立山黒部アルペンルートを楽しむ
北アルプスを代表する景勝地の立山黒部アルペンルート。専用のバスやケーブルカーなどを使いスケールの大きい景観を楽しむことが出来ます。バイク自体での走りは少なく、ほぼ移動に近いルートですが、室堂、称名滝、雨晴海岸と絶景が目白押しの構成になっています。
総走行距離~約120km
北陸自動車道の立山IC(富山IC)を下りて、そのまま県道6号線(富山立山公園線)を南下して30分ほどで立山駅に到着しますので、ここの無料駐車場にバイクを置いて、立山駅からケーブルカーに乗り立山黒部アルペンルートに入ります。ちなみに立山駅から室堂までは往復で6,320円、大観峰までは9,620円、黒部ダムまでは13,180円かかります。まずは立山駅から立山ケーブルカーで美女木平(約7分)まで行きます。そこから立山高原バスに乗って50分で室堂に到着します。
立山黒部アルペンルート~標高3000m級の山が連なる北アルプスを貫く山岳観光ルートで、長野県大町市の扇沢駅から富山県立山町の立山駅までの約37kmのルートで、バスやケーブルカー、ロープウェイなど6つの乗り物で構成されています。
室堂はアルペンルート最大規模のレストランや展望テラスなどある一大観光地で、立山高原バスの終点で多くの観光客の方々や山登りをされる方が集う場所です。
室堂平~標高2,450mのところに位置します、立山黒部アルペンルートの中心地であり観光の拠点です。3,000m級の山々が眼前に迫る絶景を見ることが出来、また、みくりが池や地獄谷などの景勝地を散策しながら見ることも出来ます。
そして、2,450mの室堂平の地からは、間近に北アルプスの峰々を望めるほか、北アルプスで最も美しい火山湖とも言われますみくりが池など、素晴らしい光景を見ることが出来ますので、是非、少し散策する時間を取られることをお勧めします。ちなみに室堂ターミナルからみくりが池までは片道徒歩20分ほどです。
そして、ここから戻りのもありですし、もう少しアルペンルートで足を延ばしてみるのもありかもしれませんちなみに室堂から立山トンネルを専用のトロリーバスで通り(3.7km:10分)ますと、大観峰に着きます。標高2,316mの同地からは、黒部湖や後立山連峰の絶景を見下ろすことが出来ます。
そして、大観峰からは立山ロープウェイ(1.7km:7分)で高山植物観察園のある黒部平に。黒部平から黒部ケーブルカー(0.8km:5分)で黒部ダムに、そして、黒部ダム駅から徒歩15分でレストハウスや無料休憩所などがあります黒部ダムに到着します。日本一の堤体を誇ります黒部ダムの景観は圧巻ですが、ここまで来るのに時間とお金を労力を費やしますので、どこまで行って、そして戻るかある程度決めてから行った方が良いようです。個人的にはバイクツーリングであれば、室堂か大観峰までがいいかと存じます。もし黒部ダムを見るのであれば、別途長野側の扇沢から改めて見に来る(6.1km:16分)のがよろしいかと思います。
さて、バイクが立山駅駐車場に置いてありますので、来た道をそのまま戻ります。さて、ここまで来たら見ておきたい絶景がもう一つ、日本最大の落差を誇ります称名滝です。立山駅駐車場から県道170号線を称名川沿いに東上します。道中には、悪城の壁という断崖絶壁を望む展望台がありますので、是非、立寄りお勧めです。
そして、やがて称名平駐車場に到着します。一般車両はここまでで、ここから約1.3km(約30分)歩くことになります。そして称名滝展望台に到着します。
落差350mという日本一の落差を誇る称名滝を間近で見れるとあって、その迫力は凄いです。雪解け時など水量の多い時期には、向かって称名滝の右側に幻の滝と言われています落差500mのハンノキ滝も見ることが出来ます。再び来た道を徒歩とバイクで戻ります。立山駅駐車場より南には百間滑や龍神の滝といった景勝地もあります。
再び県道6号線を戻りますが、途中で東方面にオフセットして、富山立山名物の大岩そうめんを食べて見てはいかがでしょうか。特にそうめん金龍 (大岩店と湯神子店があり)は週末には行列が出来る人気店で、食べればそうめんの概念が変わること請け合いです。
さて、再び立山IC、もしくは流杉スマートICから北陸自動車道に入り西上します。そして、小杉ICで高速を下りて国道472号線で射水市に入りますが、途中で西に向かって庄川を渡り高岡市街に入りますと、日本三大大仏の高岡大仏があり、また藤子不二雄さんの出身地ということでドラえもんにまつわるものも多くあり、ドラえもんの空き地やドラえもんの散歩道などもあります。ご興味のある方は、是非。
高岡大仏~富山県高岡市の大佛寺に鎮座されています銅製の阿弥陀如来坐像で、1221年以降木造の大仏像は幾度が焼失し、現在の大仏像は1933年に完成したものです。像の高さは7.43mで、奈良の大仏(15m)と鎌倉の大仏(11.39m)と並び日本三大仏に称されています。
さて、高岡市街からそのまま海に向かい国道415号線を走りますと、冬場の良く晴れた日と言う、バイクではかなり難易度の高い時期に海に浮かぶ立山連峰を見ることが出来ます。特に義経社辺りから女岩 (めいわ)越しに浮かぶアルプス連峰の景観は素晴らしいですが、道の駅 雨晴からでもほぼ似た絶景を見ることが出来ます。
雨晴海岸(あまはらしかいがん)~富山湾が湾曲している部分で湾越しに3000m級の立山連峰がまるで海に浮いているかのように見える海岸です。特に冬の晴天時に見える真っ白な山峰はとても綺麗です。
そして、そのまま海岸線沿いの漁火ロードを走り、東海北陸自動車道の氷見北ICに入り帰路に着かれるか、また七尾市、能登半島方面に向かうことも出来ます。
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