■伊勢・志摩(ツーリングルート)

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2本の爽快ロードとリアス式海岸の好展望

ツーリングルート定番の伊勢志摩(志摩半島)エリア。基本的には、伊勢志摩スカイラインとパールロード、それから各展望を通るルーティングで、どう一筆書きルートを作るかですが、ほぼ、伊勢志摩スカイライン~パールラインというルーティングが多いようです。あとは海沿いに南紀のどこまで行くかになりますので、時間と距離を鑑みてルート設定されるのが良いようです。

英虞湾

総走行距離~約170km

今回は、伊勢自動車道で志摩半島に入ります。なお、時間と料金を鑑みて、渥美半島突端の伊良湖港から鳥羽港までフェリーを使って渡るという手段もあります。

伊勢湾フェリー(鳥羽港)

伊勢神宮(内宮)に立ち寄ります場合は、伊勢西ICで下りますと、1km強走りますと、猿田彦神社やおかげ横丁があり、そして、伊勢神宮の内宮に到着します。

おかげ横丁

駐車場は各所にありますので、バイクを置いて参拝に行くことが出来ます。

宇治橋

伊勢神宮の内宮の脇から伊勢志摩スカイラインが始まります。一番最初にあるのが一宇田展望台ですが、伊勢湾の多島美は見づらいのでスルーしてもいいかもしれません。

一宇田展望台

そして、伊勢志摩スカイラインを代表する展望地の朝熊山頂展望台に到着します。売店や足湯などがあり、多くの観光客が訪れる展望台ですが、標高555mの伊勢志摩最高峰の朝熊山の山頂からの景観は、近くは伊勢湾から遠くは渥美半島まで望めます。そして、天空のポストと称されます、赤い丸型のポストもありフォトジェニックです。是非、お立ち寄り忘れぬよう。また、朝熊山展望台を出て鳥羽方面に2kmほど進んだ道沿いにも伊勢湾を望める好展望の駐車場があります。

朝熊山展望台から伊勢湾を望む

ちなみに朝熊山の手前に、金剛證寺という伊勢神宮の鬼門を守る1609年創建で立派な仁王門や朱色の社殿を持つ寺院がありますので、立ち寄られてみるのもいいかもしれません。おちんこ地蔵という地蔵様もいらっしゃいます。

金剛證寺 明星堂

伊勢志摩スカイライン~伊勢と鳥羽を結びます約16.3kmの山岳路で、伊勢志摩の最高峰の朝熊山を通り、周囲に視界を遮るものが少ないことから天空のドライブウェイとも言われています。二輪900円(125cc以下通行禁止)

伊勢湾を望みながら伊勢志摩スカイラインを下っていきますと、やがて海沿いを走ります国道42号線に突き当たりますので、右折して国道に入ります。ちなみにここで左折して、約8m走りますと、夫婦岩で有名な二見浦があります。

夫婦岩(二見浦)

当ルートですと、ピストン往復的なルーティングになりますので、二見浦と朝熊山の両方を立ち寄られたい方は、伊勢自動車道を二見JCTまで走られて、途中に原寸大の復元安土城など見つつ二見浦に行き、それから伊勢神宮内宮により伊勢志摩スカイラインに入るというループ的なルーティングもありかと存じます。

鳥羽方面に国道を進みますと、JR鳥羽駅を通り真珠島や鳥羽水族館など、鳥羽の中心地を走ります。ちなみに、鳥羽水族館の国道を挟んだ反対側に鳥羽城跡という九鬼水軍の九鬼嘉隆の居城跡がありますので、城好きな方は、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

そして、国道は内陸部の方に向かっていきますので、県道750号線に入り、イオンが見えます加茂川を渡河して安楽島に入ります。安楽島漁港や鳥羽竜 化石発見地を通り、麻生の浦大橋を渡りますとパールロードに入ります。少し走りますと、道沿い左側に駐車場があり、無名の展望台があります。海とバイクを絡めて写真が撮れますので、お勧めの場所です。

パールロード~鳥羽市と志摩市を繋ぐ約23.8kmの県道128号線の愛称で、樹々や草木が伸びていて景観はさえぎられる場所も多いですが、ところどころでリアス式海岸の志摩半島の景観を望みながら走れる道です。無料。

そこからしばらく走りますと、パールロードで一番賑わっています展望台の鳥羽展望台に到着します。レストランや売店などがあり、のんびり出来る展望台ですが、鳥羽展望台から通路を百数十m先にあります木製の展望台の場所からは、より眺望の良い景観を望むことが出来ます。

再びパールロードに出てそのまま進みますと、的矢湾展望台があり赤い的矢湾大橋を望むことが出来ます。パールロードの象徴的な橋ですので、是非、立寄ってその景観を望みたいところです。

そして、的矢湾大橋を渡り志摩スペイン村を過ぎますと、やがて国道167号線へと入る道があり、そこから国道167号線に入り、そのまま国道260号線に入ります。そして、途中で大王埼灯台に向かう一般道がありますので、そちらに入ります。そして大王崎に到着。近くに有料にはなりますが駐車場がありますので、そこにバイクを止めて、大王埼灯台、大王崎と散策します。断崖絶壁に立ち白い灯台と青い海のコントラストがとても綺麗で、また好天なら富士山が見える場合もあるそうです。近くの宝門の浜も綺麗です。

大王崎を後にして、県道602号線を走って西上します。途中で交差します国道260号線を南に進めば半島の突端まで行くことが出来ますが、片道14kmのほぼピストン経路の割りに好展望台も少ないので、いかれるかどうかは好き好きで。今回のルートでは国道には入らず、そのまま県道602号線を進みます。こちらもピストン経路になりますが、片道4kmながら多くの展望台があります。ともやま公園にはともやま公園展望台があり英虞湾の好景観を望めます。

また、その隣りには桐垣展望台があり夕日がとても綺麗に見えます。そして県道から一本道を逸れて、一つ南の岬に行きますと、ともやまの湯という温泉があり、その岬の先に岬の展望台があり、高さは無いのでほぼ目線状態で英虞湾を眺めることが出来ます。そして、その南には広場があり登茂山展望台があります。芝生広場があるということで、開放感のある展望台です。

登茂山展望台から夕陽を望む

さて、再び県道602号線を戻り、そして国道に至る手前の分岐の一般道を左に入り、そのまま進んで行きますと、志摩市役所の近くで国道167号線と交差しますので、そこを左折してまっすぐに進みますと、やがてそのまま県道17号線に入ります。そして、途中で横山展望台方面へと左折し、そのまま道を上って行きますと横山展望台に到着します。

横山展望台はカフェも併設している展望台で、木製のテラスから眼下にリアス式海岸の英虞湾の美観を望むことが出来ます。志摩半島屈指の展望です。なお、その先まで歩きますと、みはらし展望台やあご湾展望台などもありますが、ほぼ横山展望台と同じような景観になります。

さて、横山展望台から下りて来て、再び県道17号線に入り、浜島方面へと進みます。そのまま進みますと、国道260号線に合流して半島を周遊するのですが、特に好眺望の展望台がすくないため、ここは県道112号線、県道152号線と走り繋ぎ半島をショートカットします。そして、突き当りで右折して国道260号線に入り、そのまま海岸線沿いを走ります。国道260号線は追い越し可の2車線やところによっては1車線のところもあり、幹線ということで車通りも多く、スムーズに走ることは難しいですが、海と田舎の風景が見えてのんびり走ると楽しい道です。そして、途中の南伊勢町から左に入り高台を上って行きますと、あけぼの展望台、かさらぎ展望台、見江島展望台、たちばな展望台があります。

ちなみに、見江島展望台からは入り江(かさらぎ池)がハートの形に見えることから、恋人の聖地にも認定されています。

再び国道260号線に戻り、海沿いに西に進んで行きますと、やがて国道42号線に突き当たり、左折しますとすぐに道の駅 紀伊長島マンボウがあります。そして、その先、紀北町役場のところを右に曲がりますと紀勢自動車道の紀伊長島ICに入れて、帰路に着くことが出来ます。

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