■宮古島(ツーリングルート)

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絶景のビーチと3つの海上橋梁

与那覇舞浜

沖縄本島より約300km離れた場所にあります、一周約100kmの宮古島。島の面積は158.93km²と日本国内の離島で(沖縄本島、北方領土を除きますと)18番目の面積を誇り、その大きさはほぼ小豆島(153.26km²)と同じくらいです。自分のバイクで行くとなるとかなり大変ですが、飛行機に乗って宮古島空港からレンタルバイクを借りれば気軽に島をバイクで回ることができます。そして、同島の魅力といえば、綺麗な海や浜はもちろんですが、やはり、無料の橋としては日本最長の伊良部大橋をはじめとする3本の洋上に立ちます長い橋です。エメラルドグリーンの海の上をバイクで走る爽快感を満喫できる場所です。なお、宮古島への行き方はツーリングエリア(沖縄)をご参考ください。

伊良部大橋

レンタルバイク屋さんへは宮古島空港から各々タクシーで向かいます(空港から宮古島市街まではタクシーで約10分:1000円)が、送迎プランなどもあるようです。料金はおおよそ、50ccの原付スクーターで2,000円/1日~、125ccで3000/1日くらいです。とりあえず今回は宮古島市街にあります宮古島観光協会を起点として、島を海がより近く見える時計回りに回るルートでご紹介いたします。ルート距離は約155kmのため頑張れば1日で回ることも可能ですが、やはりせっかく来たのですからビーチでノンビリしたり地元料理を楽しんだりと、1泊や2泊などできるだけ長い時間で過ごしたい場所です。

総走行距離~約155km

まずは、宮古島本島北部の砂山ビーチ(駐車場あり)へ。

宮古島を代表するビーチのひとつで、南国を感じさせる白い砂とエメラルドグリーンの海を宮古島市街から近い場所で楽しむことができます。穴の空いた岩礁が特徴的なビーチです。そして大浦湾沿いに県道83号線を走り島の最北端を目指しますが、県道230号線でまっすぐに進むのももったいないですので、ここは半島の西岸沿いに走ります一般道に逸れて、間那津ビーチや宮古島海中公園(展望台)、サンピラーなどを見つつ北上します。

サンピラー

そして、まず西平安名崎に。

風力発電の大型風車が立ち、展望台もあり池間大橋の眺望が望める岬です。近くにはガーリックシュリンプが絶品の南国レストランのハリーズもあります。

そして、 西平安名崎からまさにえびの触角のように伸びています池間島へと渡ります池間大橋へと向かいます。橋のふもとの世渡崎駐車場や池間大橋駐車場からは、綺麗な海越しの池間大橋を望むことができます。

池間大橋駐車場からの望む池間大橋

池間大橋~宮古島と池間島とをつなぐ全長1,425mのPC連続箱桁橋で、国内で22番目に長い橋です。風速が25m/秒以上になりますと通行止めとなります。

池間島は宮古島の北部にある一周約10kmの島で、見どころは島南部にあります池間島遠見台跡や西岸のイキヅービーチにあります干潮時に見えるハート岩、島中央部にあります池間湿原展望台や島北部にあり池間ブルーを楽しめるフナクスビーチなどです。ぜひ、ぐるっと一回りされてみてはいかがでしょうか。

そして、池間島側からも池間大橋のふもとのお浜ビーチで橋の眺望を楽しむことができます。

お浜ビーチ

さて、池間大橋を渡り、再び宮古島に戻ります。県道230号線からやはり東岸側を走ります一般道に入り、島尻のマングローブ林などを見つつ、宮古島の東岸を走ります県道83号線に入ります。道中には遺構のパナタガー嶺の海軍砲台&トーチカや静かな白川浜へ向かう道があり、やがて、宮古島を代表します美浜の新城(あらぐすく)海岸に到着します。

新城(あらぐすく)海岸では熱帯魚が泳ぐ透明な海が望めます、南国感を満喫できるリゾートビーチです。

再び県道83号線を走り、そして東平安名崎見晴台に。島の最東端部の東平安名崎の眺望が良い場所です。そして、そのまま国道390号線に入り、八角形の平安名埼灯台があります東平安名崎に。

東平安名崎は宮古島の最東端にある太平洋と東シナ海を一望できる岬で、東平安名ビーチでは宮古島ブルーの海に岩礁が点在している光景を望むことができます。

さて、国道390号線を戻り島の南側を走ります。途中にはパンプキンホールという干潮時には中に入れる鍾乳洞がありカボチャの形をした石灰岩の造形美が見られる場所があります。但し、御嶽で島の聖域にもなっていますので、できればガイドツアーで訪ねたい場所です。そして竹中山展望台のところから海沿いを走る県道235号線に入ります。しばらく走りますと断崖からの展望が素晴らしいムイガー断崖絶壁があります。

ムイガー断崖絶壁は高さ約30mの隆起珊瑚礁の断層海岸で、大海原を一望するころができます。そして、海沿いの県道235号線を西へと進んで行きますと、シュノーケリングポイントで海の色がとても綺麗な入り江のイムギャーマリンガーデンに着きます。

遊歩道もあり、ベンチのある展望所からは上記画像のような入り江の全容を見ることができます。宮古島での有数の展望所で、立ち寄りお勧めの場所です。

その後、県道235号線を外れてゴルフ場の南側の道を走って行きますと、黒ブイビーチという人の少ない穴場的な綺麗なビーチがあります。そのまま海沿いに沿って道を走って行きますと、うえのドイツ文化村とその近くに(遠望ですが)ハート岩があり、再び県道235号線に入り、途中で県道197号線と交差するところで左折して入江湾展望台を通り、しばらく走り左折して来間大橋へと向かいます。来間大橋のふもとには前浜農村公園があり、来間大橋の好景観を望めます。

来間大橋(くりまおおはし)~全長1690mの橋で、日本国内では13番目に長い距離の橋になります。橋上からは、宮古島を代表する与那覇前浜の好眺望を望むことができます。

来間島は周囲9kmの島で、島の西部にはムスヌン浜や長間浜などがあり、人も少なくのんびりとできる島です。見どころとしましてはやはり来間大橋の好眺望が望めます竜宮城展望台や松の木展望台、来間大橋展望台になります。

来間大橋展望台から望む来間大橋

再び、来間大橋を渡り宮古島に戻ります。そして是非立ち寄りたいのが、来間大橋の西の与那覇前浜港から約7kmに渡り白い砂浜が続く与那覇前浜です。

与那覇前浜は東洋一とも称されます宮古島を代表するとても綺麗なビーチです。まるで、絵にかいたような青い海に白い浜を満喫できる場所です。

さて、与那覇前浜を後にして県道235号線を走り与那覇湾のところで国道390号線に入り、海沿いに北上します。途中には綺麗なマングローブを間近に見れる川満公園があり、できればそこから海沿いの一般道を走り伊良部大橋無料駐車場へと向かいます。

伊良部大橋無料駐車場から望む伊良部大橋

伊良部大橋~全長3,540mのPC連続箱桁橋の橋で、日本国内で4番目の長さで、無料で渡れる橋としては日本一の長さを誇ります。橋の途中に駐車帯やトイレなどはないのでご注意を。

伊良部島は隣接します下地島と合わせて一周約30kmになります。とりあえず伊良部島に渡りましたら海沿いに時計回りで島を周ります。下地島へと渡る手前に渡口の浜という美浜があり、下地島へと渡るぬーし橋からは両岸の浜の美観を望むことができます。

中の島海岸

17ENDビーチ駐車場から数百メートル歩くこと10分ほどで17ENDビーチに到着します。

17ENDビーチ

17ENDビーチは干潮時のみに現れる幻のビーチで、白い砂浜がずっと続く、まさに絶景のビーチです。ぜひとも、波打ち際を歩けるような服装で行くことをお勧めする場所です。なお、 季節によって干潮時刻が変わりますので 、事前にご確認を。、また、滑走路のすぐ横にありますので、時間が合えば、離着陸する飛行機を間近に見ることができます。滑走路の突端には下地島空港RW17ENDもあります。

再び来た道を戻り、下地島空港の滑走路を南から回って一般道で北に向かい佐和田の浜展望台から伊良部島の北岸側から東岸側へと時計回りで回ります。伊良部島の北側には白鳥岬公園が、そしてイグアナ岩という宮古ブルーの絶景の海を見られる断崖絶壁の地がありますが、足元にはご注意を。自己責任で。

イグアナ岩からの眺望

そして、イグアナ岩の500mほど先には密林をかき分けて50mほど歩きますと地元では三角点というイグアナ岩と同様の絶景を望めるポイントがありますが、自己責任になりますので、ご注意を。道にBIKEという文字が白字で書かれていますためBIKEポイントとも言われています。

三角点

イグアナ岩を後にしてそのまま海沿いの道を進んで行き、佐良浜港から県道204号線に入り海沿いを走り、道沿いにあります大きな岩のヤマトブー大岩を過ぎて、一般道で高台へと上りますと牧山展望台に着きます。

ここからは、宮古ブルーの海上を走る伊良部大橋の全容を望むことができます。また、伊良部大橋のふもとの伊良部大橋伊良部島側駐車場からは伊良部大橋の好眺望を望むことができます。

伊良部大橋伊良部島側駐車場より伊良部大橋を望む

再び全長3,540mの伊良部大橋を渡り、宮古島に戻ります。宮古島に戻り左折して少し進みますと、海に向かう道に入りますと海上に伸びる伊良部大橋が綺麗に見えますトゥリバー海浜公園(宮古サンセットビーチ)があります。

そして国道390号線に入り、市街地や港からのアクセスがよいパイナガマビーチを過ぎて宮古島市街に入り、 宮古島観光協会に戻ってきます。

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