■北信ツーリング(ホンダCRF1100L アフリカツイン Adventure Sports DCT)

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絶景の宝箱

東京から関越自動車道、上信越自動車道と乗り継ぎ、長野ICで下りて近くにある川中島古戦場に。

川中島古戦場~戦国時代に、武田信玄と上杉謙信が激戦を繰り広げた所です。

古戦場跡は公園となっていて、この地で上杉謙信と武田信玄が戦ったと思うと感慨深いものがあります。詳しくは川中島古戦場編をご覧ください。

さて、そこから一度、松代方面に向かい、ちょっと立ち寄ってみたかった皆神山へ。実はこの山、日本のピラミッドともいわれている山のひとつで、山腹には小さな祠があるなど、少しミステリアスな場所とのことでしたが、実際に行ってみますと、山頂には神社があり、古来より山として大事にあがめられてきた場所なんだと感じられました。

皆神山の山中にて
皆神山の山頂付近にあります皆神神社
皆神山

さて、改めて川中島を過ぎて西に向かい、白馬長野有料道路(150円)に入りました。有料道路とはいえ、それは料金所を通ってすぐにあるトンネルのみのようですが、そのトンネルを抜けると眼前にアルプスの風景が現れて感動します。

長野市側から白馬有料道路のトンネルを抜けるとアルプスの眺望が現れます。
道中には仲睦まじい道祖神も

そのまま県道31号線を西上し、小川村より小川アルプスラインに入りました。

小川アルプスライン

道自体は二車線の普通の道ですが、上っていきまうと道脇に小川村アルプス展望広場という、北アルプスの絶景を望める景観地があり、また少し走ると、小川アルプスラインアルプス展望デッキがありますので、好天でしたら、是非、両方立ち寄られることをお勧め致します。

県道沿いにある小川村アルプス展望広場より。600m先には展望デッキもあります。

ちなみにそのままアルプスラインを進みますと、小川天文台という小さな天文台と近くにはキャンプ場もあります。今回は、再び県道31号線に戻り、旧中村家住宅のところを曲がり南下し、美麻に向かいました。

約320年前の長野県内最古の民家。国重要文化財、入場料310円

美麻の新行地区からは綺麗な北アルプスの景色が眺められます。また、この辺りには美味しい蕎麦屋さんが点在していますので、同所でとれた蕎麦粉を使っての信州そばに舌鼓を打たれるのもいいかもしれません。

テレビドラマのロケ地にもなった美麻地区からは北アルプスの美観が望めます。

再び、県道31号線を南下。この県道31号線を走り大町付近に近づくと、眼前に壮大な北アルプスの景観を望むことが出来ます。

大町市街越しに見える北アルプス

やがて、左折して少し細めの山道を走り鷹狩山の展望台に。北アルプスの絶景を望む有数の展望台で、空いていればバイクを絡めて北アルプスの景観を撮影することが出来る、お勧めのスポットです。

鷹狩山展望台
展望台には景色を見ながらくつろげるベンチや、展望塔などがあります。駐車場完備。

鷹狩山の絶景を堪能した後、扇沢駅に向かい、駐車場からトロリーバスに乗れば、16分で黒部ダムに到着します(往復2570円)。かなり、遠くで秘境感が強い黒部も、このルートであれば、意外とアクセスしやすいです。時間があれば、是非!

堤高186mの日本一の堤高を誇ります黒部ダム

再び扇沢の駐車場に戻り国道148号線に。この辺りからはどこからでも北アルプスの眺めがよくて、ついついよそ見しそうになりますので、ご注意を。いい景色がありましたら、バイクと止めてじっくる堪能されることをお勧めします。

大町近辺の国道と並行して走る道
国道148号線からちょっと入った場所にて。

そして、仁科三湖に。仁科三湖とは、大町市にある青木湖、中綱湖、木崎湖の3つの湖の総称で、湖自体は北アルプスとの絡みが少なく風情に乏しいものの、湖畔でのんびりするのもあり、かも。

木崎湖湖畔にて

その後、アルプスの景観が良く名前がそそられる青鬼集落に。

青鬼集落

但し、一般車両は集落内は進入禁止なことと、なんか部外者が観光目的でぷらぷらするのが失礼な感じがして、そのまま集落を後にしました。そして、再び国道148号線を南下して戻りつつも、この辺りかも北アルプスの好景観が望めて、走っていてとても気持ちがいいです。

国道148号線

そして、白馬三山の絶景ポイントであります大出の吊橋に。平日ながら多くの観光客の方がいて、人気のスポットであることを実感できます。駐車場完備で、少し歩くと、定番の吊橋を絡めての北アルプスの撮影ポイントに。なかなかにいい景観です。

まるで絵画のような景色の大出の吊橋

この辺りではどこからでも北アルプスの絶景が望めますので、自分だけの絶景地を見つけてみるのもいいかもしれません。

国道406号線に入り、好景観が望める白沢洞門に。ここからも北アルプスの好景観が望めますが、トンネルを超えるとその後は樹々の中を走り、北アルプスの山々はみられなくなりますので、ここで満喫されてからトンネルを潜られることをお勧め致します。

白馬から長野市方面に抜ける国道406号線上にあります、トンネル前に絶景ポイントがあります白沢洞門。

さて、そのままゲップが出るほどに細かいカーブをたくさんある国道406号線を走り、木曾義仲や鬼女の伝説が残り、惹かれる名前の鬼無里に。

鬼無里

684年に、天武天皇が信濃の国に都を移す遷都を計画し調査をしに行った時に、鬼無里に住む鬼たちがそれを邪魔をするため一夜で山を作ったため、怒った天武天皇は鬼たちを一掃したことから、それ以降この地は、鬼の無い里「鬼無里」と呼ばれるようになったとの伝説が残っています。そのほかにも鬼女紅葉伝説などもあり、それらの伝説を知り、当地の史跡を訪ねてみると感慨深いかもしれません。

さて、鬼無里より県道36号線に入り鏡池に。眼前の戸隠の山々が池に移り込む様相はまさに鏡のようですが、鏡のように戸隠の山々が映る光景を見るには、陽光があり池がなぎであったりという条件が必要なようです。尚、鏡池は戸隠神社の奥社に行く途中に少しオフセットして行く必要がありますが、池までの距離も短いですし、何しろ駐車場が池のすぐそばにありアクセスが楽なので、戸隠神社の奥社に行かれるなら立ち寄りお勧めです。

鏡池と戸隠連山。水面が凪の時には戸隠の山々が水面に映ります。

そして、戸隠神社奥社の杉並木に。

二輪無料の駐車場から15分ほど参道を歩くと隋神門に着き、樹齢400年の巨木の杉並木に出会えます。インスタで人気となった場所ですが、さすがにその樹々には圧倒されます。駐車場から未舗装の参道をかなり歩きますが、観光客の方も多いです。その先を進むと戸隠神社の奥社がありますが、先に進んだ分、また同じ道を戻らなければならないので、時間を鑑みつつ行かれた方がよろしいかと思います。

戸隠神社奥社参道の杉並木(隋神門あたり)

その後、戸隠神社中社経由で戸隠バードラインに。

戸隠神社中社は街道沿いにあり、奥社に比べて参拝が容易なうえ、周囲には蕎麦屋さんの他、お土産屋さんなどお店も多く賑わっていますので、ぷらっと立ち寄ってみるのもいいかもしれません。また、戸隠バードラインは、景観は無いものの、林間の爽快な道ではありますが、途中の七曲がりというヘアピンが連蔵する場所は雪害から道を守りスノーシェルターなる屋根に覆われていて、視界が開けず路面も走りにくいので走行にはご注意を。

戸隠バードライン

そして、最後に長野市内にある善光寺に立寄り、ご参拝。交通安全を祈願して、長野ICより帰路に着きました。

「牛に引かれて善光寺詣り」と言われ、江戸時代には「一生に一度は善光寺詣り」とも言われた善光寺。本堂(画像)は国宝です。
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