ヘルメットシールドの曇り止めの方法とは

冬は、外気の冷たさとヘルメット内の吐く息の温かさの寒暖差でシールドが曇りがちです。そこで、ヘルメットのシールドを曇らなくする方法ですが…

以前に、シールドの曇り止めには家庭にある中性洗剤を事前にシールドに付けていくとよい…なんてノウハウがありましたが、実際にやってみましたら、洗剤による光の屈折で視界が歪みやすく、また、手間な割にはあまり効果は得られませんでした。

シールドの通気穴

とりあえずは、ヘルメットのシールドに通気穴があれば開けてみましょう。ここを開けると冷気が入り、とはいえそんなに顔には冷気は感じられず、若干ですが効果が得られると思います。

シールド部が閉まっている状態

そして、やはり走りながらでも出来ます手っ取り早い方法が、シールドの下部を少しだけ、ほんの少しだけ開けてみることです。アライやSHOEIのフルフェイスヘルメットでしたらほんの少し開けてシールドがカチッと固定されるはずです。

オープンフェイスヘルメットの場合も少しだけシールドを上げて、顔をおももち少しだけ上げて走りますと(AraiやSHOEIなどはカチッとシールドが止まります)、走行風がシールドの上と下から入り、曇りが取れやすいです。

シールドをほんの少し開けた状態

これで外気がヘルメット内に入りヘルメットと外と中の寒暖差が減りシールドの曇りが消えます。車で言うデフロスターのような感じです。それでも消えなければ、ヘルメットの口元や頭上にある通気口を開けてみましょう。

但し、これらの通気口の本来の目的は、酷暑の夏などに涼しい走行風をヘルメット内に入れて、ヘルメット内を涼しくする機能ですので、冬に開けるとヘルメット内が寒くなりますのでご注意を。とりあえず、ヘルメットの内側を冷やすことが大切ですが、顔全体が寒くなると辛いですので、その塩梅にはご注意を。

あと、息を鼻でなく口でして、息を出す際に上唇を少し突き出して息を下の方に吐き出してシールドに当てないという裏技もありますが、集中し辛くなってライディングに支障が出る可能性があるのと、それだけではあまり効果は得られませんので、シールドの微開と並行して行うといいかもしれません。

そして、一番効果がありますのはやはり「曇り止め」で、可能であれば、事前にシールド専用の曇り止めを塗っておくと効果が高いです。バイクショップで1000円くらいで売ってますので携帯するのもいいですし、無ければ100円ショップで売っているメガネの曇り止め(スプレーや布)を買って、塗るだけでもかなり違います。

たかが、くもり止め…と侮ることなかれ。視界が悪くなり走るのは危ないですし、シールドを開けて走るのは寒いので、冬場はぜひ1本、携帯されることをお勧めいたします。

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