国内、唯一無二の景観の”浄土平を通る道”は走ってみたい!
他所では見られないような荒涼とした浄土平の中をバイクで走れるという国内唯一無二の場所で、そのほかにも道沿いには吾妻八景と呼ばれている景観スポットがあり、好景色を楽しみながら磐梯吾妻スカイライン。道の平均標高は約1,350mで、走りも楽しみつつ、ところどころに休憩ポイントもあり、この道を走るだけで絶景、爽快ともに満喫できる道です。
- 全長:28.7km
- 無料
- 絶景★★★★
- 爽快★★★
- 冒険★★
十和田、八幡平、蔵王など、爽快な道が目白押しの東北地方。その中で特にお勧めの山岳路で、県道70号線の福島県の高湯温泉から土湯峠までの約29kmの区間が磐梯吾妻スカイラインになります。高湯温泉から不動沢橋までは中低速コーナーやヘアピンが主になり、不動沢橋からは眼下に福島市街を見下ろしながら走り、やがて日本離れした浄土平を走り抜けていきます。走りを楽しむなら眺望が少なくなる浄土平から土湯峠までの中低速のカーブの区間の方がお勧めです。
磐梯吾妻スカイラインで、メインの目的地にしたいところが浄土平レストハウスです。広い舗装駐車場があり、二輪専用の駐輪場(200円)も設けられています。ここのレストハウス、およびビジターセンターで食事をとることができます。ここから、道を少し歩き下ると浄土平の絶景を望めます。また、お勧めは浄土平レストハウスの道向かいから木階段が伸びて10分ほどの登山で登れます吾妻小富士。浄土平全景を眼下に見ることができます。
なお、浄土平は火山性ガス噴出地帯のため、ガス濃度か高まった場合には同所は通行禁止になり、迂回路も無いため、直近に情報を確認されることをお勧めいたします。
近辺の走りどころとしては、磐梯吾妻レークライン(無料)や磐梯山ゴールドライン(無料)などがあり、また周辺の見どころとしましては五色沼や桧原湖、喜多方、そして会津若松市まで下りれば、会津若松城や猪苗代湖、また堂内を上がって下りる間に誰ともすれ違うことのない不思議な建物のさざえ堂などがあります。
磐梯吾妻スカイラインの立ち寄り7スポット
1.不動沢橋(つばくろ谷)
イワツバメが飛び交っていたことから名付けられた渓谷で、渓谷に架かる不動沢橋から谷底までの高さは約80メートルにもなります。橋の近くにトイレのある駐車スペースがあり、そこから不動橋を一望できます。橋を渡った先に、駐車スペースがあり好景観が望める磐梯吾妻スカイライン 展望台もあります。
2.天狗の庭
昔、このあたりで天狗たちが岩の間を跳んで遊んでいたという伝説がある場所で、吾妻小富士の遠望を望めます。特に駐車場などなく、道沿いに木の棒の看板があるだけで通過しがちなのでナビなどで確認しながら行くのがお勧め。特に紅葉時は絶景です。
3.浄土平に入る前の道
福島方面から走ってきた場合、前出の天狗の庭あたりから眼下に福島市街を望みながら走ってきますと、やがてカーブを曲がった先に日本離れした(スイスのような)光景を見ることができます。ガス噴出地である浄土平の手前でまだ駐停車禁止エリアではない道沿いの狭い駐車スペースに停車して、是非、この光景を堪能されることをお勧め致します。
4.浄土平レストハウス(駐停車禁止区間が終わったあたり)
福島方面から駐停車禁止の浄土平エリアを走り、吾妻小富士方面のヘアピンに入り駐停車禁止エリアを過ぎたところあたりから浄土平の絶景が望めます。バイクを絡めてパッと写真が撮れますが、車の通行の邪魔にならないようにご注意を。
5.吾妻小富士(浄土平レストハウス)
浄土平レストハウスニバイクを駐車して、道を挟んだところにある木の階段の登山道を10分ほど登ると、標高1,707mの吾妻小富士に上ることができます。山上には直径500m、深さ70mのダイナミックな噴火口跡があり、また、ここから眼下に浄土平の絶景を望むことができます。火口跡は1周(お鉢まわり)することができますが、1時間ほどかかりますので、時間と体力があれば、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
6.磐梯吾妻スカイライン最高所
福島方面から走り、浄土平レストハウスを過ぎて少し走りますと、路面に「道路最高点1,622m」とペイントされた場所があります。ここが磐梯吾妻スカイラインの最高所になります。特になにも無いですが記念撮影にぜひ!
7.国見台(天風境)
吾妻八景とは、作家の井上靖氏が選定した磐梯吾妻ライン沿線の絶景ビューポイントで、その中でも福島方面から走ってきて八景のトリになる国見台は広めの駐車場があり、遠くに会津盆地が望めて多くの人が立ち寄るスポットです。紅葉時なら、近くにあり幕滝の遠望が望める八景の天風境(てんぷうきょう)も合わせて立ち寄りたいところです。
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