■2019年 ヤマハYZF-R25に乗ってみました。

前モデルの正立フォークから倒立フォークに変更になり、よりシポーティさが増したYZF-R25。実際にMoto GPマシンYZR-M1を彷彿させるようなスタイリングにもなっています。まず乗って感じましたのが、前モデルから比べてかなりレーシーになったポジションです。

前モデルは跨って普通に前に手を出すとハンドルがある感じでオールマイティなポジショニングでしたが、今モデルは少し前傾気味な感じで、また、ステップが少し後ろにオフセットして位置が高くなり、まさにレーサーライクなポジションングになっています。

また、シートもリアシート部が高くなっている別体シートで、腰をホールドしながらのスポーツ走行が楽しめます。但し、足付きはかなり良くて、レースモデルにありがちな腰高な感じはありません。

さて、走りだしてみますと、やはりレーシーなポジションに少しとまどいつつ、低めのツインのエキゾーストノートがスロットルを開けていくと軽めの音に変化していき、さすがヤマハさんという調律でその気にさせてくれます。やはりフロントの倒立フォークとリアのモノサスのセッティングにより、高い剛性とかなりカチッとした足回りになっていて、前モデルのちょいルーズ感とは違います。

これはワインディンなんかでは楽しく乗れるでしょうが、いろいろなステージを走るツーリング全般としてはルーズ感がなくちょっと疲れる足回り&ポジションかもしれません。

その代わり、スポーツ走行的な走りですと、その軽い車体とあわせて存分に楽しめそうです。惜しむらくはR3と同様にラジアルタイヤ採用であれば、よりサスの性能を引き出し、攻めた走りが楽しめると思います。

タンク形状も攻めた走りを楽しめるスポーツ系の形状になっています。タンク形状も攻めた走りを楽しめるスポーツ系の形状になっています。

あとは、R6っぽいフェイスがその気をそそらせてくれます。

決してツーリングに不向き、という訳ではなく、もちろんツーリングも楽しめますが、このキャラクターを生かすには、やはりスポーツ走行がよく似合うと思います。

YZF-R25諸元

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