■2022年式 ホンダ C125 スーパーカブに乗ってみました。

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日本を代表するバイク

世界で1億台以上販売したホンダのスーパーカブ。その125cc版でありますC125は、ビジネスで多用されています50ccのスーパーカブ(C50)の「ビジネスカブ」とはまた違う感じで、原付二種で二人乗り可ということで「おしゃれカブ」とも言われて、普通に町乗りからツーリングまで楽しめるバイクとして人気を博しています。

外観こそ、足元の風防や荷台などが付き、まさしく、新聞配達や飲食店の出前などのビジネス的なカブそのもののスタイルですが、細部を見ますと、キャストホイールにチューブレスタイヤ、スタイリッシュなLEDヘッドライト、デジタル計付きのメーターなど、50ccのスーパーカブC50とは一線を画すスタイリングとなっています。

特に驚きましたのが、キーをポケットなどに入れていれば、いちいちキーを取り出さなくても、イグニッションのON/OFFが可能なスマートキーシステムです。

ただ、便利は便利なのですが、あまりにスマート過ぎて、また、ハンドルロックやシートのロック解除などわかりづらい部分もあり、ここはやはりカブらしく普通のキーで行い、その分、コストを下げてくれればなぁ…と個人的には思いました。

エンジンをかけますと、カブらしいトトトトト…と軽い音がして、思わず嬉しくて笑みがこぼれます。そして、カブならではのロータリーミッションにより、クラッチなしで、ニュートラルからカチャっとギアを踏み込んで一速にします。

もう一回踏むと、二速に。そして、一回ずつ踏むことによって三速、四速になり、四速からもう一回踏むとニュートラルに戻ります。ギアを下げるときはかかとで後ろのペダルを踏むと一速ずつギアが下がっていきます。

但し、走行中に一速に入れるとめちゃエンブレが効いてしまうため、一速に入れる際には15km/h以下の時にした方が良いです。

空冷4ストロークOHC単気筒123ccのエンジンは、7,500回転で最高出力9.8psを発揮するということでかなり回せるエンジンです。

そして、なんとフロントにはABSを装着していますので、突っ込んだ走りも楽しめます。

一速で50km/h弱まで引っ張ることが出来、かなりスピードを乗せられますので、街中では普通に車と一緒に走ることができます。かなり安心感が高いです。

ビリオンステップも装備されていて、別売りのビリオンシートを購入すればタンデムを楽しむこともできます。エンジンの力強さから鑑みて、二人で乗っても、(発進時は少し辛いかもしれませんが)街中では普通に車の流れに乗ることが出来るかと思います。

そして、なんといいましても、60km/h定地燃費値で70km/Lという燃費の良さ。燃料タンク容量は3.7Lながら、満タンで250km以上走ってしまうという凄さ。まさに驚異的です。

もちろん足付きは良く、取り回しもしやすいですので、どんな路地でも気軽に入っていけます。

走って楽しい、そして急かされないながらもきっちり走りも楽しめる、そしてカブであること…と日本を代表するバイクに跨って走っていて誇らしげに感じてしまいます。

但し、価格が44万円と、C50に比べて20万円以上、C110と比べても16万円近くも高くなっていて、CT125・ハンターカブと同じ金額ということで、スーパーカブに趣味バイクとしてそれだけの価値観を見出せるかどうかが、このバイクのポイントかもしれません。

でも、どこに置いてもこれだけ日本の風景にマッチングするバイクは、現行車ではスーパーカブをおいて他にはないように思うほど格好いいです。乗っていて欲しくなってしまったバイクの一台です。

※取材車両はOEM装着ではないミシュランタイヤを装着した車両になります。

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