7.奥多摩(東京都)
東京都の西の最奥部にあります奥多摩エリア。ライダー的には奥多摩周遊道路で有名な場所ですが、紅葉スポットも多く点在しています。特に見どころは多摩川にある各渓谷です。但し、各渓谷ともに駐車場がほとんどないので、バイクを止める際にはご注意を。また、御岳山は紅葉の名所ですが、ケーブルカーに乗り、下車してから参道を歩き上りますので、時間的に余裕がなければ見合わせて良いと思います。なお、奥多摩湖から奥多摩周遊道路には入らず、三頭橋から国道139号線を南下しますと、日本三奇橋の猿橋方面(国道20号線)に、またそのまま国道411号線で西上しますと三窪高原経由で山梨県の甲州市に入りますので、いろいろなツーリングルートをプランをたてられても楽しいと思います。
- 御岳山 10月下旬〜11月中旬
- 御岳渓谷・御岳渓谷遊歩道 11月中旬~11月下旬
- 奥多摩 10月中旬〜11月中旬
- 秋川渓谷 11月中旬〜12月上旬
奥多摩の紅葉スポット1.御岳渓谷
JR御嶽駅前に広がる御岳渓谷。多摩川に沿って遊歩道がありますが、駅前の御岳橋上から望むか、もしくはちょっと川岸に下りてその雰囲気を味わうだけでも、紅葉を楽しむのには十分です。やや下流にある鵜の瀬橋も紅葉スポットで、また、もう少し下流にあります寒山寺の紅葉も綺麗です。
奥多摩の紅葉スポット2.御岳山
青梅市にある標高929mの山で、736年に高僧行基が御堂を同山に建てたと伝わり、古来より山岳信仰の対象となってきた山です。麓の駐車場にバイクを止めて、ケーブルカー(往復1,130円)で山頂近くまで行くことが出来ます。ケーブルカーの山頂駅から武蔵御嶽神社までは少しあるきますが、参道では紅葉を楽しむことができます。
奥多摩の紅葉スポット3.鳩ノ巣渓谷
JR鳩ノ巣駅の前にあり、約40mの断崖の下を多摩川が奇岩・奇勝の間を流れる渓谷で、紅葉時には渓谷が赤色と黄色に染まります。渓谷に下りて、玉川水神社が望める吊り橋の鳩ノ巣小橋のからの眺望がお勧めです。
奥多摩の紅葉スポット4.氷川渓谷
広い洲や瀬がある渓谷で、夏場はキャンプや川遊びなどの人気スポットですが、秋の紅葉も綺麗な場所です。登計橋や氷川小橋などの吊橋があり、橋上から渓谷美を望みながら風情を楽しめる場所です。
奥多摩の紅葉スポット5.奥多摩湖
東京都と山梨県に跨る周囲長約45kmの人造湖で、都民の約2割が利用しているという日本最大級の水道専用貯水池です。奥多摩湖の展望所としては奥多摩 水と緑のふれあい館がお勧め。また、湖には歩行専用の浮き橋が2つ架けられていて、歩いて奥多摩湖を渡ることができます。ダム湖百選にも選ばれ、湖畔の樹々が四季を彩り、紅葉時には錦秋の景観を楽しむことができます。
奥多摩の紅葉スポット6.払沢の滝(ほっさわのたき)
檜原村にある4段の滝で、落差は約60m。都内で唯一、日本の滝百選に選ばれている滝です。駐車場から滝までは、木のチップが敷き詰められた遊歩道を歩いて約10分。紅葉時には、滝周辺もそうですが、遊歩道の周りが朱色に染まりとても綺麗です。
奥多摩の紅葉スポット7.神戸岩(かのといわ)
高さ約80mの岩盤が両側にそそり立つ奇勝地で、駐車場からその景観を望むことができます。モミジの木が多くあり、秋は紅葉スポットとしても人気の場所です。遊歩道を歩けば神戸岩の間を通り20分ほどで周れますが、休日は行楽の方が多く訪れ、狭い遊歩道が混雑することもあります。
奥多摩の紅葉スポット8.秋川渓谷
多摩川の支流でもあります秋川沿いに約20km続く渓谷で、夏にはキャンプやハイキングで賑わい、秋には行楽客が多く訪れます。渓谷が長いので見どころが点々としていますが、お勧めは秋川渓谷のシンボルであります吊橋の石舟橋(いしぶねばし)とサンドイッチ岩。紅葉のお勧めは 石舟橋 がある十里木(じゅうりぎ)周辺です。また、秋川渓谷近くの廣徳寺は、茅葺屋根の山門にある大イチョウが黄色に染まり、特に見頃です。
奥多摩の紅葉スポット9.奥多摩周遊道路
紅葉の名所という訳ではないですが、ライダー的には奥多摩の代名詞的な場所です。奥多摩町と檜原村を結ぶ約20kmの道はもちろん紅葉も楽しめますが、視界も良く、路面状況も良くて、またカーブも変化に富んでいて爽快な走りが楽しめます。但し、昨今、交通事故も多発していますため、スピードの出し過ぎには注意を。展望的には奥多摩湖を眼下に望める月夜見第一駐車場がお勧めです。
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