走り尽くしのルート
四国エリアで人気の、別子銅山、にこ淵、UFOライン、石鎚山スカイラインを巡る、走り尽くしのツーリングルートです。但し高速道路間の距離が220kmもあり、ほぼ山間の狭路走行のため、平均時速40km/hとしますとバイクでの移動だけで約6時間弱かかりますので、観光や徒歩移動分を考えますと、日帰りでしたら日が長い夏季の朝に別子銅山に入り、暗くなる前には黒森峠を抜ける感じでの時間配分が必要かと存じます。また、ピストン路のにこ渕に行かなければ、往復38m、にこ渕までの徒歩移動などを鑑みて約1時間分を減らせますので、状況に応じてのリルートもありかと存じます。
総走行距離~約220km
高松自動車道を新居浜ICで下りて、一般道を西へと向かい山根公園のところで県道47号線に入り南下します。するとすぐ左に別子銅山記念館があり、その先に煙突山とも言われています旧山根精錬所煙突があります。
入口から頂上までは”健脚”の方でしたら駐車場から10分ほどで辿りつけます。製錬所のレンガ造りの煙突が頂上に残る山で別子銅山のシンボルのひとつでもあります。同所からは新居浜市街と瀬戸内海の好眺望が望めます。
再び。県道47号線に入り、国領川に沿って南下します。やがて、別子銅山銅山のメイン場所でもあります、銅山跡をテーマパーク化したマイントピア別子がありますので、是非、立ち寄りましょう。
マイントピア別子では、別子銅山の歴史を学べたり、砂金採り体験ができたり、鉱山見学などが出来ます。また、炭酸泉と酸素泉の 別子温泉~天空の湯 もあり立ち寄り湯をいただくこともできます。
マイントピア別子~別子銅山の施設跡を利用して作られました鉱山のテーマパークです。観光鉄道が走り鉱山観光が出来るほか、 別子温泉~天空の湯などもあります(鉱山観光:1,300円、 別子温泉~天空の湯:500円 ほか)。
再び県道47号線を南下。別名、別子ラインとも言われています気持ちの良い道です。
青龍橋というループ橋を通り、鹿森ダム付近の登山口から徒歩5分くらいのところに、1905年建築の明治期最大級の鋼製アーチ橋である遠登志橋があります。
人もいなくて、緑の木々の中にポツンと映える赤色の吊橋で、国の登録有形文化財にも指定されていますので、よかったら是非立ち寄って見たいところです。そして、再び県道47号線を南下し、途中で左折しますと、別子銅山の東平(とうなる)地区に到着します。
東平地区は大正5年(1916年)から昭和5年(1930年)までの間、別子銅山の採鉱本部が置かれていた場所で、多くの人々が暮らしていました。当時の遺構が残ります東平は、東洋のマチュピチュとも言われ、特に花崗岩造りの東平貯鉱庫は、その様相に圧倒されます。また、展望台からは赤石山や瀬戸内海の遠望を望むことが出来ます。
さて、来た道をそのまま戻り、県道47号線に出ましたら、左折して再び南下します。やがてヘアピン路が続き、ヘアピン路の中の一つに「天空のコーナー」とも呼ばれています大永山ヘアピンがあります。ここから抜けの良い景観の望むことが出来ます。カーブのイン側に駐車スペースがありますので、そこにバイクを止めることが出来ます。
そして、大永山トンネルを通り、しばらく走り、途中で県道6号線に入ります。この県道6号線が路面状況はまあ良いのですが、狭いうえに先が見づらいので急に対向で車が来ると、ビクッとします。県道6号線に入って壁越しの道路わきから見れる翁の滝まで約14.5kmの区間はゲップがでそうなくらいの小刻みなカーブの連続のため、急がず安全運転で走りましょう。そして、大北川渓谷を見つつ県道6号線を南下。やがて県道17号線に突き当たりますので、そこを右折して西方面へと進みます。ちなみに左へ行きますと、渇水時に川底から現れる旧大川村役場の建物が見られます。
さて、県道17号線を吉野川に沿って西へと進みますと、途中で赤い小金滝橋があり、そこを渡りますと小金滝展望所があり、四国最大の100mの落差を誇ります小金滝の遠望を望むことが出来ます。
また、 滝展望所から県道には戻らず渡河せずに西上しますと、すぐに3つに分かれた道路があるちょっと面白い風景の場所があります。そして、そのまま県道265号線に入り走って行きますと、弁天様のお釜という綺麗な川にあるお釜が橋の上から見られます。橋を渡った先に駐車場もあります。
橋を渡り先を進みますと、県道17号線に合流しますので、再び県道17号線で西へと向かいます。なお、途中に銚子滝という滝に行く分岐路があり、1kmほど走ったところの橋の上から滝が見れるのでお勧めです。
吉野川に沿って県道17号線を走って行きますと、奥吉野渓谷(甌穴)という吉野川の渓谷美が見れる場所(看板)がありますので、橋の上からにはなりますがバイクを止めてちょっと望いてみるのもいいかもしれません。
そのまま県道17号線を走っていきますと、やがて大橋ダムが見えてきますので、県道を外れて吉野川を渡河して大橋ダムへと向かいます。大橋ダムの堤体を渡り、そのまま川沿いを走って行きますと、国道194号線(そらやま街道)に合流しますので国道194号線に入り大森川に沿って南下します。
そして、新大森トンネルを抜けて、大橋ダムから17kmほど走ったところににこ淵入口看板がありますので、そこから脇道に入ります。そして、1.7kmほど走りますと、にこ淵の入口に到着します。なお、近くにはいくつかの駐車スペースがあります。
にこ淵~仁淀川の支流の枝川川にあります淵で、仁淀ブルーと言われます綺麗なサファイヤブルーの水面を見ることが出来ます。駐車場からさほど距離がなくアクセスはしやすいですが、急な階段(整備されています)を下りますため、足元にはご注意を。
最寄りの駐車スペースからにこ淵までは距離はあまりありませんが、急な階段を下りるので足元にはご注意を。階段を下りますと、まさしく、仁淀ブルーとも言われます、深青のとても綺麗な淵を見ることが出来ます。但し、車でも来やすいということながら駐車スペースは少ないので、週末や休日は渋滞することはしばしばで、階段も混雑しますので、訪れるなら平日がお勧めです。前出しましたが、大橋ダムからにこ淵までは19km、今回はほぼピストン路でのルーティングのため往復38kmになり、見学も含めて1時間くらいかかりますので、休日だったり時間的な部分を鑑みられたりされた後、ルートから外されるのもありかと思います。
さて、にこ淵を後にしますが、宿泊ツーリングでゆっくり時間があれば、ピストン路で戻ることなく、そのまま四国カルスト~四万十~足摺岬というルーティングもお勧めですが、とりあえず今回は来た道(国道194号線)を戻り、大橋ダム方面ではなくそのまま国道194号線を走り続けますと、本川トンネルを抜けた先に道の駅 木の香がありますので、走りっぱなしでしたらここで休憩するのもありです。そして、寒風山トンネルチェーン脱着場でもありUFOライン入口でもある側道に入り、UFOラインへと向かいます。
ここからUFOラインが綺麗に見えます東黒森登山口駐車場までは約18km。路面状況は悪くないですが、車線なしの狭路が延々と続きますので、あまり急かずに安全運転でマイペースで走りましょう。途中には寒風山登山口駐車場という好眺望&WCありのスペースもあります。そして、UFOライン 東黒森登山口駐車場に到着します。
瓶ヶ森林道~西日本最高峰の石鎚山に続く四国の山の尾根伝いを走る全長約27kmの町道で、未確認飛行物体がよく見られることからUFOラインと名付けられています。車線なしの狭路ですが、展望台から見るその道の景観はとても素晴らしいです。
山の尾根伝いを走る瓶ヶ森林道(かめがもりりんどう)がとても綺麗に見えます。ちなみに、UFOラインと呼ばれるゆえんは、実際に未確認飛行物体が多く見られるからそうで、そういう意味では走っていて捕らわれないようご注意を。また、この先の瓶ヶ森林道沿いにはUFOライン開通記念石碑や吉野川源流の碑などの記念撮影向きの場所があらいますので、ちょっと立ち寄って写真を撮るのもいいです。
そして、その先にあります瓶が森登山口駐車場からは西日本最高峰の石鎚山や四国の山々の好眺望を望むことが出来、もう少し先にあります瓶ヶ森展望所からは、間近に尖った山容の子持権現山を望みながら石鎚山の絶景を望むことが出来ます。
そのまま瓶ヶ森林道を走って行きますと、県道40号線に突き当たりますので、右折して石鎚山方面へと向かいます。この道が石鎚山スカイラインになります。尖った美麗な石鎚山の山容を見ながら走る好景観路で、しかも、1車線路の走りやすい道なので爽快な走りも楽しめます四国有数のワインディングロードです。
石鎚山スカイライン~県道12号線の面河渓入り口から瓶ヶ森林道に入るまでの約18km区間の総称で、西日本最高峰(1982m)の石鎚山の南側を走り、石鎚山の好景観を望める山岳ワインディングロードです。1車線路で道の状態も良いことから爽快な走りを楽しめる道です。紅葉時には渋滞することもあります。
そして、道中の長尾根展望所からは正面に石鎚山の好景観を望むことが出来ます。
長尾根展望所を過ぎますと、石鎚山が見えなくなりますが、走りを満喫できるステージが続きます。やがて、石鎚スカイラインの関門ゲートを通りすぐに面河川を渡り、そのまま県道12号線である左側に行くのですが、出来れば右側に曲がり、約1.8kmほど舗装路を走った先にある面河渓に立ち寄りたいところです。
透明度の高い、とても綺麗な水が流れる渓谷で、是非立ち寄りたい場所ですが、紅葉時には多くの観光客で賑わう場所でもあります。
さて、面河川沿いに走ります県道12号線を南下していきますと、道の駅おもご ふるさとの駅があります。そして、そのまま走りますと、国道494号線に突き当たりますので、右折して今度は北上致します。しばらく走りますと面河ダム公園があり、ダム湖上を横断する白い橋の四季彩橋を望むことが出来ます。
そして、国道494号線は国道ながら車線なしの狭路になり、細かいカーブが連なります。面河ダム公園の先から見通しの悪い狭路のカーブが16kmほど続きます。なお、県境の黒森峠からは、綺麗な棚田風景が望めます開けた景観が望めます。
その先の国道494号線沿いに白猪の滝農村公園があり、そこの有料駐車場から徒歩30分ほどで綺麗な白猪の滝を見ることが出来ます
白猪の滝農村公園のあたりから国道494号線は道幅も広くなり、やがて1車線路になります。そして、小さい滝ですが、駐車場から5分ほど行ける雨滝や音田の棚田などの近くを通り、国道11号線に突き当たりましたら左折して国道11号線を進みますと、松山自動車道の川内ICに入って帰路に着くことが出来ます。
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