■2022年式 GSX-S1000GTに乗ってみました。

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高次元でのスポーツ性と上質な走りを両立

GSX-S1000 GTでは、長距離を快適に走ることができました。その大きな要因の一つは電子制御システムのスズキインテリジェントライドシステムです。各所の電子システムがライダーの走りをアシストしてくれるためバイクとの一体感を生まれ、ライダーの疲れを軽減してくれます。

手元で書く電子制御システムの設定が簡単にできます

その他、電子制御スロットルやクイックシフト、トラコン、クルーズコントロール、ドライブモードなど快適な走りをアシストしてくれる機能が多数装備されています。

GSX-R11000(K5)ベース の150PSの直4エンジン

そして、何といっても熟成の域のGSX-R11000(K5)ベースのエンジンが素晴らしいです。150PSの大出力を発生するエンジンながら、ローRPMアシストやスズキクラッチアシストシステムにより極低回転でも走りやすくUターンもしやすのも嬉しいです。

また、998㎤の大排気量のビッグバイクながら車体はコンパクトで、19Lも入るタンクもスマートで威圧感がなく、随所にアルミが使われている軽い車体と相まって取り回しがしやすく、狭路や市街地を走っても安心感が高いです。

直列4気筒998㎤のビッグバイクながらコンパクトな車体

しかし、一度アクセルを回すとスーパーバイクのGSX-R1000を彷彿させる怒涛の加速力を発揮すます。そして、GTの良さは全てジワーッと行われることです。

加速もドンと来るのではなく、5500回転を超えるとフッとアクセルが軽くなって飛行機が離陸するような感じでスッと加速し、またブレーキもレバーを握り込むとガツッと効くのではなく、ジワーッと効きながら確実に高い制動力を発揮すします。これが、長距離のツーリングにはもちろん山岳路などでとても有益で、カーブのRが分かりづらいワインディングでもコントローラブルなブレーキのおかげで安心してスポーツ走行を楽しむことができます。

スポーツに特化したモデルや上質な走りを重視したモデルは各々ありますが、スポーツ性も上質な走りもこれだけ高次元で両立したモデルは他にはないと思います。それこそが長距離を走っても疲れない、いや長距離を走りたくなるGTの魅力だと思います。

ただ、やはりエンジンはまぎれもなくスポーツ系のエンジンで、タイヤもダンロップのロードスポーツを装着していることもあり、かなりのスポーツ系バイクであることは確かで、そのエンジンがツーリング用に最適化されて普通にも走りやすくはなっていますが、例えば、スクリーンもスポーツ系のそれで、ある程度伏せないと効果を得られないことや(スクリーンのスライド不可)、シートも段差シ-トでタンデムシート面が直距離着座するには少々狭いところなど。長距離ツーリングをする際に、ツーリングバイクに寄っていないところが少々残念。

逆に、ワインディングロードなどでのスポーツ走行は、そのポジションや段差シートによりアクティブに走りやすいです。

ちなみに、ETC2.0車載器、USBソケットなどを標準装備。そして、スマートフォンの地図や音楽、アドレス帳などの情報を液晶ディスプレイに映し出せるスズキ二輪車初導入となる二輪専用アプリ『SUZUKImySPIN※1』にも対応し、快適な旅をバックアップしてくれます。

GSX-S1000GT

トリトンブルーメタリック(YSF)
リフレクティブブルーメタリック(QT8)
グラススパークルブラック(YVB)
\1,595,000

全長:2,140mm 全幅:825mm 全高:1,215mm ホイールベース:1,460mm 地上最低高:140mm シート高:810mm 車両重量:226kg 乗車定員:2名 最小回転半径:3.1m エンジン型式:DTB1 エンジン種類:水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ 総排気量:998立方センチ 圧縮比:12.2 最高出力(kW[PS]/rpm):110[150]/11,000 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):105[10.7]9,250 燃料タンク容量:19.0L 燃料消費量(※60km/h定地走行):21.2km/L 変速機形式:6速 タイヤ(前):120/70ZR17M/C 58W タイヤ(後):190/50ZR17M/C 73W ブレーキ(前):ダブルディスク ブレーキ(後):シングルディスク

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