
2017年の4月に発売されましたレブル250。同年の2017年の販売台数は約3000台で軽二輪の年間販売台数の車種別で6位に入りました。翌年の2018年には約5200台を販売して、PCX150を抑えて年間販売台数1位に。2019年には約8000台を販売して、再びPCX150を抑えて年間1位に。そして、2020年は、なんと1万台を超える13000台以上を販売し、2位のADV150やファイナルのセロー250にダブルスコアを付けて軽二輪ででの年間販売台数1位となりました。

発売以来、毎年売り上げを伸ばし、2020年には13000台超もの販売をしたレブル250。いったい、その魅力は何なのでしょうか。

その大きな要因のひとつがデザインです。今までの国産の軽二輪のアメリカンバイクのロー&ワイドなスタイルと違い、昨今人気のボバータイプに近い迫力のあるファットなスタイリングで、アメリカンタイプながらスポーティさも感じさせられます。

そして、華美なものは取り付けず、iphoneのようにシンプルで分かりやすい、クールなデザインとなっています。

それでいて、灯火類は全てLEDで、マット&ブラックアウトされた質感のあるコクピットに、小型反転液晶メーターを装備し、シンプルながら質感の高い作りになっています。

そして、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒250ccエンジンは、19kW[26PS]/9,500rpmの出力を発生します。

タンク下左側にありますイグニッションをONにしてエンジンをかけますと、マフラーから単気筒250ccから想像する以上に鼓動感にある排気音が小刻みに聞こえてきます。

さて、走りだしてみますと、確かに、アメリカン的に少し足を前に出して乗るポジションなのですが、元来のお尻をどっしりつけて座椅子に座るように乗る感じのタイプではなくて、背中は意外と前気味になり、ハンドル操作がしやすいポジションになっています。

エンジンも回転を上げると、バッバッバッバッと鼓動感のあるパルス音を立て力強く加速し、必要にして十分で、しかも、低回転から高回転までゆっくりきれいに回りますので、有り余るほどのパワーを持つバイクに乗るのと違って、安心してアクセルを回すことが出来ます。

しかも、アシストスリッパークラッチを採用しているということもあるからなのかもしれませんが、クラッチが軽くて握りやすく、街中の渋滞や狭路も、その視界の見やすさを相まってとても走りやすいです。これならロングツーリングでの疲労度も軽減されるかと思います。
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