多くの滝と御釜の好景観
東北自動車道 白石ICを下りて、広域農道コスモスラインを走り、途中で矢附真田の郷 歴史公園に立ち寄りました。
仙台の地に真田氏?と不思議な感じがしますが、なんと真田幸村の子女が伊達政宗家臣の片倉重綱の妻となり、同じく幸村の次男も伊達家の家臣となり、そして、この矢附の地に領地を得て代々過ごし、幕末まで存続したとのことです。
公園というよりはこじんまりとした史跡ですが、2つの真田血脈の方のお墓などがあります。
何か、東北の地に六文銭があるのが不思議な感じがします。
さて、県道12号線に入り、蔵王大権現の大鳥居を潜り蔵王エコーラインに入りました。
宮城県と山形県に跨る約26kmの山岳道路の蔵王エコーライン。好景観な自然を楽しめる爽快なツーリングロードです。樹々の中の走ると、やがて滝見台に到着。
遠望に落水の筋が見える三階の滝ですが、東北屈指の落差181mということで見ごたえのある滝です。
そして、もう少し先に行きますと、不動滝展望台があり、ここからは、落差54m幅16mの迫力ある直瀑の不動滝を望めます。
再び、蔵王エコーラインを走り、細かいワインディングを走り、徐々に高度を上げていきます。そして、賽の磧駐車場に着。ここはトイレもある大型の舗装駐車場で、荒涼とした岩原の賽の磧散策の拠点でもあります。
そして、また少し走った場所に蔵王連峰を望む景勝地であります駒草平があります。
舗装の広い駐車場(無料)の真向かいにあり、歩いてすぐのこの景勝地は、蔵王に行ったら、御釜とともに是非立ち寄りたい景勝地です。荒涼とした岩原を少し歩きますと、青い展望台があり、そこから見える景観が素晴らしいです。
特に、岩の中を流れ落ちる、落差97.5m幅14mもの不帰の滝は一見の価値ありです。
そして、駒草平から再び少し走ると再び舗装の駐車場があります。大黒天駐車場です。是非、ここにバイクを止めて、階段を5分ほど登ってみてください。荒涼とした大黒天の風景と、眼下に広がる景観を望めます。
大黒天駐車場から歩いて30分くらいで刈田岳山頂に登れますのでハイキングにはいいかもしれませんが、やはりバイクでならお金がかかりますが、蔵王ハイラインに入って御釜展望台に行った方が全然楽ですし、お勧めです。
大黒天駐車場から少し走りますと、蔵王ハイラインへの料金所があり、蔵王ハイラインに入りました(390円)。
少し走り、終点の大きな観光用の舗装駐車場にバイクを止めて少し歩きますとレストハウスがあり、その先を少し歩きますと、御釜展望台があり、蔵王の御釜の好景観を望めます。
再び、蔵王エコーラインに戻り、今度は下って行きます。追い抜き不可ですが走りやすい二車線の道で、走りも楽しめます。この辺りは、冬には樹氷で有名な場所でもあります。そして、山形県に入りました。
蔵王エコーラインを下り、国道13号線に入りました。さすが、10番台の国道ということで交通量も多く、上山市の南から県道13号線に入りました。ここで訪ねたかったのが、楢下宿です。
羽州街道の宿場町として賑わいを見せた宿ですが、現在は普通の住宅が増え、町自体の風情は薄まってはいますが、史跡が点在していて、当時の面影を感じることも出来ます。
再び県道13号線を走り、そして、分水嶺の水源でもあります、山形県と宮城県の県境の金山峠に。
金山峠には、分水嶺の水源地でもあります鏡清水屋金山峠不動尊、そして旧羽州街道の古道なども残っていて、風情のある峠です。そのまま県道を下り、国道113号線に出ます。
国道をしばらく走りますと、国道沿いに旬の市 七ヶ宿農林産物直売所があり、その駐車場からすぐ下に滑津大滝を見ることが出来ます。もちろん下に降りて間近に滝を見ることも出来て、労力をあまり使わずに滝の景観を楽しめるスポットです。駐車場には売店と食堂があり、ランチ時であれば、リーズナブルに田舎の味を楽しめます。
そして、再び国道113号線を走っていきますと、七ヶ宿湖が見え、湖沿いに走り、七ヶ宿ダムに。
駐車場から歩いて行けます堤体からは、綺麗な湖面を眺めることが出来ます。
そして、そこからバイクで少し先に行ったところにあります、材木岩公園もお勧めです。近隣の方の憩いの場となっていて、夏などは多くの家族連れの方々が遊びに来ていますが、ここから高さ65mにも及び柱状節理の材木石を見ることが出来ます。
そして、同所で茅葺き屋根の旧家を見学出来たり、茶屋でお蕎麦を食べることも出来ます。
材木石公園から道を下り、県道46号線に入り、朱色の鳥居が何本も立つ萬蔵稲荷神社を過ぎ、細い山間道を下りて、国見ICより東北自動車道に入り帰路に着きました。
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