B級スポットや温泉が楽しめる人気の観光地
栃木県北部にあります那須温泉郷。遊園地やアウトレット、ペンション群があり、家族連れで観光される方が多く観光地のため車通りも多くて、ツーリング的にはのんびりとした風情を感じ辛い場所かもしれませんが、ボルケーノハイウェイや那須甲子道路などワインディングロードがあったり、那須岳や殺生石などの見どころもあったりと、代表的な絶景スポットは少ないものの普通にツーリングを楽しめるエリアです。しかし、やはり那須の魅力といえば樹々に囲まれた道やプチミュージアム、B級スポットなどがあり、自分の好みに応じて、走りよりも観光系のツーリングスタイルを楽しむのもありなエリアです。
総走行距離:約70km
首都圏方面からですと、東北道の那須ICを下りて、樹々に囲まれた県道17号線(那須海道)を北上します。新緑の頃は気持ちよく走れます。この道中にお菓子の城や、途中のりんどうラインを右折しますと、トリックアートやクラシックカー博物館などが点在しています。ちなみに那須海道沿いには戦争博物館などのニッチなB級?ミュージアムもあります。
那須海道は那須のメイン道路のため、車が多く、所々で施設に入る右折車による渋滞なども起こりがちなため、それを避けるためりんどうラインを左折して、やがて板室温泉へと向かいます板室街道に入ります。しばらく走り、途中で那須ハイランドパーク方面へと向かいます会津中街道に入ります。そのまま走りますと、乙女の滝の駐車場に着きます。
落差10m、幅5mほどの小柄な滝ですが、駐車場からすぐで、階段を下りると滝壺の近くまでいけますので、気軽に滝の風情を楽しめるお勧めスポットです。
さて、那須高原スカイラインとも称されています県道266号線をそのまま進みますと、那須山麓のペンション村に入りますが、車通りが少なく、樹々に囲まれて気持ちよく走れる道が続きます。しばらく走りますと南ヶ丘牧場があります。
南ヶ丘牧場は入場無料で、牧場ならではの美味ししソフトクリームや食事処もありますので、立ち寄り休憩にいい場所です。
南ヶ丘牧場があります交差点を左折し進むと、再び那須海道に入り、温泉街に入ります。温泉街には河原の湯や小鹿の湯などの共同浴場もあります。そのまま進みますと、殺生石の駐車場(無料)に到着します。
殺生石~硫黄臭い火山性ガスが噴出し、多くの石が転がる殺伐とした場所で、昔の人が生き物を殺す石と言ったことからその名が付いたそうです。なお、ガスが多い時は立入禁止になります。
ポイント的な景勝地の少ない那須では、かなり見ごたえのある場所です。硫黄の臭いが充満しているなか、ところどころで湯気があがり、また多くの数の石が転がっている殺伐とした光景がみられて立ち寄りお勧めのスポットです。また、殺生石の近くには、人気の足湯のこんばいろの湯や、共同浴場の鹿の湯などもありますので、是非、立寄られてみてはいかがでしょうか。
再び、那須街道(那須高原線)を上っていきますと、やがて、右につつじ吊り橋が見え、その先600mくらいのところに那須高原の展望台があります。那須高原展望台は恋人の聖地にもなっていて那須岳の景観がよく見える場所です。那須岳の眺望スポットが意外と少ないので、ここは是非立ち寄っておきたい場所です。
そのまま旧ボルケーノハイウェイという名の有料道路だった那須高原線を上ってきます。上り道ですが、カーブは少なく走りやすい道です。やがて大丸園地という駐車場に到着します。トイレや展望台、売店などがあり、見晴らしのいい場所で、バイクもよく止まっている場所です。ここから徒歩で大丸温泉旅館まで行けます。同旅館は1000円で日帰り入浴可で、混浴の露天風呂(バスタオル可。湯あみ着あり)のほか、風情ある男湯や女湯がありのんびり出来ます。
大丸園地からさらに那須高原線を上りますと、那須ロープウェイの駅があり、さらに上ると茶屋のあります駐車場に着きます。同区間はピストン道路ながらプチワインディングロードにはなっていますが、車通りもあります道細の2車線路なので、走行にはご注意を。大丸園地から今度は八幡崎方面に向かって、那須高原線を下って行きます。
途中に北温泉旅館に向かう道がありますので、そちらに入ってみます。しばらく走りますと、駒止めの滝があります。
駒止の滝は、落差20mの二段滝で、1段目の滝壺から2段目の滝が流れています。道の近くに観瀑台があり見やすいの嬉しい滝です。その先には、せいがのロケ地にもあり、大きな天狗の面で有名な北温泉があります。建物内はかなりレトロで風情が漂いますが、いろいろと風変わりなお風呂があり、落ち着きづらいですが、ある意味楽しめて思い出に残る温泉です。
再び那須高原線に戻り、道を下っていきますと、つつじの名所の八幡崎に着きます。つつじの開花時ととても綺麗ですが、車が多く渋滞する場所でもあります。ここから県道290号線を北上します。以前は、那須甲子道路という名の有料道路だった道で、那須と国道289号線を繋いでいて、白河や会津経由で那須へのアクセスがしやすい道です。中低速コーナーが続くワインディングロードですが、ところどころで道幅が狭い2車線路で、道の状態もさほど良くはないので、スピード出し過ぎにはご注意を。また、樹々が視界にあり、景観はあまり望めません。
やがて、国道289号線にぶつかり、左折しますと会津方面に向かえます。右折しますと白河市方面に向かい、東北自動車道の白河ICから帰路に着くことが出来ます。ちなみに国道289号線で白河に向かう途中に、座頭ころばし展望台という展望台が道沿いにありますので、ちょっと立寄って見るのもいいかもしれません。
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