関東(日本の滝百選)

袋田の滝(茨城県)

関東エリアとして10滝が百選に選定されています。その中で、華厳の滝と袋田の滝と日本三大名瀑が2つも含まれていますのが特徴です。特に日光は、代表する華厳の滝や霧降の滝のほか、日光三名瀑や奥日光名瀑三滝など、滝が多いエリアです。また、関東と言いますと東京や神奈川を含む都市部的なイメージや観光地的なイメージもありますが、群馬県の常布の滝や神奈川県の早戸大滝と、到達難度最高峰クラスの滝が2つもあるのが特徴的なエリアです。

1.袋田の滝 2.華厳の滝 3.霧降の滝 4.吹割の滝 5.常布の滝 6.棚下不動滝 7.丸神の滝 8.払沢の滝 9.早戸大滝 10.洒水の滝

22.袋田の滝(ふくろだのたき)

滝百選人気投票1位

★★

袋田の滝 (茨城県)

長さ120m、幅73mの段瀑で、日本三名爆に数えられ、日本の滝百選の人気投票で1位を獲得した滝です。滝を下から見る第一観瀑代と、エレベーターに乗り滝壺の全容を眺められる第二観瀑台があり、入場料は300円になります。但し、無料駐車場は滝入口から1km以上離れたところにあり、お土産購入ついでに近くの各お土産屋さんや食事処の駐車場利用がお勧めです。お土産屋さん等の駐車場から滝入口を通りトンネルを歩いて観瀑台までは徒歩10分くらいです。

23.華厳の滝(けごんのたき) 

日本三大名瀑

華厳の滝 (栃木県)

栃木県の日光にある落差97m、幅7mの直瀑で、日本三名瀑のひとつです。第一、第ニ有料駐車場(バイク100円)に駐車してエレベーター(往復570円)に乗れば観瀑台まで行けて、水しぶきがかかるほど間近で滝を見ることができます。また、滝の全容と中禅寺湖を見られます第二いろは坂中の駐車場から行ける明智平(ロープウェイ往復740円)もお勧めです。

24.霧降の滝(きりふりのたき) 

日光三名瀑

★★

霧降の滝 (栃木県)

上下二段の滝で、上の滝が落差25m、下の滝が落差26mで、全長で落差75mになり、日光三名瀑のひとつに数えられています。滝の全容が望めます観瀑台までは、バイクを置いてから整備された遊歩道で徒歩6〜7分ほどと容易ですが若干樹々に隠れて見辛い部分もあります。ガレ場等を通り約30分で下の滝が望める滝壺に到着しますが、要沢登り経験です。

25.吹割の滝(ふきわれのたき) 

国指定天然記念物&名勝 

★★

吹割の滝 (栃木県)

片品渓谷にあります、落差7m 幅30mの幅広な滝です。V字谷に三方から水が流れ落ち、東洋のナイアガラとも称されます。滝の近くの国道120号線には、有料駐車場の他、お土産屋さんの無料駐車場があり、そのお土産屋さんで買物をすることが条件の所が多いようですが、滝の駅・吹割は無料の駐車場です。駐車場から川沿いの遊歩道を歩いて、吹割の滝メインの観瀑台まで徒歩約10分です。国指定天然記念物で、名勝です。

26.常布の滝(じょうふのたき) 

到達難度最難関クラス

★★★★★

常布の滝 (群馬県)

群馬県草津町にあります落差40mの直瀑で、百名滝内でも到達難度が最難関クラスとも言われる滝です。国道292号線の脇道から、藪道、鎖場、崖等、生命線の印がある中を約3km、約2時間かけて、やっと滝に到着します。直瀑の水が流れ落ちる柱状節理の岩肌が、苔の緑のほか黄色や茶色が入り混じり極彩色の様相が見られます。また近くには鍾乳石のようなつららもあり、なんか異世界に来た感じがする特殊な場所です。但し、やはり滝に行くには沢登りや登山などの経験や知識が必要なところです。

27.棚下不動滝(たなしたふどうたき)

不動明王を祀る裏見滝

★★

棚下不動滝 (群馬県)

棚下不動雄滝と雌滝の二滝からなる滝で、落差は40m(雌滝)。雄滝は滝の裏が通れます裏見の滝です。無料の棚下不動滝駐車場から大きな不動明王像の横田にあります鳥居をくぐり、徒歩10分ほどで棚下不動堂に着き、その裏手から雄滝を見ることが出来ます。さらに参道を上りますと石の不動明王が祀られています奥の院があり、滝を裏から見ることができて神秘的な感じがします。但し、残念ながら雌滝の方は近くまで立ち寄ることはできません。

28.丸神の滝(まるがみのたき) 

埼玉県唯一の百名滝

★★

丸神の滝 (埼玉県)

埼玉県内唯一の百名滝で、落差76mの三段瀑になります。無料駐車場から整備された山道を歩いて約20分で滝が間近に見れる見晴台につきます。少量の水が静かに流れる綺麗な滝のため、滝壺はほぼありません。

29.払沢の滝(ほっさわのたき)

東京都唯一の百名滝

★★

払沢の滝 (東京都)

東京都内唯一の百名滝で、落差は60mの4段の滝です。駐車場からは徒歩15分ほど。滝との距離も近く、滝壺も水が美しくて神秘的です。冬には滝全体が凍り、氷の造形美を見ることができます。

30.早戸大滝(はやとおおたき)

幻の大滝

★★★★★

早戸大滝 (神奈川県)

神奈川県の相模原市にある落差50mの滝で、百滝内で到達難度の高い滝のうちのひとつです。本間橋(旧丹沢観光センター前)を渡った先にあります駐車スペースから登山道、ガレ場、崖、沢べりなとを踏破し、約2時間30分で滝に到着。前面の岩で滝の全貌が見えないことも含め幻の大滝とも言われています。

31.洒水の滝(しゃすいのたき) 

相模国第一の滝

★★

洒水の滝 (神奈川県)

神奈川県山北町にあります三段の滝で、一の滝が69m、二の滝が16m、三の滝は29mの落差で、古くから相模の国の第一の滝とされてきました。名水百選やかながわの景勝50選にも選ばれています。幹線の国道246号線の近くにありながら、無料駐車場から整備された遊歩道を歩き10分ほどで滝に到着します。赤い橋がアクセントになりフォトジェニックですが、橋は通行止めで滝壺まで行くことはできません。

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