国内有数の絶景&爽快路
国内を代表する爽快ワインディングロードの志賀草津道路。ライダー冥利に尽きる、楽しい走りを満喫できる場所です。また、湯釜や毛無峠、渋峠などの絶景地も数多く、名湯も多いことから、是非、温泉宿に浸かりながら思いっきり走りと景色を楽しみたい場所です。
総走行距離~約200km
関越殿渋川伊香保ICを下りて、県道35号線と国道353号線を経由して箱島ICから吾妻川沿いを走りますと、やがて八ッ場ダムが見えてきます。駐車場のあります八ッ場見放台という展望台がありますので、話題になったダムということでちょっと立ち寄って見るのもいいかもしれません。ちなみに八ッ場ダムにより出来た八ッ場あがつま湖に架かります大きな八ッ場大橋と不動大橋がありますが、不動大橋を渡るとすぐに、落差約40mの不動滝が見えるビューポイントがありますので、こちらもよろしかったら是非。
そのまま、吾妻川沿いの国道145号線を西上して行きますと、長野原から国道292号線に入り草津に向かえますが、ここは草津カントリークラブの脇を通る国道292号線の方ではなく、風情のあります白砂川沿いの国道292号線を走るのをお勧め致します。こちらの道中には伝統的建造物群保存地区にも指定されています赤岩の集落(幹線から外れてゆっくりと集落内を走られることをお勧め致します)やノスタルジックな旧太子駅などがあります。
ちなみに時間がありましたら、この周辺には、川を掘って温泉に入る尻焼温泉や、駐車場からシャトルバスに乗りますが日本最大級のチャツボミゴケの群生地の中之条町チャツボミゴケ公園や、岩肌が圧巻の嫗仙の滝などがありますので、滞在型や時間がある場合のツーリングの際にはご興味がありましたら立ち寄って見られるのもいいかもしれません。
中之条チャツボミゴケ公園~群馬県の中之条町にあります公園で、本州ではここにしかないというチャツボミゴケの群生を見ることが出来る貴重な場所です。園内を専用のシャトルバスで移動後、約300mを徒歩で移動しますと、チャツボミゴケの群生地に着きます。入場料600円。
嫗仙の滝~落差35mの滝で、滝の水分に鉄分が含まれており、水が滑落する岩が赤色に染まっています。無料の駐車場より山道を約30ほど歩きます。滝の近くには、樹高35mの嫗仙の滝のカツラの木があります。
そして、国道292号線や県道55号線を通って草津温泉に到着致します。日本三名泉のひとつにも数えられます草津温泉。共同浴場や日帰り湯が数多く在りますが、大きな温泉街ですので、出来れば温泉に泊まって通行手形を購入して内湯巡りなどしながらのんびりと過ごしたい湯治場です。見どころとしましては、町の中心地にあります湯畑や温泉街西側にあります西の河原。特に西の河原は100人が入れそうな大きな露天風呂があります。
草津温泉~日本三名泉にも数えられる温泉で、日本一の温泉の自然湧出量を誇ります。温泉街の中心地にあります源泉の湯畑や湯の温度を下げるための湯もみが有名。恋の病以外は全て効くという薬湯でもあります。
さて、草津温泉から国道292号線で万座温泉へと向かいます。同区間は噴火警戒レベルにより通行止めになったり、二輪等が通れない場合もありますので、事前にご確認ください。道中には殺生河原という荒涼地のみどころがありますが、硫化水素が出ている場所ですのでガスを多く吸わないよう、散策にはご注意を。
道はどんどんとこうどを上げていき、途中で道沿いに見晴台という景観のいい場所がありますので、ちょっと立ち寄って見るのもいいかもしれません。そして、湯釜の駐車場へ。湯釜までは駐車場から徒歩15分ほどですが、世界でも有数の酸性の湖であり、周囲は火山性ガスが発生しているため立入りできないこともありますので、こちらも事前にご確認を。ちなみに少し登りますが、草津白根山火口展望台からは湯釜が見やすいです。
湯釜~白根山山頂にあります直系300mの火口湖で、強酸性の湖水で生物は住んでいません。荒涼とした地にエメラルドグリーンの湖面が映え、展望台からその景観を望むことが出来ます。噴火レベルにより立入禁止になる場合があります。
さて、ここからルート的には片道15kmほどのピストンルートになりますが、渋峠の方には行かず、県道406号線で万座温泉へと向かいます。万座温泉は草津温泉とはまた違うこじんまりとしながらも情緒にある温泉街で、もちろん立ち寄り湯も楽しめ、絶景が望めます万座プリンスホテルこまくさの湯や風情ある日進館などが有名です。見どころとしましては、温泉街の高台にあります熊四郎の展望台や火山性のガスを噴霧している万座空噴などがあります。
さて、万座温泉から万座峠を超えて上信スカイライン(県道406号線)を走り、途中で県道112号線へと入り毛無峠へと向かいます。どんどんと周囲が荒涼的な景気になり、そして毛無峠に。ここからは四阿山などの好眺望が望め、荒涼感も漂っていてバイクツーリングならではのお勧め場所です。群馬県との県境になり、この先は鉱山跡がありますが立入禁止区域になります。
毛無峠~群馬県と長野県の県境の近くにある標高1823mの峠です。硫黄の採掘により周囲の樹々が伐採されたりや枯れたりして、荒涼とした地が広がっています。峠からは好眺望を望めますが、小串鉱山跡があります群馬県側は立入禁止。同案内の看板がSNSなどで話題となりました。
さて、再び来た道を戻り。白根山のところで国道292に突き当たった後、左折して、今度は渋峠の方に向かいます。しばらく走りますと、ヘアピンの途中に渋峠南側展望駐車場があり、ここから白根山を間近にした好眺望を望むことが出来ます。また、その先に標高2172mの日本の国道最高地点があり、碑があるとともに、そこからははもとより草津までも望める好景観を望むことが出来ます。
なお、少し先の群馬県と長野県の県境にあります渋峠ホテル(要営業時期&時間をご確認を)にて、日本国道最高地点の到達証明書が販売されています。またその先の横手山はスカイレーターというエスカレーターに乗って山頂に上る必要がありますが、山頂のヒュッテに美味しいパン屋さんが、また志賀高原の好景観が望めます満点ビューテラスもあります。
そのまま国道292号線(志賀草津道路)を走ります。景色もいいですが、走りも楽しく、爽快な峠道を楽しめる道です。
そして、木戸池や三角池を通り過ぎ、丸池の所から県道471号線に入り、東館山や焼額山などのリフトが立ち並ぶスキー場地を通り過ぎます。快適な志賀高原内の走行を楽しみつつ、やがて野沢温泉に着。
大湯などの共同浴場があり、時間があればひとっ風呂を浴びたいところです。そして、国道117号線を下り、飯山市の豊田飯山ICから上信越自動車道、もしくは国道117号線で新潟方面へと行き国道353号線に入ると塩沢石土ICから関越道に入ることが出来ます。
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