葉山、逗子、鎌倉、江の島…国内有数のシーサイドロード
首都圏から近くて、人気の海水浴場が多くあります三浦半島と湘南海岸。夏は多くの海水浴客が詰めかけますが、オフシーズンであれば、静かな海岸線を満喫できます。エリア的には広くはないですが、シーサイドロードの国道134号線は車通りも多くて移動に結構時間がかかりますし、また、見どころも多いので、立ち寄りをしていると結構時間を費やしますので、時間配分にはご注意を。それでも、湘南の海や富士山の眺望、江の島、古都鎌倉と、国内屈指のシーサイドツーリングエリアであることは間違いないです。
総走行距離~約100km
横浜横須賀道路の横須賀ICで下りて、横須賀市街に向かいます。横須賀市内の見どころといえばいろいろありますが、特にどぶ板通りと三笠公園。どぶ板通りはアメリカンチックなお店が多く、ハンバーガー屋さんなども多く、バイクに乗って眺め見るだけでも楽しいですし、三笠公園は日露戦争で活躍した戦艦三笠が展示されていて、見学も可能です。
三笠公園~世界三大記念艦で日露戦争時に使用された戦艦 三笠が展示されている公園で、日本の歴史公園100にも選ばれています。東郷平八郎連合艦隊司令長官の銅像などがあります。
但し、横須賀市街は車が多く、信号では渋滞がちですので、特に横須賀市内に寄られないようでしたら、横浜横須賀道路で終点の馬堀海岸ICまで行き、海岸線沿いの道に出た方が良いです。そしてそのまま海沿いの道を走り、観音崎に。観音埼灯台で有名な場所ですが、実は観音崎砲台・北門第一砲台跡などの戦争遺跡も状態よく残っていて、結構アップダウンのある中を歩いて、史跡を見ることが出来ます。
そして、そのまま海岸線を走りますと、途中で少し脇道に逸れますと和風灯台の燈明堂があり、その横に東京湾とわ思えなし透き通った水の燈明堂海岸があります。
再び、海沿いの道を走りますと、久里浜海岸があり、道を挟んでペリー公園があります。ここに、あの黒船が現れたのか…と思うと、なんか感慨深いものがあります。
そのまま海岸線沿いの道を走りますと、やがて国道134号線と合流し、気持ちの良いシーサイドロードを走りますと、三浦半島屈指の海水浴場の三浦海岸に到着します。夏には激混みの海水浴場ですが、オフシーズンは静かなので、ぷらっと海辺に出てみるのもお勧めです。
国道134号線から分岐して、海沿いを走る県道215号線を走り三崎港に向かいますが、途中の少し脇道にそれたところに剱崎という名所があります。少し歩くのと、磯場のため足元がかなりゴツゴツしていますが、人気も少なくて雰囲気のある景勝地です。
さて、まぐろで有名な岬dえすが、港の周りには多くの食事処があり、どこでもまぐろ料理を食べられます。但し、人気店や昼食時は並んでいることが多いので、ある程度、事前にお店を調べて、時間を含めてめぼしを付けて訪ねる方が良いようです。
三崎町~遠洋漁業の基地として栄え、マグロの町として知られる港で、港周辺にはグロを食せる食事処が点在しています。
さて、三崎から城ヶ島大橋(50円)を渡りますと、城ヶ島に渡れます。小さな島ですが、城ヶ島灯台や馬の背洞門、ウミウ展望台など見どころは多いです。意外とどの名所も少し歩きますの、時間には余裕を持って+寝た方が良いかもしれません。
再び、城ヶ島大橋を渡り、三崎に入り道を北上しますと油壷などを過ぎて、やがて国道134号線に入ります。そのまま真っすぐに進んでもいいのですが、寄り道で黒崎海岸や荒崎公園に立ち寄られることをお勧め致します。
国道からオフセットした場所にあることから観光客も少なく、それでいて、荒々しい磯場の好景観を望むことが出来ます。特に荒崎公園はお勧めで、駐車場がありますが、バイクは無料で、高台の潮風の丘からは雄大な海原を望むことが出来ます。
ちなみに、黒崎海岸の荒崎海岸の中間あたりに、観覧車が目印のソレイユの丘という入場無料の横須賀市営の公園があり(駐車場400円)、洋風の雰囲気のある公園内には幸せの鐘やソレイユの丘の海岸などの好眺望の場所もありますので、時間があればちょっとよってみるのもありかもしれません。特にひまわり開花の時期はお勧めです。また、ソレイユの丘周辺の道は走りやすく、また少し外れるとキャベツ畑があり、ちょっとバイクで楽しむのにオフセットして近くに寄ってみるのも楽しいかもしれません。
さて、三浦半島の西岸を走る国道134号線に戻り北上しますと、やがて、立石公園に到着します、駐車場がありますが無料で、ここから梵天の鼻と呼ばれる松のある岩場越しに富士山の景観を望むことが出来ます。
また、立石公園から少し先に進みますと、長者ヶ崎があります。富士山の眺望が綺麗な岬で、週末は有料ですが、平日は無料の駐車場があります。
ちなみに、長者が崎に続く、北側の葉山公園には、高台の芝生にベンチが並んでいて、夕日などは特にゆっくりくつろぎながら見ることが出来ます。
そして、葉山御用邸のところかた国道を離れて海沿いの県道207号線を走れば、一色海岸や真名瀬海岸などの綺麗な海岸を見つつ、源頼朝が創建したと伝わる森戸大明神に到着します(参拝用駐車場あり)ので、是非、交通安全を参拝されてみてはいかがでしょうか。また、同明神から海に出ることも出来、千貫松などの名所もあり、景観を楽しむことが出来ます。
再び、海は見えづらいですが海近の森戸海岸線を走り、葉山マリーナを横目で見ながら、国道134号線に合流。このあたりから逗子海岸線沿いに走り、海と、好天なら富士山の眺望を望みながら爽快に走ることが出来ます。
そしてトンネルを超えますと材木座海岸が見え、鎌倉に入ります。材木座海岸から滑川を渡ると由比ガ浜となり、コンビニの道向こうに駐車場があり、のんびりと浜に出ることが出来ます。但し、トンビが頭上を飛び回っていて、食べ物などを手にしていると、急降下して取られてケガをするのでご注意を。
再び、海沿いの国道134号線を西に向かって走ります。当たり前ですが、夏は激混みの道なので、オフシーズンがお勧めです。やがて稲村ヶ崎に到着。ここから、江の島の好眺望を望むことが出来ます。
そして、車通りは多いですが、海沿いの国道134号線を走り、七里ヶ浜、片瀬東浜海水浴場と過ぎて、左折して江ノ島大橋を渡りますと、江の島の到着します(駐車場あり)。歴史のある島で、島内に見どころが多くありますが、一番奥まで行きますと、結構歩いて時間を費やしますので、参道をぷらぷらしつつ江島神社に参拝するのにとどめておくのもいいかと思います。
江ノ島~江戸時代の大山詣り時に人気となった行楽地で、日本百景にも選ばれている景勝地でもあります。日本三弁天の江島神社や島の奥には波の浸食で出来た岩屋などがあります。
江ノ島からは、藤沢市街を北上して藤沢ICに入るもよし、国道1号線から箱根新道に入るもよし、そのまま海沿いを走って西湘バイパスに入ったり、小田原厚木道路の大磯ICに入るもよし、と各々の方向により帰路に着くルートを選ぶことが出来ます。
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