某漫画でも描かれた、走りを楽しめる道を繋ぐルート
群馬県内にあります上毛三山。その中の二山の赤城山と榛名山を周るルートです。各々、爽快な走りが出来る道があり、そして、山上には湖、神社があり、風情や史跡巡りを楽しめるエリアです。また、道中には、伊香保温泉や日本三大うどんにも選ばれます水沢うどんのお店が軒を並べています。走りを楽しみながら食も湯も楽しめます、北関東エリアで人気のツーリングコースです。
総走行距離~約120km
関越自動車道の昭和cより広域農道経由で県道251号線に入ります。途中、突き当りの分岐を左に行きますと、落差20mの砂川大滝があります。
ここから赤城の大沼まで続く道はヘアピンが多い、路面状況もいいワインディングロードの赤城道路の北麓側で、実は、多くのバイクが結構なスピードを出して走っている場所なので、走行には注意を。
赤城山頂付近にあります大沼は標高1300超のところにあります周囲4kmの沼で、湖畔の半島に赤城神社があります。啄木鳥橋という赤い橋もあり風情を感じられる場所です。少し先にあります(未舗装ですが)駐車場のある沼畔からは、静かでおだやかな水面を見ながらのんびりすることが出来ます。
赤城神社~赤城山の大沼湖畔にあります、赤城山をご神体山とする神社で、平安時代からその歴史がある古社です。
さて、大沼を後にして、そのまま赤城の南面の道路に走りだしたいとことですが、ここは時間があれば、道の近くにあります覚満淵によってみたいところです。
遊歩道もあり、特に新緑の頃には緑に包まれて、とても雰囲気のある場所で、写真映えもするスポットです。そして、そのすぐ先にあります鳥居峠にも立ち寄りたいところです。赤城道路から入ったすぐのところに駐車場があり、その近くに赤城登山鉄道赤城山頂駅跡があり、眼下に好景観を望めます。赤城、榛名エリアはバイク走行中にはなかなか俯瞰の景色を見れるところが少ないので、是非、立寄られることをお勧め致します。
さて、大沼からですとここから赤城の南麓側の道路は下りになりますが、今回はあえて赤城道路ではなく、県道16号線(大胡赤城線)で下りるルートにしました。県道16号線は小刻みにカーブやヘアピンのあり路面状況もいまいちですが、車通りが少ない道です。但し、小さいカーブが100弱もあるタイトロードのため、爽快に走りたい方は赤城道路の方を走られた方が良いかと存じます。道中には赤城山パノラマ展望台と赤城不動大滝です。
赤城山パノラマ展望台は夜景がきれいなところで有名ですが、日中でも好天でしたら眼下に関東平野の景観が眺められます。また、赤城不動大滝(滝沢の不動大滝)は落差50mの赤城山中最大の滝で、駐車場から徒歩20分ほどですが、熊が出るので熊除けの鈴は必携です。
再び、赤城道路を下って行きますと、旅籠 忠治館の近くに朝日の滝があります。落差10mほどながら、風情があり、徒歩10分ほどで着きますので、滝好きの方なら、是非、立寄られてみてはいかがでしょうか。
そのまま、赤城道路を下りますと、国道353号線にでますが、桜の咲く4月やツツジが咲く5月などであれば、混んでいるかもしれませんが、赤城南面千本桜という桜並木を通って行くのもいいかもしれません。
さて、国道353号線に出て、渋川方面に向かいますと、道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡があります。風車があり、アスレチックの遊具や芝生がありますので、家族連れで来るとお勧めの場所ですが、売店のけんちん汁も美味しいですので、バイクでぷらっと立ち寄るのもお勧めの道の駅です。
実は、この国道353号線で渋川方面に向かっていく途中に、いきなり北海道っぽい樹々が一列に並んだ広大な芝が広がる場所があります。群馬県畜産試験場という場所でなのですが、道沿いにバイクを止めて、北海道っぽい景観をバックに写真を撮られてみても面白い場所です。
さて、そのまま国道353号線をしばらく進み、県道156号線を左折して、そのまま県道26号線、県道15号線と走ります。道沿いに、命と性ミュージアムや珍宝館などB級ミュージアムが点在していて、なんとなく楽しい道です。やがて、水沢観音と、水沢うどん街に着きます。
水沢うどん~水沢観音の参拝客用にふるまわれたのが起源とするうどんで、日本三大うどんのひとつとも言われていて、水澤観音の周囲には十数軒ものうどん店が点在しています。
水澤観音の近くにうどん屋さんが10件以上、軒を並べていて、事前に調べて自分好みのお店に行くのも楽しいかもしれません。そして、そのまま道を登っていきますと、伊香保温泉に到着します。
伊香保温泉~温泉街の中心に365段の石段があり、その両脇に旅館やお土産屋、遊技場などが軒を並べています。石段の途中には共同浴場の石段の湯が、石段上部には伊香保露天風呂があります。
石段沿いに温泉宿や土産物店が並ぶ温泉街で、射的などもあり、階段を上りながら目も楽しませてくれる温泉街です。日帰り温泉施設もあり、立ち寄り湯も気軽にできます。
その後、榛名山へと続く県道33号線、通称、榛名山道路を上っていきます。某漫画でも有名になりました峠道ですが、道幅はそんなに広くなく、また結構タイトなカーブが続く道です。取り締まりも行われてたりしますので、走行にはご注意を。やがて、同道路名物の榛名山手前の直線路を通りますと、榛名湖に到着します。
湖畔からは榛名富士とも言われます秀麗な榛名山が見えます。さて、榛名湖からは4方に道が伸びていて、伊香保温泉から上って来た榛名山道路(県道33号線)のほかに、南東部の高崎市街と繋がる県道28号線、北西部の東吾妻町へと向かう同じく県道28号線、そして南西の倉渕方面に向かう県道33号線があります。ここから帰路につくのであれば、高崎市街に下りた方が距離は短いですが、高崎市内は混みますので、距離はありますが、好天時なら県道33号線で倉渕経由でそのまま安中市まで抜けて、上信越自動車道の松井田妙義ICに入るという経路もありかと存じます。ちなみに倉渕から西に向かうと、北軽井沢に出ることも出来、ツーリングフィールドを広げることも出来ます。
尚、榛名湖の南西にあります榛名神社は風情のある古社で、時間があれば、立ち寄りお勧めのスポットです。
榛名神社~586年創建と伝わります古社で、上毛三山の榛名山を祀る神社です。本社・幣殿・拝殿、双龍門など6棟が国の重要文化財に指定されています。
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