■しまなみ海道・ゆめしま海道(ツーリングルート)

目次

別れが惜しくなる絶景の数々

亀老山展望公園(愛媛県)

ライダーやサイクリストに人気のしまなみ海道。それに離島になりますがサイクリストに人気のゆめしま海道を走るルートプランです。尾道からすぐに橋を渡ってしまなみに入ってもつまらないのでグリーンライン、鞆の浦とポニョの舞台側から入り各島の展望台を巡るルートにしました。とは言え約220kmあり、絶景展望台が多くフェリー多用で時間がかかりますため基本泊まりプランになります。また、ゆめしま海道は、岩城島が2022年に生名島と繋がりますので、それ以降に訪ねるのがお勧めです。ほぼ、しまなみ海道沿いの著名な展望台を網羅し数が多いため、立ち寄り場所は取捨選択して頂けましたらと存じますが、お勧めは開山展望デッキと亀老山です。渡島に時間のかかるゆめしま海道を無しにして訪ねる展望台限れば1日周遊も可です。但しフェリーの発船時間にはご注意を。

総走行距離~約220km

山陽自動車道を福山東ICで下りて、そのまま国道182号線で南下、国道2号線を右折して、途中で県道22号線に入り、芦田川を渡り、県道72号線経由で県道251号線に入ります。この県道251号線は通称グリーンラインとも呼ばれていて、広島県福山市の沼隈半島の東の丘の上を走ります1車線路で、追い越し不可ながらワインデイングが約14km続く眺望もよい楽しい道です。以前は二輪通行禁止でしたが2018年に規制が解除されました。道中には後山公園があり、小さいながら県道沿いにあります桜と眺望メインの展望公園で、駐車場からさほど歩かずに行ける展望台から瀬戸内の多島美を見れるので立ち寄りお勧めのスポットです。

福山グリーンライン 広島県福山市の沼隈半島の東の丘 を走ります県道251号線の約14kmの区間の通称です。以前は二輪通行禁止でしたが現在は解除されて走れるようになっています。追い越し不可の1車線路ながら小刻みにカーブが続き、爽快な走りが楽しめますが、鞆の浦や瀬戸内海の好眺望を眼下に見ながら走れて、展望台もいくつかありますので、のんびりと景色を満喫しながら走りたい道です。

そして、その先には朝陽と夕陽の駐車場があり、内海大橋の遠望が見えますまさに夕陽と、そして夕暮れ時がとても綺麗な展望台です。もちろん日中でもいい景色ですし、県道沿いにありますから、ぷらっと立ち寄られてみてはいかがでしょうか。そしてその先にはポニョの駐車場があります。まさにその名の通り、同映画の雰囲気を味わえる場所で、バイクや車が多く集まっている駐車場です。そして、そのまま丘を下り、県道47号線に出ましたら、一度戻る感じにはなりますが、左折して鞆の浦へと向かいます。

鞆の浦~万葉集にも詠まれています潮待ちの港で古より栄え、朝鮮通信使の従事官が「日東第一形勝」(対馬より東で一番美しい景い勝地という意)と称賛しました、仙酔島や弁天島が瀬戸内の海に浮かぶ景勝地でもあります。また、鞆の浦の町は重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

先ほどの駐車場の名前のアニメ映画のモデルともなった場所ですが、また、古来よりの漁村であり、景勝地であり、枝時代に同地を訪ねた朝鮮通信使が、福禅寺から見た鞆の浦の景色を「日東第一形勝」(朝鮮より東の世界で一番風光明媚な場所の意)と賞賛したほどの景観が望めます。岸辺には、海に浮かぶ仙酔島を望む仙酔島展望地もあります。

福禅寺からの眺め

町中は伝統的建造物保存地域にも指定されていますように、風情のある景観がところどころで見かけられ、中には龍馬の隠れ部屋がある桝屋清右衛門宅などもあります。広い町ではないですが、狭路で観光客も多く、一方通行路などもありますので、走行にはご注意を。

鞆の浦の常夜灯

再び、県道47号線に入り、来た道を戻り西へと向かいます。途中、片道10km、往復20kmのピストンロードですが、時間があれば立ち寄りたいのが、内海大橋を渡り、田島、そしてその先の横島にある王城切石山公園展望台の駐車場から5分くらいの海側に突き出た巨岩の上より、瀬戸内海にポツンポツンと浮かぶ島々の絶景を望むことが出来ます。但し、くれぐれも滑落しないようにご注意を。

さて、県道47号線から県道389号線に入り、浦崎町の湾越しに海沿いの道を走っていきますと、尾道のモンサンミッシェルと言われます沖の観音様が見れます。また、その先に海に浮かぶ(日本三景ではない)厳島神社の大鳥居を望むことが出来ます。

そして、県道365号線に入り、戸崎港に。そこから風情のある歌フェリー(歌戸運航)に乗って、約400m先の対岸の向島の歌港に向かいます。なんと、この歌フェリーですが、閑散時間帯にはフェリー乗り場にある押しボタンを押すと、対岸にいるフェリーが迎えに来てくれます(大人170円、自二90円:約5分)。

向島に渡り、海沿いの県道377号線を南下し、高見山展望台へと向かいます。ここの」山頂展望台は向島随一の景勝地で、きらきらと輝く瀬戸内の海を望むことが出来ます。

そして、本四高速の西瀬戸自動車道に向島ICから入り、因島大橋を渡り、因島に入ります。因島北ICで下りて、県道367号線で北西方面に向かいますと、重井港の近くに景勝地の馬神除虫菊畑があります。春に見頃の除虫菊の白さと海の青さのコントラストがとても綺麗な場所ですが、除虫菊が咲いてなくても重井港の好眺望を望めます。

そして再び県道367号線を戻り、途中で白滝フラワーラインに入ります。車線の無い道で見通しもあまり良くない道ですが、ロータリー?から白滝フラワーラインの駐車場の方に向かいますと、白滝山の展望台に行くことが出来ます。白滝山観音寺があり、その先に五百羅漢像のある展望台で、360度の展望を望むことが出来ます。

白滝山フラワーラインを下りますと、因島大橋記念公園があります。公園内には展望台があり、因島大橋の好眺望を望めます。

ゆめしま海道~愛媛県上島町の弓削島、佐島、生名島の3つの島を繋ぎます全長45.9kmのサイクリングコースです。しまなみ海道と比べて距離も短く、高低差も少ないためサイクリング初心者にも最適なコースです。

そして、国道317号線を南下し、因島の南端にあります家老渡フェリー乗り場へと向かいます。ちなみに途中に因島の南の展望台となります因島公園が高台にあります。 家老渡フェリー乗り場から橋で繋がっていない弓削島へと渡ります(約30分ごとに出稿。大人100円 自二250円~)。ここからゆめしま海道の一部を走ります。県道172号線を走り、島の南側にあります久司山展望台に。

徒歩5分くらい上って着く久司山展望台からは、瀬戸内海の眺望を360度望むことが出来ます。再び、戻り、弓削大橋を渡って佐島へと入ります。佐島には四国八十八か所のお遍路のお寺が多くありますが好眺望の展望台が無いので、そのまま県道338号線を走り、生名橋を渡り、生名島に入ります。生名島は南にあるスポレク公園に展望台がありますが、スルーしてもいいかもしれません。ここから、隣りの岩城島までは現在、橋が無いため、岩城島の立石港から因島の土生港、そして土生港から岩城島の長江港と手間と時間がかかります。但し、2022年には生名島から岩城島へと渡る橋が出来る予定ですので、同橋が出来てから訪ねた方が良いです。特に岩城島には積善山展望台という上島町随一の好展望地がありすので、是非、立寄りたいところです。

春には3000本もの桜が咲き誇りますが、桜の時期は道が一方通行になりますのでご注意を。そして、岩城島の小漕から生口島の洲江へとフェリーで渡ります(約30分に1本。大人150円 自二600円~)。 生口島には島の北西部に西の日光とも称されます耕三寺があり、その奥には未来心の丘があります。彫刻家が作った白い大理石のオブジェが置かれていて、不思議な世界観を醸し出してします。好天時には大理石の白ろ空の青とのコントラストがとても綺麗な場所です。

また耕三寺の近くの向上寺には国宝の三重塔があり、またその裏手には三重塔越しの瀬戸内海を望めます展望台がありますので、是非、拝観されて見られることをお勧めいたします。

未来心の丘

なお、生口島の南には観音山の展望台があります。そして、生口島南ICから西瀬戸自動車道に入ります。途中に瀬戸田PA があり、多々羅大橋を望めます。そして多々羅大橋を渡り、大三島に入り、大三島ICで高速を下ります。大三島はまず多々羅大橋の麓にあります道の駅今治市多々羅しまなみ公園に寄り、多々羅大橋の好眺望を望みます。

そして、県道21号線で島を横断して生樹の御門(いききのごもん)に。

根回りが約30mで樹齢約3000年と言われるこの大樹は、幹の根元に空洞が開いていて、そこを潜ることが出来ます。同樹があります大山祇神社の周囲にはクスノキの巨樹が多く立っていて、大山祇神社のクスノキ群として国の天然記念物に指定されています。そして、県道51号線で島の南西方面に向かいますと、途中に、ところミュージアムや今治市伊東豊雄建築ミュージアムなどの美術館、岩田健母と子のミュージアムなどの美術館があり、そして、岩田健母と子のミュージアムの裏手には宗方海岸という小島の望む小さい綺麗な海岸があり、この近くの道がイナズマのように数か所曲がって映えるポイントはそう叫んでしまうところからヒャッホー坂と言われ、ライダーやサイクリストたちの撮影スポットとして人気を博しています。そのまま県道51号線で海沿いを走りますと、鼻栗瀬戸展望台から大三島橋の眺望を望むことが出来ます。そして、大三島ICより再び 西瀬戸自動車道に入り、大三島橋を渡り、次の島の伯方島に入り、伯方島ICで下りますと、すぐに道の駅伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた、があります。

伯方島Iの好展望地は島の北西部にあります開山公園になります。

駐車場の近くに開山展望台があり、また、そこから500mほど海方面歩いたところにあります開山展望デッキからは、ツツジと桜、そして多々羅大橋と海に浮かぶ島々の絶景を望むことが出来ます。

開山公園に立ち寄りましたら、再び伯方島ICから西瀬戸自動車道に入り、伯方・大島大橋を通り、次の大島に渡ります。大島の展望台は、北のカレイ山展望台と念仏山展望台、そして南の亀老山展望公園ですが、ここは亀老山展望公園に向かうため、大島南ICで下りて、亀老山展望公園の展望デッキへと向かいます。

亀老山の展望台デッキからは、世界初三連吊橋「来島海峡大橋」と日本三大急潮の「来島海峡」、そして、好天でしたら西日本最高峰の石鎚山の眺望を望むことが出来る、まさに絵画のような景観地を見ることが出来ます。特に夕陽時は絶景です。そして、 亀老山を下りて海沿いに向かいますと名の海岸という来島海峡大橋が綺麗に見える名の海岸があります。

名の海岸

そして、その先の高速道路の手前には道の駅 よしうみいきいき館があり、来島海峡大橋の好眺望を望むことが出来ます。

道の駅 よしうみいきいき館 から望む来島海峡大橋

ここで、多島に渡ってきたしまなみ海道のツーリングルートは終了になります。ここから 西瀬戸自動車道に入り本州に戻るか、そのまま四国の今治に渡り、四国ツーリングを行うか、または今治からフェリーに乗って帰路に着くというルーティングもあります。

絶景が多い、瀬戸内海のしまなみ海道、どのルートで離れるにしろ、別れが惜しくなるのは間違いないですが…

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