※なんくるないさー。めんそーれ琉球 その1(スズキ SV650 ABS)からの続きです。
時間に追われず、時間を気にせず、なんくるないさー。それが沖縄ツーリング。
翌朝、近くのビーチで青い海と空を見ながらのんびりしました。これが沖縄、って感じがいいです。
まずは、備瀬のパワースポットのワルミと瀬の岩模様が綺麗な備瀬ノ浦海岸に行きました。このまま一日ボーッとしていたいくらいに時間がゆっくりと流れていきます。
本部半島の西部は見どころや寄り道したくなる場所が多いので、ついつい予定以上に時間を費やしてしまいました。その結果、その後の予定が大幅に狂ってしまいましたが、この“寄り道&のんびり”が本土とは違う「ザ・沖縄ツーリング」という感じで、時間に追われず時間を気にせず、まさに、”なんくるないさー”と思って走っている自分がいて、それがとっても楽しいのです。
本土にはない新鮮な風景や光景に、バイクを止めて眺めることがしばしば。異国感が味わえます。
そして、いよいよ個人的に沖縄本島で一番行きたかった、古宇利大橋に。
まず、渡橋前に屋我地島側から眺めます。うーん、きれいですね思ったほどは…と言う感じでしたが、とりあえずバイクで走り渡りました。
バイクで走ると結構、あっと言うまでしたが、やはり、さすがに海が綺麗です。橋の上は駐停車禁止のため写真は撮れませんでしたが、なかなかにいい景色です。但し、観光バスの後とかについちゃう場合も多いですので、タイミングをはかってから渡られることをお勧めいたします。そして、古宇利島に。
古宇利島側の駐車場から降りたところにあるビーチから見る橋も○です。沖縄随一の観光スポットということもあり、観光バスの往来が多くてなかなか橋自体の走行自体は楽しみづらかったですが、橋上から眺めるエメラルドグリーンの海は綺麗!の一言。おかげで片道約2kmの橋を2往復してしまいました。
古宇利島にある貝の形のオーシャンタワー(入館料850円)は是非とも登りたいです。
自動走行のカートに乗り観光案内を聞きながら走っていくと、「もう少しで撮影ポイントですよ」というアナウンスが流れる。ちなみに、よく見る前出画像のような古宇利大橋の景観は、このタワーの展望台から見られるものです。なお、橋の撮影は、海面が綺麗に見える午前中の方がお勧めです。
その後、古宇利島を半周し、古宇利大橋と反対側にあるハートロックに。某CMで有名になった海中から突き出た岩ですが、なんでこんなところに…と思うのと、意外と遠くにあり人物を入れて綺麗にとるなら望遠レンズが必須です。
そして、再び古宇利大橋を渡り、まるで松島のような好景観の嵐山展望台に寄った後、パイン畑を抜けて慶佐次湾のヒルギ林に。
その後、県道14号線で島を横断し東側に移動。本来なら北上して辺土岬を目指したかったのですが、時間が無いため今回は断念。そして、国道329号線に入り南下。途中、ニュースでよく見る辺野古のキャンプ・シュワプのゲート前を通り、沖縄自動車道経由ででうるま市に入りました。
うるま市にあります勝連城跡は、世界遺産のグスクの中で最も古く、頂上からはエメラルドグリーンの海が一望できます。その後、今回4つ目となる世界遺産のグスクの中城城跡に立ち寄り、再び那覇市内へと入りました。
◇世界遺産「琉球王国のグスク 及び関連遺産群」
グスクとは石などを積み上げて作られた沖縄独特の城のことで、12世紀ごろに集落を防御するために、もしくは聖地として作られたと考えられています。各首長らの勢力争いの後、三山(北山、中山、南山)時代を経て中山国の尚氏が統一して琉球王国を建国。首里での中央集権のもと、その勢力を伸ばしました。その遺構は世界遺産に登録された九つの場所はもちろん、島内の随所に残されています。グスク跡は全部で200~300箇所もあるといわれていますが、世界遺産に選定されたのは、その中の、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡の4城跡になります。
那覇市街では、ちょうど帰宅ラッシュとぶつかったのか、まるで花火が終わった後のディズニーランドの駐車場のような大渋滞の首里の路に困惑しつつ、二千円札に描かれた守礼門と世界遺産の首里城を見た後、お土産を買い、沖縄ツーリングを終えました。
なお、島の東側の多くが演習場のため、島南東部での観光地や立ち寄り場所は少ないです。また、那覇・うるま市は交通量が多いため、時間によっては高速の有効活用も〇です。
今回、個人的に沖縄は初めてということもあり、本部半島を中心に観光地巡りのツーリングを行いましたが、時間の都合で当初予定していた斎場御殿や南部の各名所、また、やんばる(北部)や、神秘的な久高島などは残念ながら訪ねられませんでした。機会があれば、次回は是非、深く沖縄の触れられるような異国感を味わえるツーリングにチャレンジしてみたいと思いました。
ちなみに、格安航空券(LCC)+125ccレンタル+ドミトリー泊なら、2万円台で楽しめる沖縄ツーリング。冬場の日中平均温度20度の下、観光地が空いている冬のバイク旅はお勧めです。
◇沖縄グルメ
沖縄グルメといえば、ゴーヤチャンブル、沖縄そば、タコライス、海ぶどうなどいろいろありますが、ツーリング道中に気軽に食せる沖縄そばやハンバーガーはお勧めです。但し、街中に多いので、立ち寄るお店候補は事前に要チャックを。
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