新鮮な景色と、独自の文化、そしてやっぱり海が魅力のツーリング
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沖縄、です。
青い海、白い砂浜、リゾート、ビーチ、ギャル、水着…というイメージの南国の地ですが、実は意外にも新鮮なツーリングが楽しめる場所なのです。
一周、約300キロの沖縄本島には、豪快なワインディングやどこまでも続く直線路があるわけではないですが、琉球王国として旧来の日本文化とは違う文化が育まれていたため、異国感が味わえる独特なツーリングを楽しめます。そして、随所にある白砂のビーチ、エメラルドグリーンの海…なので、沖縄を走る際には、がむしゃらに走り回らず、ゆっくりと各所を見て回りながら楽しんで走る方がいいです。
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時期的には、やはりキラキラと海が輝き、水着ギャルが多い夏に走るのが楽しいですが、観光客が少なくて道も空いている冬場ものんびりできていいです。雨も少ないし、バイクで走るにはちょうどいい気候です。
そして、沖縄本島バイクツーリング的にお勧めは、人気の沖縄美ら海水族館や古宇利大橋がある本部半島です。世界遺産のグスクもあり、沖縄そばの人気店も多く冬場は道も空いています。特に名護市街から本部町に続く海沿いの国道は、島内随一の爽快ロードだと思います。
実は沖縄県は全国でも有数の人口密度を誇ります。そして鉄道網が無いので車が多く、幹線も限られているので意外と移動に時間がかかります。沖縄本島一周とかいうとトロトロと道路を走るだけのツーリングになってしまいますので、エリアを絞ってののんびりツーリングがお勧めです。
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羽田空港から約3時間のフライトで那覇空港に到着。そして、空港からモノレールに揺られて15分ほどで那覇市街に着。
那覇市内でスズキのSV650ABSを借りて、国道58号線を北上しました。12月ながら気温は20度。ジャケットはスリーシーズン用ですが、着ているとじっとりと汗ばんできます。そして、意外と車も多いです。
もっと異国情緒があるのかな、と勝手に想像していましたが、当たり前ですが道はごく普通の日本的な国道です。ただ。至る所に英語看板があり、また、轟音とともに軍用機が幾度も飛び交う様は、ちょっと他では体感し難い光景でもあります。
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読谷村に入り、世界遺産の座間味城跡に。石壁に囲まれた独特な城跡はヨーロッパの要塞ぽくって、異国感を感じさせてくれます。
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そして、再び走り、その後に訪ねた残波ビーチは、白い砂の、ザ・沖縄という感じのビーチでテンションが上がりました。
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また、途中で寄り道した琉球村は、琉球のイメージが凝縮されてそこにあり、スタッフさんたちとの何気ない会話を楽しみながら、のんびりと琉球感を楽める、お勧めの立ち寄り場所です。
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そして、海が見えない国道58号線を再び走っていると途中に仲泊大橋という橋があり、そこから見える町は本土の日本の町の風景とは違う感じのコンクリート?系の家々が並び、なにか異国感を感じました。
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そのまま海側の国道を走り、ムーンビーチに向かいました。道の途中に守衛さんがいて、あれ?プライベートビーチで入れないのかな?と思って行きましたら、特に何も言われずに入れました。小さなビーチでまさにホテルのプライベートビーチぽかったですが、白砂の浜に青い海がこじんまりとしてあって綺麗だったです。
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続いて訪ねたのは、沖縄随一の景観地の万座毛。駐車場には多くのバスが並んでいて観光客も多い観光地です。サスペンスドラマのラストの犯人の告白シーンに出てきそうな岬ですが、観光客があまりに多くて残念ながら風情は感じづらかったです。
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読谷・恩納リアですが、国道58号線を走りながら周辺の名所を立ち寄っていくプランが○です。嘉手納では旋回して着陸していく軍用機が至近距離で見られます。
引き続き国道58号線を走って行くと道中のガソリンスタンドにハンバーガーの注文機があり、外国感を感じさせてくれました。ちなみに当たり前ですが給油方法は本土(セルフ)を変わりません。
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やがて、名護市に入るあたりから国道が海沿いを走り、県道71号線との併道路線になります。
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この辺りからやっと海沿いを走るようになり、沖縄の海を眺め見ながら走りを楽しめます。そして、混雑する名護市街にて変わった形の建物の名護市役所に寄り、やがて国道449号線に入り名護湾を真横に眺めながら走るシーサイドランを楽しめます。お勧めのバイクツーリングロードです。
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そして、瀬底大橋を渡り瀬底ビーチに。
白砂とエメラルドの海を満喫できるお勧めのビーチだ。夏ならさらに素晴らしいところでしょう。ただし、隣接している未完成の廃墟ホテルを含めこの土地を某大手資本が入手したので、再開発&プライベートビーチ化されるのも時間の問題かと…。訪ねるなら今のうちです。
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ここまで来たら是非見てみたいのがら海水族館。やはり人気の観光場所とあって、多くの観光客や修学旅行生がいて混雑していますが、未見であれば是非、立寄られることをお勧めした場所です。
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そして、その先にある備瀬のフクギ並木を訪ねた後、今帰仁村のペンション村に宿泊しました。
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名護・本部エリアですが、名護市街は沖縄そばやハンバーガーの名店が多いので食事ポイントとして、本部町は半島観光拠点の宿泊ポイントとしてお勧めです。
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