信州を横断する絶景ルート
景色や休憩はほどほどに、とにかくバイクで爽快な道を走り続けたい!という方にルーティングさせて頂きました「爽快ツーリングルート」。第一弾は、人気のツーリングルートのビーナスラインを中心に、八ヶ岳や南アルプスを望みながら楽しめる信州横断ルートをルーティングさせて頂きました (注:2022年8月現在、美ヶ原の武石峠は通行禁止のため、通行解除になってから走られるのがお勧めのルートです)。
まずは、中央自動車道の長坂ICを下りて、清里方面に向かいます。ちなみに近くのオギノ 長坂店あたりからは富士山が綺麗に見えるポイントがあります。
長坂ICからは県道28号線を走って清里駅方面に向かいます。この県道自体は交通量もあり爽快路ではないのですが、道中には八ヶ岳高原大橋などのツーリング気分を楽しめるスポットなどがあります。
そして、八ヶ岳スケッチラインに入り、平沢峠に。八ヶ岳の絶景が望める場所で、是非とも立ち寄って行きたいスポットです。柵向こうのしし岩からは南アルプスの好眺望も望めます。
平沢峠を過ぎてそのまま八ヶ岳スケッチラインを北上すると、JR鉄道最高地点(野辺山駅そば)があります。
八ヶ岳を望みながら国道141号線を南下しつつ、途中で県道615号線(八ヶ岳高原ライン)に入ります。ここから「爽快ツーリングルート」になります。
八ヶ岳高原ラインは比較的車通りの少ない樹々に囲まれた高原路で、追い越し可区間もあり走りやすい道ですが、一部、路面が荒れているところがあり、走行中にハンドルが取られる場合もありますので、スピードにはご注意を。樹々に阻まれて周囲の景観は望みづらいですが、たまに八ヶ岳が道の奥から顔をのぞかせます。
八ヶ岳高原ラインでの立ち寄りお勧め場所は、東沢橋で、橋の麓に駐車場があり、赤い東沢橋と八ヶ岳との景観が綺麗な場所です。
そのまま八ヶ岳高原ラインを走り、小淵沢カントリークラブ手前の県道(鉢巻道路)を右折して、富士見高原スキー場方面へと向かいます。鉢巻道路は樹々に阻まれていて交通量もあり爽快感は薄いですが、道路沿いに武田信玄が軍略的に作った信玄棒道が残っていて、歴史好きにはたまらない道です。
富士見高原ゴルフ場前で左折して2kmほど走りますと八ヶ岳エコーラインに入ります。その名の通り八ヶ岳の遠望を望める道ですが、走りながらそんなには雄大な景観は見れないのが残念。でも、遮るものがなく見通しがよいので、気持ちよく走れる道です。
そして、茅野市でビーナスラインに入ります。ここからビーナスラインの最終地点の道の駅 美ヶ原高原の道程を走ります。今回は、ほぼノンストップで走るツーリングプランで、女神湖に経由しつつビーナスラインの周囲の景観を楽しみながら霧ヶ峰まで爽快な高原路の走りを堪能します。
もし、気が向けば車山肩で止まって、ビーナスラインの写真でよく見る風景を楽しむのもありかと思いますが、その先すぐに霧ヶ峰の駐車場があります。
霧ヶ峰の駐車場は、ライダーが多く集まる場所でもあり、ビーナスラインが高原の爽快路区間から丘陵間のワインディングロードに変わる地点ですので、そのまま走り過ぎてしまうより、ちょっと肩の力を抜いて息抜きに立ち寄るのにお勧めです。
霧ヶ峰を過ぎてビーナスラインは走りを楽しめるワインディングロードになりますので、ここはビーナスライン終点の道の駅 美ヶ原高原までノンストップで走りを楽しみます。距離的には27kmほどになります。
ビーナスラインの終点の道の駅 美ヶ原高原の広い駐車場の奥に2輪駐車場があり、その先の展望所から好眺望が望めます。
さて、ここから走行ステージのリズムが少し変わりますので、時間があれば、道の駅 美ヶ原高原で小休止していくのも良いかもしれません。
道の駅 美ヶ原高原から先の白樺平を通って美ヶ原公園沖線に突き当たるまでの約12kmは、爽快なビーナスラインと打って変わって、狭路で小刻みな下りヘアピンが続きます。道も凹凸が多く、白樺で先も見づらいですので、スピードを落としつつうまくライン取りをしないとオーバーラインしやすいです。
美ヶ原公園沖線に突き当たりましたら、左折して松本方面へと進みます(但し、武石峠が通行止めになっている場合もありますので、事前にご確認を)。 美ヶ原公園沖線は車通りが少なく、道中にはワインディング区間もあり、走りが楽しめる道です。但し、ワインディング区間は道が細めで先が見づらいので、引き続きスピードを出され過ぎないようご注意を。そして、武石峠で左折して美ケ原自然保護センターへと向かいます。この武石峠から美ケ原自然保護センターの約5.5kmの区間の美ヶ原公園沖線が、通称、裏ビーナスラインになります。
美ケ原自然保護センターまでのピストン路で往復約11kmの道程ですが、バイクでなら是非とも走りたい道です。車通りも少ない上に、ビーナスラインからの反対側から美ヶ原高原の景観を望みつつ走る爽快路で、特にライダーに人気の道です。中でも、道中の思い出の丘からは北アルプスなどの高峰絶景が望めますので、駐車場から少し歩きますが、是非とも立ち寄りたい場所です。
再び、武石峠に戻り松本市方面へと向かいます。ここから美鈴湖までの約11kmの区間は美ヶ原スカイラインとも言われ、カラマツ林のなかを走る気持ちの良い道です。特に紅葉時はお勧めです(交通量が増えますが…)。但し、道幅は狭めで路面状況はところどころ悪いため、ゆっくり雰囲気を楽しみながら走るのが良いかもしれません。
そして、美鈴湖から松本市街に入れば、長野自動車道の松本ICに入ることができます。
山梨県の平沢峠から美鈴湖まで約140km、走りっぱなしで約3時間30分の爽快路ルートになります。混みがちですが、紅葉時もとても綺麗です。
総走行距離~約190km
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