感の高い道です。道の駅の先で、その利根沼田望郷ラインと交差しますので、左折して 利根沼田望郷ライン に入ります。

右に赤城山、そして左に広い畑を見ながら爽快に走れる道で、道中には長い直線路もあります。但し、農耕車も多く走っていたり、農道から車が出てきたりしますので、ご注意を。しばらく走りますと、道沿いに貝野瀬ビューポイントがあります(トイレあり)。赤城山麓の好眺望が見れる展望スポットで、駐車場がありバイクと絡めて写真が撮れますので、立ち寄りお勧めスポットです。
ちなみも、もう少し走った先に(何も案内はありませんが)ポコッと盛り上がったお椀型の丘があり展望の丘と呼称されていますが、丘上から望めるのはソーラーパネル群で、眺望はいまひとつでした。そして、県道251号線に入り利根沼田望郷ラインから外れて、奥利根湯けむり街道、別名赤城北面道路に入ります。

赤城北面道路は、沼田市から大沼へと至る約16kmの道で、樹々に阻まれていて景観は望めませんが、前半は中速コーナーが、そして、後半部は細かいヘアピンが続く走りが楽しい山岳ワインディングということもあり、多くのライダーやドライバーが走りに集う道でもあります。但し、後半部分では道が上下にうねる減速帯がありますので、スピードの出し過ぎないよう。やがて、大沼湖畔に着。湖畔には赤城神社もあり、同参拝駐車場からバイクを絡めて大沼の写真を撮ることができます。
さて、 赤城公園ビジターセンター の駐車場にバイクを止めて、ぷらっと立ち寄りたいのが覚満淵です。覚満淵は、元は大沼の一部だった湖沼で、ツツジや紅葉時にはとても綺麗な色で周囲が染まります。1周約30分ほどのハイキングコースがありますが、 覚満淵のほとりまででしたら駐車場から遊歩道を歩いて10分もかからずに着くことができます。
そして、好天でしたら、 覚満淵の先にあります鳥居峠にも立ち寄って行きたいところです。雲海で著名な展望台ですが、駐車場からすぐに峠の展望台があり、覚満淵や周りの山々の好眺望が望めます。また以前に通っていました赤城登山鉄道の赤城山頂駅跡などもあります。
なお、鳥居峠の近くに小沼という静かな沼があり、小沼見晴からは覚満淵と赤城山が望めますので、時間があれば立ち寄って見るのもいいかもしれません。さて、鳥居峠からは県道16号線(大胡赤城線)で下山することも出来ますが、道が狭くタイトなため、再び大沼方面へと戻り。県道4号線(赤城道路)に入って赤城の南麓まで下ります。

赤城山の南面を走ります赤城道路は、赤城北面道路と異なり開放感もありコーナーのRも大きく直線部の多いので、麓までの約17kmの間、爽快なツーリング的な走りを楽しめる道です。そして、交差する国道353号線に入り、西の榛名山へと向かいます。赤城山南麓から伊香保榛名道路へ至る県道159号線や県道26号線は市街地を通りますため、その間はちょっとストップ&ゴーが多くて疲れるかもしれません。そして、伊香保榛名道路へと続く県道15号線に入り、しばらく走りますと、水沢うどんのお店が点在してきます。

水沢うどんは、日本三大うどんの一つとされていて、水沢観音の参拝客用に出されていたのが始まりとされ、コシのあるツルッと美味しいうどんが頂けます。街道沿いには多くの水沢うどんのお店がありますが、人気のお店の一つが大澤屋さん。1,100円からと、うどんとしては少々値がはりますが、多くの観光客が訪れるようにその値段を出しても惜しくない美味しさです。できれば、舞茸の天ぷらが付いた1,375円のざるうどんがお勧めです。そして、水沢うどん街道のすぐそおばにある水沢観音にも立ち寄って行きたいところです。
大型駐車場完備で、駐車場から境内まですぐなのがうれしいところ。本堂の観音堂のほか、 回転する地蔵尊を左に3回廻して供養する珍しい六角二重塔などがあり、風情のある場所です。そして、その先には渋川総合公園があり、渋川総合公園 展望台からは赤城山の好眺望が望めます。
コメント