青森と道南
青森港や大間港からフェリーに乗れば、自車で北海道に上陸出来ます。フェリーの時間にもよりますが、北海道に渡り、ちょっと大沼公園までなら青森発なら日帰りも可能です。そんな津軽海峡をフェリーを使って周遊するツーリングプランを作ってみました。本州最北の地まで来たら、ぜっかくなら北海道の地に足を付けたいと思いませんか?
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総走行距離~約220km
起点は東北自動車の青森IC。ちなみに、青森ICの近くには縄文時代の集落跡地の三内丸山遺跡や、大きい犬(あおもり犬)のオブジェがあります青森県立美術館などがあります。そのまま北海道への連絡船が発着します青森港へ。港の近くには、ねぶたが展示されています「青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ」がありますので、フェリーの時間を鑑みつつ、是非、立寄られて見られることをお勧め致します。ねぶたの迫力を感じることが出来ます。
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ちなみに青森港から函館港までですが、青函連絡船が1日8便(所要時間4時間)、津軽海峡フェリーも1日8便(所要時間3時間40分)が出ています。料金は時期やバイクの排気量によって変わってきますが、青函連絡船が4,240円~6,270円/片道、津軽湾フェリーが4,970円~8,450円(船室スタンダード)になります。
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函館港に着きましたら、函館観光は後にしてすぐに大沼に向かいましょう。時間があれば、片道12km、一周27kmで約50分ほどで観光時間を入れて別に1時間ほど時間がかかりますが、大沼の好眺望が望めますきひじき高原パノラマ展望台や噴火湾眺望台がお勧めです。
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時間が無ければ、そのまま大沼駅方面へと向かいます。大沼の景勝地として著名な「千の風になって名曲誕生の地」を目的地として、大沼越しの駒ヶ岳の秀峰を望むことが出来ます。道南随一のこの景観を見ただけでも北海道に来た感を味わえます。
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さて、そのまま取って返すように函館に戻ります。ちょっとあわただしいですが、何せ往復フェリーを使いますので海上移動の時間がかかりますので、そのあたりはご了承ください。
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函館の見どころは五稜郭と函館山、そして八幡坂、函館ハリストス正教会でしょうか。五稜郭はその姿を見るには五稜郭タワーの上るのがお勧めですし、函館山はロープウェイに乗りますので時間がかかります。時間にもよりますが、大沼からの帰路で五稜郭沿いを通り、五稜郭タワーには上らずに、函館ハリストス正教会と八幡平を眺め見ながら、函館山ロープウェイに乗って、函館の街を一望するのがお勧めです。
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実は、函館ハリストス正教会と八幡坂、函館山ロープウェイ山麓駅はほぼ隣接していることと、ロープウェイは15分毎(混雑時は5〜10分毎)に出ていて、しかも乗車時間はわずか3分なので、可能であれば、函館を象徴するこの光景を眺め見たいものです(往復1,500円)。
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さて、函館港から再びフェリーの乗って青森へと向かいますが、時間を見はからって函館で時間を使うか、青森県に渡って時間を使うかは、皆さまの出立場所や状況に応じてご検討ください。ちなみに当ルート案では、このまま青森港の戻るのもピストンルートになるので、大間港へのルーティングをとりました。
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ちなみに、函館港~青森港が時間にして津軽海峡フェリーが3時間40分で青函連絡船が4時間。函館港~大間港が津軽海峡フェリーで1時間30分。大間から最寄りの高速道路の七戸ICまで約2時間20分と、時間的にはどちらもほぼ同じですが、到着地が青森と七戸と違うところと、もちろん大間経由の方が多くバイクの乗りますので疲労度が増えますが、マグロの大間に寄れたり、また時間があれば仏ヶ浦や恐山に寄れ、もちろんフェリー運賃は安く済みます(その分、ガソリン代は余計にかかりますが)。
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とにかく、青森港~函館港往復で、フェリーの乗船時間だけで計7時間20分~8時間、片道を大間経由でもフェリーの乗船時間は計5時間10分~5時間30分かかりますので、時刻表などを鑑みながら、ご自身のお好みのルーティングをされるのがよろしいようです。
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ちなみに、大間港に着いてから、そのまま最短ルートでむつ市街に行くと約1時間(50km)ですが、海沿いを走って仏ヶ浦経由でむつ市街に行くと約2時間20分(100km)かかります。しかも仏ヶ浦の駐車場から仏ヶ浦の海岸までは(急な階段を下り上りして)往復約30分かかります。道沿いに仏ヶ浦の遠望が望めます展望台もありますが、やはり仏ヶ浦見学はなかなかにハードルが高いようです。
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