1周約100kmの男鹿半島。半島の麓には八郎潟が、中央部には寒風山があり、そして、海岸線には入道崎やゴジラ岩などの名所があります。最近は水鏡も撮れる鵜ノ崎海岸も人気です。いろいろな景観や風情を楽しめるツーリングにうってつけの半島です。
総走行距離~約150km
半島を一周するルートということで、今回はより海に近い方を通るために左側通行を鑑みまして時計回りに回るルーティングをご案内いたします。
秋田自動車道の昭和男鹿半島ICを下りて、国道101号線で男鹿半島に向かいますが、せっかくですので八郎潟沿いを走っています。国道を途中で右折して馬踏川と八郎潟の交流部分へと至り、そのまま左折して八郎潟沿いを走ります。途中に排水機場などがあります。道は狭く、背の高い草に遮られて八郎潟の眺望は見づらいですが、車通りも少なく風情があり開放感もあって、走っていて気持ちのいい直線道です。但し、釣り人も多いので、ご迷惑をかけないようにゆっくり静かに走りましょう。
八郎潟の天王エリアをぐるっと走りますと、江川漁港脇の県道104号線で船越水道を渡河できますが、橋を渡らずにぐるっと迂回する感じで一度国道101号線に戻ってから西上するのがお勧め。実は、この国道沿いに巨大なまはげ像があり、ここで記念写真をパチリ。男鹿半島(秋田県)に来た感が増します。そして、新ためて国道で船越水道を渡河します。
そして、そのまま県道54号線、55号線で内陸部に入り、寒風山に向かいます。草原地を走り、途中に寒風山食堂というドライブインっぽい食堂があり、やがて駐車場に着。そこから回転展望台まで歩きますが、男鹿半島がもちろんのこと鳥海山や白神山地など360度見渡す限りの好景観を望むことが出来ます。
寒風山~男鹿半島にあります標高355mの火山で、男鹿三山の一つ。山頂部には回転展望台があり、360度の景観を望むことが出来ます。
そして、駐車場から5分ほど坂を上りますが、是非立ち寄りたいのが、回転展望台と道を挟んだところにあります姫ヶ岳です。まさに芝生が広がり、そのまま麓まで転がって行けそうな感じもする開放感のある景観地です。男鹿半島随一の好景観スポットといっても過言ではないかもしれません。
再び、県道55号線(寒風山パノラマライン)に入り北上、途中で板場の里という景勝地を過ぎて、やがて国道101号線へと突き当たります。左折して、そのまま南下し、海沿いを走ります県道59線に入り西上します。しばらく走りますと、男鹿駅前を過ぎ、道の駅 おが オガーレに。レストランでも地物の海産物を食せます。
そのまま県道59号線を走りますと、鵜ノ崎海岸に到着します。水鏡が出来て、インスタ映えで人気の場所ですが、水鏡が出来るには潮や天候の条件があり、なかなか狙っていかないと難しいです。また、足元が汚れることは必至。それでも、水鏡で出来なくても、潮が引きますと、奇岩の小豆岩のほか鬼の洗濯岩なども現れて、浅瀬で遠くまで歩くことが出来、綺麗な眺望を望めますので、是非、立寄って見たい場所です(駐車場あり)。
鵜ノ崎海岸~凪のときに水が鏡のようになる水鏡が出来る海岸で、秋田のウユニ塩湖とも呼ばれています。干潮時には200mほど先まで岩礁を歩くことも出来ます。日本の渚 100選にも選ばれています。
再び、海沿いの県道59号線を走って行きますと、やがて、潮瀬崎に到着します。ここにゴジラに似たゴジラ岩がありますので、ちょっと立ち寄って見るのもいいかと思います。奇岩奇勝も多い場所です。
そこからもう少し先に進みますと門前に入り、約10mのなまはげ立像があります。迫力ある立像で、駐車場内にあるためバイクと一緒に写真が撮れますので、是非、記念撮影に立ち寄りたい場所です。
なお、そこから海岸を歩いて15分ほどの場所から、岩伝いに流れ落ちる約60mの門前大滝を見ることが出来ます(そこからもう10分ほど歩きますと滝壺に行けます)。県道59号線でその少し先に舞台島駐車場という駐車場が道沿いにある、その名の通り舞台島が見れる眺望スポットがあります。また、その先には芦の倉駐車場があり、そのすぐそばにあります大桟橋展望台からも好眺望を望むことが出来ます。
また、その先の加茂漁港から海沿いに戻りますと、カンカネ洞という海食洞があります(駐車場あり)、ちょっとマイナーな場所ですが立ち寄って見るのも面白い場所です。
再び海沿いの県道59号線を走って行きますが。この辺りから岩礁も増え、荒々しい日本海の光景を望むこと出来ます。やがて男鹿水族館のある場所に着きますが、ここは戸賀湾展望公園に寄って、日本海の景観を望みたいところです。そして、そのまま県道を進みますと戸賀港に着きますので、少し分かりづらいですが、そこから県道121号線に入り八望台を目指します(県道59号線からは県道121号線には直接入れません)。そして、一ノ目潟、二の目潟、戸賀湾が望める好景観場所に八望台に到着します。
寒風山の遠望も望めて、360度のパノラマを楽しめます立ち寄りお勧めの場所です。ちなみにその先の細い脇道を入った先に男鹿大滝駐車場があり、そこから15分ほど歩きますと甌穴とくっついた珍しい男鹿大滝があります。駐車場までの道が狭くて悪路な上、駐車場から15分の道のりながら、何回も川を渡る渡渉があり要長靴で難易度の高い滝です。ツーリング中にぷらっと立ち寄るにはお勧めは出来ませんが、滝好きで是非、と言う方は是非。
来た県道121号線(おが潮風街道)を戻り入道崎へ向かいます。男鹿半島の最西北端にある岬で、男鹿半島を代表する景勝地です。綺麗な草原と断崖絶壁のコントラストがとてもいい場所で、シマシマの入道埼灯台や絶壁の鹿落としなどの観光地もあります。
入道崎~男鹿半島の西北端にあります一面芝生の景勝地で、北緯40度ラインのモニュメントもあります。入道埼灯台は日本の灯台50選にも選ばれています。
さて、入道崎から県道55号線を南下し、男鹿半島の北側の海沿いを走ります。途中でなまはげラインという面白い名前の道がありますので、是非入ってみてはいかがでしょうか。道自体は普通の道ですが、しばらく走りますと、真山神社へ向かい道がありますので右折します。
男鹿半島を代表する古刹で、なまはげ館やリアルななまはげを見れます男鹿真山伝承館、樹齢1000年以上のかやの木などもあります。来た道を戻り、再びなまはげラインに入り右折しますと、やがて北浦安全寺棚田があり、そして国道101号線と交差しますので、ここで左折して国道に入り、再び男鹿半島の北側の海沿いを走ります。
しばらく走りますと、男鹿半島の大潟ジオパークの中にあります安田海岸に到着。ここではジオパークらしく地層が見れるほか、入道崎の遠望なども望めますので、時間があれば、是非とも立ち寄りたい場所です。そして、そのまま進みますと男鹿半島の北側の付け根辺りになりますが、大型風車が何基も回っています釜谷浜海水浴場に着きます。
ちなみに、この辺りから見る夕焼けはとても綺麗です。そしてそのままm秋田自動車道の八竜ICに入り、帰路に着きます。
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