■2021年式 XSR900に乗ってみました。

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ネオ・レトロな、MT-09直系のスポーツバイク

ヤマハのロードスポーツバイクのMT-09と同型の水冷845cm3直列3気筒のエンジンを積む、ネオレトロ系のスポーツバイクです。

低速からトルクフルで高回転までスムーズに吹き上がる直列3気筒エンジンは、最高出力で116PSを発生します。

後輪のスピンを抑制するTCS(トラクション・コントロール・システム)や、軽いクラッチ操作を可能としましたアシスト&スリッパ―®クラッチクラッチ、また、3つのエンジン出力特性を選べますD-MODE(走行モード切替システム)を装備しています。

円形のメーターパネルはネオレトロなレーサー感を醸し出していてTFT液晶で視認性もいいです。

アルミダイキャスト製のフレームに、タンクカバー、リアフェンダーほか、アルミを多用し、車両重量も195kgと200kgを割る軽量化を実現。

車格もスリムで視界も良く、車重の軽さも相まって、見た目の大きさに比べて、重量感を感じることなく取り回しがしやすいのも嬉しい特徴です。

ボディカラーは80年代のヤマハレースシーンを象徴するカラーを採用。職人手作業の表面バフ加工されたタンクカバーやレザーの風合いを感じられるシートなど、ファッショナブル且つ、随所にネオレトロ感を醸し出しています。

ロードスポーツのMT-09と同じエンジンを積んでいるだけに力強い加速と速さを楽しめますが、キャラクター的にMT-09ほどにレスポンスの鋭いクイックな特性ではなく、サスのセッティングも含めて汎用度の高いナチュラルな特性に調整されているような感じを受けます。とはいえ、MT-09と同じエンジンで、MT-09に対し僅か+2kgの軽量ボディのため、荒々しくアクセルを開けますとリフトアップしそうなくらいにレスポンスがいいです。

アップハンドルながら、マイルドなMT-07に対してのレトロ感からのんびり走りを楽しめるXSR700のレトロヘリテージ的ポジションとは違う、スポーティなMT-09に対して80年代のヤマハレースシーンを象徴するイメージから分かりますようにスポーツ走行が楽しめるレトロスポーツ的ポジションのバイクです。

リア周りがすっきりしていますので、ベルトを通したり引っかえたりして積載するバッグは付ける際に確認が必要なのと、ツーリング的には、やはり同型のエンジンを積んだトレーサー900/GTもありますが、トレーサー900?GTに対して車重で約20kg軽くて、シート高も20mm低く、価格も7万円以上安いですので、別途ビキニカウルが欲しいですが、MT-09に比べ比較的ナチュラルな感じの強いXSR900のエンジン特性的に、ツーリングにもお勧めのバイクだと思います。ちなみにMT-09(STD)との価格差は+38,500円になります。

■XSR900 ABS

ラジカルホワイト(ホワイト)
マットグレーメタリック3(マットグレー)

¥1,061,500

全長:2,075mm 全幅:815mm 全高:1,140mm ホイールベース:1,440mm 地上最低高:135mm シート高:830mm 車両重量:195kg 乗車定員:2名 エンジン型式:N703E エンジン種類:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列3気筒 総排気量:845立方センチ 圧縮比:11.5 最高出力(kW[PS]/rpm):85[116]/10,000 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):87[8.9]/8,500 燃料タンク容量:14.0L 燃料消費量(※60km/h定地走行):29.4km/L 変速機形式:6速 タイヤ(前):120/70ZR17M/C 58W タイヤ(後):180/55ZR17M/C 73W ブレーキ(前):ブルディスク ブレーキ(後):シングルディスク

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