B級スポットを訪ねてみよう!
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日本全国に紅葉の名所はありますが、塩原もそのひとつです。
なぜなら、もみじラインにもみじ谷など、他の季節の観光を無視してまでもつけられた”もみじ”推しの場所が、ここそこにあるからです。しかし、そんな塩原、及び隣接する那須は、紅葉の名所を回るだけではその真髄を知らずして帰るのと同じ。実は、同地はB級スポットの宝庫でもありつつ、同じ宝庫場所の伊豆と比べるとマニアック度も低く、B級初心者?でも入りやすい施設が多いのです。
都内より東北自動車道、日光宇都宮道路と乗り、今市ICで降りて国道121号線を北上。奥鬼怒に入り道路脇に見えるのが、鬼怒川秘宝殿跡です。
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昔は娯楽施設として各所にあった秘宝館ですが、今の時代、その存在感も昭和レトロ的な感じにもなっています。残念ながら秘宝館目的に来ることもなくなり、地の利的に不便なここ鬼怒川秘宝館も閉館となってしまいました。
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そして、続いてはメジャースポットの龍王峡に。
今から2,200万年前に鬼怒川によって浸食されて現在の景観になったといわれる龍王峡。紅葉時期には多くの観光客で賑わう景勝地ですが、それ以外の時期にいっても素晴らしい景観が眺められます。
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そして、いよいよ日塩もみじラインに入ります。樹々に覆われて景観は望みづらいですが、タイトではない、いい具合のカーブが続き、また勾配も少ないのでとても走りやすい道です。紅葉時は絶景かとは思いますが、たぶん渋滞は必至でしょう。
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そして、そのまま奥塩原温泉郷に入ります。
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硫黄の臭いに包まれつつ、そのまま道を降りて行くと塩原温泉に到着します。メジャーな温泉だけあって、名前を聞いたことがあるような知名度の高いホテルが並んでいます。
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そのまま、県道19号線から国道400号線に入ると、源三窟という洞窟の観光地があります。
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この源三窟は、源平合戦の後、源有綱が身を隠していた岩屋とされていて、有綱の家臣がといだ米のとぎ汁が流れ出して見つかってしまったという言い伝えがあります。そんな由緒ある洞窟ですが、洞窟内ではなぜか一休さんがとんちをきかせて洞内を案内してくれるなど、意外とB級っぽさがあり、そのギャップが面白いです。
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しかし、併設されている武具資料館の簡易に展示されている展示物は、かなり内容がすごいのでこれを見るだけでも価値はありかと思います。
そして、そのまま国道400号線を進むと、さすが紅葉の名所だけあって、幾つもの観光吊橋があります。まずは、名所の天狗岩の近くにある七ツ岩吊橋に。このあたりは川の中に大きな岩が点在していて、その迫力もみどころです。
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また国道を進むと、今度は回顧の吊橋があります。駐車場から少し歩くと途中で緩やかコースと急坂コースがあり、吊橋に着きます。紅葉時は素晴らしい景観が望めるとのことですが、それ以外の時でも風情を感じられる吊橋です。
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その近くに、もみじ谷大吊橋という観光吊橋があり、ここでは食事処などがあるので休憩できます。
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食事処では同地のB級グルメ、スープ入り焼きそばも食せます。
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塩原のB級グルメらしいですが、お味は…
そして、いよいよ東北自動車道の西那須野塩原IC近くにありますB級スポット「ピラミッド元気温泉」に。
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外見は異様ですが、中に入ってみると意外と普通な温泉施設でした。ちょっと風変わりな彫像や入ると風邪をひきそうなぬるい洞窟風呂、サウナなどがあり、施設主のこだわりを感じるもいたって普通のお風呂。ツーリングの疲れを癒す立寄りポイントしてもお勧めです。
ちなみに、ツーリング的には、日塩もみじラインと塩原バレーラインを走れば、げっぷが出るほど紅葉を満喫できること請け合いです。
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