甲信越・北陸(日本の滝百選)

米子大瀑布(長野県)

甲信越と北陸で12の滝が百選に選ばれています。3000m級の山がそびえて面積の大きい長野県は3滝ということですが、北アルプスの富山県側に日本一の落差350mを誇ります称名滝があります。その隣りには落差500mのハンノキ滝がありますが、水量の多い時にだけ見れる滝ということで、日本一の落差からは外れています。その他には、東日本最大級の落差121mを誇る北精進ヶ滝や、落差82mと89mの滝が並ぶ米子大瀑布など、落差の大きな直下瀑があるエリアです。

1.七ツ釜五段の滝 2.北精進ヶ滝 3.仙娥滝 4.鈴ヶ滝 5.苗名滝 6.惣滝 7.称名滝 8.姥ヶ滝 9.龍双ヶ滝 10.米子大瀑布 11.三本滝 12.田立の滝

■山梨県

32.七ツ釜五段の滝(ななつがまごだんのたき)

エメラルドグリーンの滝壺 ★★★★

七ツ釜五段の滝 (山梨県)

山梨県の北部の西沢渓谷にある五段で落差約20mの滝で、神秘的なエメラルドグリーンの滝壺を持っています。滝は反時計回りの一方通行の約10kmのハイキングコースの奥部にあり、西沢渓谷から滝までは約5kmで2時間、ハイキングコースは所要約4時間です。ハイキングコース自体は整備されていて歩きやすいです。

33.北精進ヶ滝(きたしょうじがたき) 

東日本最大級の滝 ★★★

北精進ヶ滝 (山梨県)

落差121m、幅35mの滝で、吊橋手前の駐車場から滝見台までは遊歩道を歩いて約40分。遊歩道では石空川渓谷の滝や岩などを見ながら散策を楽しめます。北精進ヶ滝の手前には落差40mの九段の滝があります。東日本最大の滝と言われ、また遊歩道を少し逸れたところに日本を横断する巨大な裂け目のフォッサマグナの露頭を見ることができます。

34.仙娥滝(せんがたき)

中国神話由来の滝 ★

仙娥滝 (山梨県)

山梨県の景勝地の昇仙峡の奥地にある落差30mの浸食された花崗岩の岩肌が綺麗な滝で、滝な名は中国の神話に登場する女性の名前が由来になっています。駐車場から徒歩5分とアクセスが良い滝です。

■新潟県

35.鈴ヶ滝(すずがたき) 

源義経鑑賞の滝 ★★

鈴ヶ滝 (新潟県)

落差55m、幅10mの水量の多い豪快な滝です。昔、源義経公が奥州に向う途中で鑑賞したと伝えられています。林道鈴川線にある駐車場から450mの遊歩道(徒歩約15分)を歩くと滝に到着します。滝壺にも行けます。道中には滝の貴婦人とも言われます落差38mの小滝もあるほか、鈴谷渓谷の渓谷美を楽しむことができます。

36.苗名滝(なえなたき)

地震滝 ★★

苗名滝 (新潟県)

落差55mの直瀑で、水量が多く迫力のある滝です。昔、滝から落ちる水の轟音が響き渡ることから地震滝とも呼ばれてました。駐車場から整備された遊歩道をあるいて15分ほどで展望台に着きます。柱状節理の綺麗な玄武岩の岩壁が特徴的な滝です。

37.惣滝(そうたき)

虹ができやすい滝 ★★★

惣滝 (新潟県)

落差80mの直瀑で、柱状節理の岩肌の中、オーバーハングした崖が水が流れ落ちる滝で、虹ができやすい滝としても知られてます。妙高高原の燕温泉の駐車場から徒歩30分くらいですが、途中で鎖を使って上る箇所などがあり、道中には野湯があります。要長靴ですが、滝壺まで行けます。

■富山県

38.称名滝(しょうみょうだき) 

日本一の落差 ★★★

称名滝 (富山県)

落差350mの日本一の落差を誇る四段瀑です。水量が多いと、称名滝の右に落差497mのハンノキ滝とソーメン滝娥現れます。無料の称名滝駐車場から滝見台園地までは整備された1.3kmの遊歩道を歩いて約30分。ちなみに駐車場に称名平園地という場所があり、その展望広場休憩所から称名滝の遠望を見ることもできます。

■石川県

39.姥ヶ滝(うばがたき)

入浴しながら滝見 ★★★

姥ヶ滝 (石川県)

旧白山スーパー林道の白山白川郷ホワイトロード沿いにあります、蛇谷園地駐車場から(P4)から遊歩道を歩いて約20分ほどで観瀑台から落差76mの姥ヶ滝を見ることができます。滝の目の前に親谷の湯の無料の混浴露天風呂があり入浴しながら目の前に滝を見れますが周囲からは丸見えです。露天風呂の奥にある展望台の奥には足湯もありますので、そちらで。

■福井県

40.龍双ヶ滝(りゅうそうがたき) 

紅葉時のコントラストが見事 ★

龍双ヶ滝 (福井県)

狭い福井県道34号線からも見る事ができる滝で、バイクを絡めて滝を撮ることができます。滝壺のすぐ近くまで歩いて行けて、落差60m、幅20mの岩肌を伝わるように水が落ちる綺麗な滝です。紅葉時のコントラストが見事な滝で、駐車場から約200m、徒歩5分のところに滝の全容が見やすい滝見台があります。

■長野県

41.米子大瀑布(よなこだいばくふ) 

落差80m超のニ瀑布から成る ★★★

米子大瀑布 (長野県)

落差82mの権現滝と89mの不動滝の並んだ二つの滝からなり、日本三大不動尊のひとつの米子不動尊のご神体でもあります。狭い道を走り突き当たりにある無料駐車場(トイレあり)から歩いて約30分で不動滝、そして少し歩くと権現滝があり、滝を間近で見ることができます。徒歩で一周約2時間の周遊コースがあり、最盛期には1500人以上の方が従事していた米子鉱山の跡地があり、公園化されたここから両滝の好景観を見ることができます。

42.三本滝(さんぼんたき) 

3つの滝が横に並んでいる ★★★

三本滝 (長野県)

3つの川の滝が、横に並んで落ちる滝で、落差は50m。三本滝停留所にあります駐車場から約900m、比較的整備された山道を25分ほど歩くと滝に到着して、雰囲気の違う三本の滝を眺め見る事ができます。

43.田立の滝(ただちのたき) 

南木曽の滝群 ★★★★

田立の滝 (長野県)

長野県南木曽町にある天河滝、うるう滝、らせん滝、洗心滝など大滝川の渓谷にある多くの滝群を総称して田立の滝と言います。主瀑の天河滝は落差40mで、田立の滝遊歩道入り口の粒栗駐車場かららせん炊きや霧ヶ滝など滝めぐりを含むハイキングをしながら、駐車場から約2.7km、徒歩70分で、一番落差があります天河滝に到着します。

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