■奥多摩(ツーリングルート)

都内随一のツーリングエリア。走りも楽しめます。

奥多摩といえばやはり奥多摩周遊道路で、走り屋のイメージが大きいですが、数々の渓谷や奥多摩湖などの風光明媚な場所もあり、都内でも随一のツーリングエリアです。今回は青梅ICから奥多摩湖へ、そして、奥多摩周遊道路を経て、あきる野市に出るルートをご紹介致します。

奥多摩湖

総走行距離~約145km

首都圏中央連絡道の青梅ICで下りて、昭和レトロ商品博物館などがあります青梅駅前方面に向かいます。

青梅~1990年に町興しとして行われました「青梅アートフェスティバル」で、映画看板絵師の久保板観さんがレトロな映画館版を町中に掲げたことからそれが話題となり、レトロの町として有名になりました。また「猫町」として猫をモチーフとしたアートも町の中に点在しています。

昭和レトロ商品博物館の周辺は、昭和幻燈館や青梅赤塚不二夫シネマチックロードなどがあり、いろいろな昔のシネマの看板がところどころに掲げられていて、レトロな雰囲気を醸し出しています。

バス停や電話ボックスもレトロチックな作りになっていて、また、猫のオブジェも多くあり、写真映えする場所が多くあります。ちょっと立ち止まって、愛車と一緒に写真を撮ると面白い場所です。但し、結構車通りが多いですので、迷惑が掛からないよう停車する場所にはご注意を。

さて、レトロ感溢れる青梅市街を抜けて青梅街道の国道411号線を西上します。多摩川沿いに走る道で、意外と交通量は多いですが、、多摩川の渓流が見え隠れして、走っていて気持ちのよくなる道です。しばらく走りますと、青梅線の御嶽駅があり、その駅前すぐのところに御嶽渓谷があります。巨岩が点在する河原的な渓谷ですが、橋上からぱっと見れる気軽感のある渓谷です。

御嶽渓谷

ちなみに対岸には、日本画壇の巨匠の、川合玉堂の作品を展示している玉堂美術館(月休:500円)があります。また、少し同県道45号線を戻りますと、旧家の青梅吉川英治記念館があります。

再び青梅街道(国道411号線)を西上します。そして、今度は青梅線の鳩ノ巣駅前に鳩ノ巣渓谷があります。

鳩ノ巣渓谷

この鳩ノ巣渓谷は、多摩川沿いにある渓谷の中でも随一の荒々しさがある渓谷で、バイクを降りて歩いて見に行くことにはなりますが、是非とも立ち寄りたい渓谷です。ちなみに、渓谷のところに双竜の滝、水神の滝という小滝がありますが、その周辺は廃旅館群があり、廃墟好きの方には別の意味でお勧めの場所かもしれません。

そこから少し西に走りますと、白丸調整池ダムがあり、ちょっとしたスペースの駐車場があります。この白丸調整池ダムは魚が遡るための魚道があるのが特徴で、縦坑を降りる約30mの螺旋階段も神秘的です。また、放水時はかなり間近にその迫力を感じることが出来ます。

白丸調整池ダムにある螺旋階段

また、白丸調整池ダムから少し西に向かいますと数馬峡橋があり(駐車場あり)、そこからエメラルドグリーンの水面をたたえた数馬峡があります。

数馬峡

そして、そこから少し歩いたトンネルの脇道に切り通しや、数馬隧道などがありますので、バイクを降りてぷらぷら散策するのもいいかもしれません。

数馬隧道

再び国道411号線を走り、青梅線の奥多摩駅のところから分岐します日原街道を北に約10km向かいますと、都内随一の鍾乳洞の日原鍾乳洞(800円)があります。但し、ここまではピストンロードになり、往復20kmほどの行程+鍾乳洞内の見学時間がありますので、時間やご興味により、立ち寄られるかどうかご判断された方がいいかもしれません。鍾乳洞自体は素晴らしいところです。

日原鍾乳洞

日原鍾乳洞~総延長1270mの関東地方では最大級の鍾乳洞で、内部はいろいろな色の照明で石柱が照らされて、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

さて、時間があり、酷道好きの方にお勧めなのが、国道411号線を走り白髭トンネルを超えてすぐ左側にあります旧道で、別名は奥多摩むかし道と言って、昔の人が通った道として史跡が点在している道です。一車線の舗装路ですが、かなり道の状況が悪く崖沿いを走りますため、車では離合が難しい場所もありお勧めできませんが、バイクならではの酷道かもしれません。

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