■2020年式 ホンダ CRF1100L Africa Twin Adventure Sports Dual Cluth Transmissionに乗ってみました

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全てが楽!日本アドベンチャーバイクの一つの到達点

1,082ccに排気量がアップしたアフリカツイン。今回、試乗しましたのはDCTモデル、いわゆるDual Cluth Transmissionにより自動的にシフト操作を行ってくれる、ある意味オートマチックのようなモデルです。

とはいえ、スクーターのように無段階変速ではなく、6段変速で回転数が上がると児童にシフトアップしてくれて、減速して再加速すると回転数にあったギアに入れ替えてくれます。

最初は、自動的にカチッ、カチッと、クラッリレバーも握らずシフトペダルも上げずにギアが上がって行くのに違和感を感じましたが、数分も走っていると慣れて来て、これがまた楽なんです。

操作は、右ハンドルにあるN(ニュートラル)から、D-Sボタンを押すだけ。これで自動的に1速に入り、後は走りだすと自動的に何もせずにシフトアップしていきます。

ですので、左手と左足の操作は不要。そして、何といってもエンジンが力強いのに、それを感じさせないくらいに静かでフラットです。

OHC直列2気筒で75PSを発揮するエンジンですが、とてもきれいに吹き上がり、DCTにより自動的にシフトアップしてギア変更により回転数が変わっても、全く違和感なくきれいにエンジンが回っていきます。

シフトチェンジ時もギアチェンジのショックなど全くなくシフトしていきますので、これもとても楽が出来ます。

また、いろいろな操作が集約されて表示される液晶カラーパネルは見やすく、分かりやすいのもいいです。

最近は、いろいろな装備が付きすぎて、それがパネルに表示されてもよく分からなかったり、表示切替自体も分かりづらいことが多いのですが、さすがホンダさん、その辺りはぬかりがありません。

ただ、左ハンドルに散りばめられた各スイッチを覚えたり、咄嗟に思ったボタンを押せるようになるには、少し慣れが必要かもしれませんが…。

あと、びっくりしましたのが、その図体の大きさから重いのを覚悟して取り回しをしてみたら、予想以上に軽く取り回せてびっくりしました。また、意外と足つきも良かったです。車両重量は248kgありますが、最小回転半径は2.6mと、重心の位置が微妙にうまいところにあるんだなぁ…と感じました。

もちろんリアキャリアやグリップガード、USBやLEDライトなど最新装備も満載です。

このジャンルには、世界的に見ればBMWのR1250GSが強いですが、日本的はアドベンチャーバイクとしての一つの到達点がここにあるんじゃないかな、というぐらい完成度の高いバイクです。

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports Dual Cluth Transmission諸元

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