■2020年式 BMW F900XRに乗ってみました。

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乗りやすいロードアドベンチャーモデル

水冷4ストローク並列2気筒894ccで105ps/8,500rpmを発生するエンジンは、振動や変な鼓動感もなく、スロットルを回すときれいに回転が回る、癖のない素直なパラレルツインです。

パワーも必要十分で、アップなハンドルで小回りもしやすいです。またスチールフレームということで、押し引きすると若干、重さを感じることがありますが、走行時はバイクのしなり感も感じられて、カーブやワインディングは楽しく走れます。

比較的ベーシックなポジショニングながら、アップハンドルでナチュラルなハンドリングを楽しめます。スクリーンも長めで、伏せ気味に走ると、きちんと防風を行ってくれます。ハンドルガードも付いていて、アドベンチャー感を醸し出しています。

今回の車両は、オプションのBMWのナビも装着されていました。F900XRは、ベース、スタンダード、プレミアムラインの3ラインがあり、今回乗りましたのは最上級のプレミアムラインで、電サスやトラコン、クルーズコントロールなどが装備されていて、ワンランク上の質感を楽しめます。その代わりに、ベースが114.8万円のところ、プレミアムラインは143.9万円になります。

最上位モデルのプレミアムラインに採用されています電子制御サスのダイナミックESA。ワインディングを走っても、足回りがかっちり追従してきて、楽しめます。

タイヤはミシュランのパイロットロード。このセレクトを見ても、F900XRは、ツーリングを重視したアドベンチャーモデルと感じられますが、素直なエンジン特性と、操作のしやすいハンドリングで、かなりスポーティに走れることもあり、高速&ワインディングが似合い、スポーツ走行が楽しめるバイクです。

BMWにありがちな、ベースはリーズナブル…という体ではありますが、それでも、BMWのビッグアドベンチャーバイクが114.8万円からというのも嬉しいところ。エンジン形式さえ違えど、国産でいえば、ヤマハのMTー09とトレーサーを足して割ったような感じのバイクで、日本の道路事情にはかなりマッチングしたバイクだと思います。

MTやNCなど、国産系のアドベンチャーバイクを検討されていらっしゃる方は、一度、比較試乗して見られることをお勧め致します。但し、素うどんはリーズナブルでも、いろいろトッピングしたら意外と高額になっているように、購入の際には、オプションの付け方と総額にはご注意を。

■F 900 XR

ライト・ホワイト

\1,148,000

レーシング・レッド
ガルバニック・ゴールド・メタリック

\1,174,000

全長:2,150mm 全幅:860mm 全高:1,320mm-1,420mm ホイールベース:1,530mm シート高:825mm 車両重量:223kg 乗車定員:2名 エンジン種類:水冷DOHC4ストローク並列2気筒 総排気量:894cc 圧縮比:13.1 最高出力(kW[PS]/rpm):77kW[105PS]/8,500 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):92Nm/6,500 燃料タンク容量:15.5L 燃料消費量(※燃料消費率 / WMTCモード値 2) (クラス3)):-km/L 無鉛プレミアムガソリン 変速機形式:6速 タイヤ(前):120/70ZR17 タイヤ(後):180/55ZR17 ブレーキ(前):320mmダブルディスク ブレーキ(後)265mmシングルディスク

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