■唐津・呼子(ツーリングルート)

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原風景の棚田を楽しむ

七ツ釜(佐賀県)

佐賀県の北部の唐津から東松浦半島を周り、佐賀県西部の伊万里へと巡るツーリングルートです。道中には日本三大松原の虹の松原や七ツ釜、 浜野浦の棚田などの名所があります。そして、伊万里湾沿いに走ります県道218号線と県道342号線では多くの棚田を見ることができます。走りを楽しむ爽快路は少ないですが、唐津湾や伊万里湾の美観を望みながら風情のある日本の原風景を楽しめるルートです。

総走行距離~約140km

西日本自動車道を浜玉ICで下りて国道202号線に入り少し走りますと、鏡山を登る山道がありますのでそこを走り虹ノ松原が一望できます鏡山展望台とひれふり展望台に到着します。

鏡山展望台からは唐津湾から玄界灘まで一望することができます。そして一方通行の鏡山公園線を走り鏡山を下り、そのまま国道202号線を突っ切ってまっすぐ進みますと、JR虹ノ松原駅の脇を通り日本三大松原の虹ノ松原に着きます。

虹ノ松原~江戸時代に唐津藩初代藩主が植林しました幅約500m、全長約4.5kmの松原で、日本三大松原(三保の松原、気比の松原)のひとつであり、国の特別名勝にも指定されています。日本の白砂青松100選や日本の道100選にも選ばれています。

そのまま虹ノ松原内を走ります県道347号線を西へと進みます。途中に唐津名物のからつバーガーの松原店がありますので、せっかくですから立ち寄って食べられてみられることをお勧めします。そして先に進みますと唐津城があります。

唐津城~豊臣秀吉の家臣だった寺沢広高が築城した城で唐津藩の藩庁となりました。明治時代の1871年に廃城となり場内の建築物は解体されましたが、1966年に5層5階の模擬天守が築かれました。別名で舞鶴城とも呼ばれています。入場料500円(※有料エレベーター100円)。

唐津城を後にして県道を西へと走りますと、やがて国道382号線に合流いたします。そしてそのまま国道382号線を走り東松浦半島をぐるっと海沿いに回ります。相賀の浜、相賀の松原を過ぎて湊浜港の北側に大きな岩が並びます湊の立神岩があります。

そして、国道382号線を少し走った先には景勝地の七ツ釜があります。

七ツ釜~玄武岩でできた崖が荒波に浸食されてできた7つ海蝕洞窟で、国の天然記念物に指定されています。最大の洞窟は間口が3m、奥行きが110mあり、40分で周遊する遊覧船(1800円)があります。

駐車所から7~8分歩きますと七ツ釜園地があり、そこから七ツ釜の景観を望むことができますので、ぜひとも立ち寄りたい場所です。

イカの天ぷら

再び国道を西へと向かいますと、いかで有名な呼子町に入りますので、是非、いかの天ぷらんなどいかの料理を食たいところです。そして、呼子大橋を渡り、加部島に。ちなみに呼子大橋の下にあります弁天島には弁天遊歩橋を歩いて渡ることができます。

加部島には白い風車が回ります風の見える丘公園がありますが、もう少し先にあります加部島展望台は広い海の形式を見つつ隣にあります牧場の牛が放牧されていて、人も少なくてとても雰囲気の良い場所です。

加部島 展望台

再び、子大橋を渡り国道(204号線)に戻り西方面に向かいますと道の駅 桃山天下市があります。ちなみにこの先に豊臣秀吉が唐を責める拠点として築きました名護屋城跡があり、その周辺には伊達政宗や前田利家などの名だたる武将の陣跡が点在しています。

名護屋城跡~日本を統一した豊臣秀吉が、明(現中国)への出兵の拠点として1591年に築城した城の跡で、国の特別史跡の指定されています。五層七重の天守閣や櫓など大阪城に匹敵する大きさの城で、全国の武将の陣屋も周囲に集まり、往時には20~30万人という人口がありました。1602年の関ヶ原の戦いの後に解体されました。日本100名城にも選ばれています。

名護屋城跡から県道301号線を走り北上しますと、見晴らしがとてもいい波戸岬に着きます。ハートのモニュメンもあり、恋人の聖地にも選ばれています。

来た道を戻り、再び国道204号線を西上。そのまま東松浦半島の西側に入りますと途中の国道から少し外れた先に浜野浦の棚田展望台があります。

浜野浦の棚田~日本の棚田百選に選ばれている棚田で、幹線のそばにあり駐車場も展望台も完備されていて訪れやすい棚田です。例年、4月中旬から水張りが行われ、5月上旬には田植えが終わり、夕陽どきには棚田がオレンジ色に染まりとても綺麗な景観を見ることができます。

水が張られた時期の夕日のタイミングで見られますととても綺麗ですが、日中でも緑が映える時期でしたら綺麗な棚田を見ることができます。そして、そのまま国道204号線を南下しますと寺浦の棚田があり、棚田越しに海を見ることができます。この肥前町には数多くの棚田がありますが、お勧めは駄竹(入野)の棚田と犬頭の棚田です。少しわかりづらいですが入り江の脇ににあんちゃんの里記念碑があり、是非、碑文の内容をご覧いただき(すぐそばには鶴の岩屋(法海寺)があります)、そして西の方に向かいますと 駄竹(入野)の棚田 があります。そして鷹島肥前大橋の遠望が望める高台に犬頭の棚田があります。

駄竹(入野)の棚田

やはり、棚田は水が張ってあるのとはってないのでは、その景色がまるで違いますので、このツーリングルートをご参考にされる際には、是非、田んぼの水が張っている時期(4月下旬~夏)に行かれることをお勧めいたします。

さて、鷹島肥前大橋を渡りますと高島がありますが、今回は高島には寄らずに国道204号線方面に戻りますが、国道204号線に入る交差点で国道には入らずに県道218号線に入って高串漁港方面へと向かいます。この県道218号円が海を眺め走れる爽快路で、途中には瓜ヶ坂の棚田や雰囲気のある満越の街並み、そして伊万里湾に浮かぶ大小の島々の眺望を望めますいろは島展望台などがあります。

そのまま県道を進みますと、広大な大浦の棚田(展望台)があり、国道204号線に一度入りますが100mほど走り県道342号線に入って南下しますと、素朴な中浦の棚田があります。

県道342号線を走っていきますと国道204号線に突き当たりますので、国道を右折して南下します。そして福島大橋を渡り福島に。福島のお勧めは蛙鼻公園と大山公園展望台、そして土谷棚田(どやたなだ)などになります。

再び国道204号線を南下し、途中で県道297号線、県道321号線と走り伊万里湾が一望できる大平山公園に。大平山公園から反対側に山を下りますと西九州自動車道(唐津伊万里道路)の伊万里東府招インターチェンジに入ることができます。

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