普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc。251cc以上のバイクは大型バイクと同様に車検がありますが、排気量が大きいほど、エンジン出力が高くなることも多く、高速を使っての長距離走行などが楽になる傾向があります。昨今ではハーレーやトライアンフなどもこの排気量帯に60万円台のニューモデルを投入させているほか、インドのロイヤルエンフィールドも多機種を展開しており、グローバル的な展開を行うモデルが増えてきている排気量帯です。そんな251ccから400ccまでのバイクでお買い得だと思うバイクをご紹介させて頂きます。
3位:カワサキ Ninja400
ハイ・バランス・スポーツ
全長1,990mm 全幅:710mm 全高:1,120mm ホイールベース:1,370mm 地上最低高:140mm シート高:785mm 車両重量:167kg乗車定員:2名 最小回転半径:2.5m エンジン種類:水冷4ストローク並列2気筒 総排気量:398立方センチ 圧縮比:11.5 最高出力(kW[PS]/rpm):35 (48) / 10,000 最大トルク(kW[PS]/rpm):37 (3.8) / 8,000 燃料タンク容量:14L 燃料消費量(※60km/h定地走行):31.1km/L 変速機形式:6速 タイヤ(前)110/70R17M/C 54H タイヤ(後)150/60R17M/C 66H ブレーキ(前):シングルディスク ブレーキ(後)シングルディスク
3位はカワサキのNinja400です。直列4気筒400ccのZX-4Rの影に隠れがちの水冷4ストローク並列2気筒のモデルですが、セパレートハンドルでフルカウルのスポーツモデルながらハンドルが高い位置にあるためポジションが楽で、乗りやすいのが特徴。シート高も785mmでシートの先端が細いこともあり足つき性がいいのも嬉しいところ。167kgという軽量ながらパワーも48PSもありとても軽快な走りを楽しむことができます。
並列2気筒ということで、トルクがあり乗りやすく、スポーツモデルながらツーリングもしやすいモデルです。アシスト&スリッパークラッチ装備でクラッチ操作の負荷も減り、疲労度の軽減にも繋がります。ちなみに、同車の(HPでの)キャッチコピーは「ハイ・バランス・スポーツ」。44,000円安でネイキッドモデルのZ400がありますが、逆に44,000円高でフルカウルが付くならNinja400の方がお買い得かと存じます。
2位:BMW G310R
60万円台でBMWに乗れる
全長:2,025mm 全幅:820mm 全高:1,120mm ホイールベース:1,380mm シート高:785mm 車両重量:164kg 乗車定員:2名 エンジン種類:水冷DOHC4ストローク単気筒 総排気量:312cc 圧縮比:10.9 最高出力(kW[PS]/rpm):25kW[34PS]/9,250 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):28Nm/7,250 燃料タンク容量:11L WMTCに準拠した1Lあたり燃料消費率(1名乗車時)):28.57km/L 無鉛プレミアムガソリン 変速機形式:6速 チェーン式 タイヤ(前):110/70 R17 タイヤ(後):150/60 R17 ブレーキ(前):300mmシングルディスク ブレーキ(後):240mmシングルディスク
BMW Motorradで最廉価モデルになりますが、走りに優れたとても楽しいバイクです。通常のバイクとエンジンレイアウトが逆で低重心を実現。BMWらしい安定性がありつつも、倒立フォークで、且つサスもしっかりしていて、軽くてコンパクトな車体で街中も走りやすく、ワインディングなども楽しく走れます。
装備的にもアンチホッピングクラッチやプリロード調整機能付きリアサスペンション、そして、ETC2.0を標準で装備。60万円台でBMWのオーナーになれるという所有感も味わえます。ツーリングユースなら同じエンジンを搭載した74万円のG310GSもおすすめですが、シート高が835mmもあり足つき性はちょっと厳しいです。
1位:ホンダ GB350
シングルの鼓動感を楽しむ
全長:2,180mm 全幅:790mm 全高:1,105mm ホイールベース:1,440mm 地上最低高:165mm シート高:800mm 車両重量:179kg 乗車定員:2名 最小回転半径:2.3m エンジン型式:NC59E エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒 総排気量:348立方センチ 圧縮比:9.5 最高出力(kW[PS]/rpm):15[20]/5,500 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):29[3.0]/3,000 燃料タンク容量:15L 燃料消費量(※60km/h定地走行):47.0km/L 変速機形式:5速 タイヤ(前):100/90-19M/C 57H タイヤ(後):130/70-18M/C 63H ブレーキ(前):シングルディスク ブレーキ(後):シングルディスク
1位は人気のホンダ GB350です。特に華美な装備は付いていないものの、このご時世に350ccで50万円台とは驚きです。OHC単気筒で、最大出力こそ20PSですが、単気筒ならではのエンジンのパルス感を味わいながらトトトトと街乗りやツーリングを楽しむことができます。
以前はこのクラスにヤマハSR400ヤカワサキW400といった単気筒バイクがありましたが、排ガス規制により販売が終了。現在、このクラスでの国産の単気筒バイクはこのGB350のみになってしまいました。5速ギアで180kgの車重ということもあり、決して高速をスピードを出して走ったり、峠道を早く走るバイクではないですが、目を三角にして走ることがない、のんびりとバイクの鼓動を味わいながらライディングを楽しめるバイクです。
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