北海道の人気絶景道を走りつなぐ
北海道といえば、雄大な景色、そして、どこまでも続くまっすぐな道…など、本州や九州、四国にはないスケール感の大きさが魅力ですが、今回、そのライダーに人気の北海道の代表的なツーリングロードを走るツーリングルートを作ってみました。ベタなツーリングルートでもありますが、とにかく北海道の絶景道を走る…というツーリングもいいのではないでしょうか。

今回、札幌を起点としました。ICで言いますと札幌自動車道を札幌北ICで下りて、国道231号線を北上。石狩市から国道231号線で海沿いを走ります。

オロロンラインは北海道の石狩市から北海道北部の天塩町まで続く国道231号線と国道232号線の愛称で、距離は約290km。道中には白銀の滝があります雄冬岬や、オトンルイ風力発電所の風車群のあるサロベツ原野などがありますが、記念撮影と食事以外はほぼ走りっぱなしですと、北海道の壮大感をより味わえて楽しいです。
但し、290km以上も走りますので、事前にガソリンスタンドのある場所を確認して(もし閉まっていたことも鑑みて予備のガソリンスタンドも要リストアップ)、ガス欠にならないよう早めの給油がお勧めです。

サロベツ原野を抜けて、そのままノシャップ岬に。
そして、稚内市街を抜けて、宗谷湾沿いに国道238号線を走って行きますと、日本最北端の地の宗谷岬に着きますが、その数キロメートル手前の宗谷丘陵に「白い道(シェルロード)」がありますのでちょっと寄って行きたいところです。
白い道(シェルロード)は未舗装路に白いホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた約3kmの道です。未舗装路ですので、オフロード走行が苦手な方は走行注意なのと、走るとタイヤが真っ白になります。なお、稚内観光情報のHPでは、「白い道を楽しむための5つのお願い」というのが掲載されていて、
- 白い道は宗谷岬側のスタート地点から入ろう
- 宗谷岬周辺でトイレを済ませよう
- 白い道ではスピードダウン&譲り合い
- 牧草地には絶対入らないで
- ゴール地点の宗谷地区(市街地)ではゆっくり走る
とのことです。そして、再び国道238号線に入り北上しますと、宗谷岬に到着します。
並ぶかもしれませんが、是非、この「日本最北端の地」の碑の前で記念写真を撮っておきたいです。なお、日本最北端到達証明書は近くの売店で購入できますので、こちらも記念でゲットしておきたいところです。そして、宗谷岬を後にして、国道238号線をオホーツク海沿いに走ります。但し、途中の猿払村で国道238号線が内陸部の方にオフセットしますので、ここは海に近いエサヌカ線に入ります。
エサヌカ線は全長16kmの村道で、途中2つのクランクがあるほかはひたすらにまっすぐに続く道で、国238号線が並行して走っていることから車通りも少なく、まさにライダー冥利に尽きる北海道らしい直線路を楽しめます。そのままエサヌカ線を進みますと、国道238号線に合流して、再びオホーツク海沿いの道を走ります。道中には北見神威岬があり、興部町で国道289号線に変わり、サロマ湖や能取湖などを通ります。
北見神威岬 サロマ湖
そして、途中のJR浜小清水駅のあたりで内陸に向かうじゃがいも街道を走りますと、やがて「天に続く道」に入れます。
「天に続く道」は全長約28kmのほぼ一直線に続く舗装路で、展望台から見ると、まるで道が天に続いているかのように見えることからこの名が名付けられたようです。展望台は東端にありますため、今回のルートでは天に続く道の西側から展望台へと向かうように東へと進んで行きます。
コメント