琵琶湖東側の城跡・古戦場を巡る
琵琶湖周辺には著名な城跡や古戦場が数多くあります。歴史ファンの僕としても垂涎の場所と言っても過言ではありません。そんな、いつかは行ってみたかった場所にレンタルバイクを利用してツーリングすることになりました。
滋賀県の近江八幡駅から、ワンマンの近江鉄道万葉あかね線に乗って次の武佐駅に到着。
武佐駅からぷらぷらと、のどかながら、プチ歴史感を感じさせてくれる道を、ホンダドリーム近江八幡まで10分ほど歩きます。
そして、ホンダドリーム近江八幡でレブル250を借りて出発。そのままお店の前の国道8号線を走って行ってもつまらないので、さきほど、武佐駅からぷらぷらと歩いてきた道を再びバイクで走ってみました。
よくよく見ますと、中山道 武佐宿と書かれていました。なるほど、その昔は宿場町だったところだったようです。なので、歴史感のある建物が点在しているようです。
道中には、武佐宿西高札場跡などがあり、少し先に進みますと、脇本陣跡などもありました。実は今回のツーリングの目的地は、小谷城跡、姉川古戦場、関ケ原古戦場跡など、城跡・古戦場巡りがメインで、その間を縫って他のツーリングスポットを回ろうという算段です。 谷城跡、姉川古戦場、関ケ原古戦場跡の訪問の様子につきましては「城跡・古戦場」ツーリングの方に掲載しましたので、ご興味のある方は是非。
さて、時間も限られています中、予定外の武佐宿で少々時間をとってしまいましたので、近くの安土城跡は後にして、八日市ICから東名高速に乗り、彦根ICで下りて、国宝の彦根城へ。
国内にあります天守が国宝指定されている5つのお城のうちのひとつで、徳川四天王の井伊直政を初代として井伊氏が代々城主を務めた城でもあります。時間があれば天守内に入りたかったのですが、遠目で見るのに留めました。ちなみに、彦根城の近くには、石田三成の居城でした佐和山城跡もあります。さて、そのまま琵琶湖沿いを走り、羽柴秀吉が造った町、長浜に到着。
人気の観光地の黒壁スクエアは人が多く、とりあえず記念撮影するに留めました。
その先にあります豊国神社に。御祭神が豊臣秀吉公、加藤清正公、木村重成公ということで、なんか縁起がよさそうな神社です。長浜市内にはいろいろな史跡がありますので、今度は是非ゆっくりと訪ね回りたい場所です。
長浜を後にして、JR河毛駅前にあります浅井長政と市の銅像に立ち寄り、浅井長政の居城でした小谷城に。
□小谷城~浅井長政
その後、国道365号線で南下し、国道沿いにあります「道の駅 浅井三姉妹の郷」に立ち寄りました。道の駅の名前としましたら、全国でもトップクラスで惹かれるネーミングではないでしょうか。道の駅内には、お市の方と浅井三姉妹の像も立っていました。彼方に指を指しているのが織田信長の妹君のお市の方でしょうか。
そして、そのまま姉川古戦場に。この辺りは、もう、浅井長政の史跡が盛りだくさんです。
姉川古戦場を後にして、再び国道365号線を南下。途中には敏達天皇皇后廣姫 息長陵や分水工などもあり、見どころの多い場所です。そして、国道を離れて道の駅 伊吹の里のところで右折して、しばらく走りますと、住友大阪セメント伊吹工場跡があります。大きな煙突が立つ巨大な廃墟跡で、廃墟好きにはたまらない場所かと思いますが、工場跡は私有地のため、道沿いから眺めるに留めました。
そして、そのまましばらく走り、国道365号線に入り再び国道を走ってすぐのところに、伊吹山ドライブウェイの入口がありました。
伊吹山ドライブウェイは、日本百名山にも選ばれています標高1,377mの伊吹山を、9合目まで登れる全長17kmの山岳有料道路ですが、時間があまりなかったことと、二輪通行料金が2,200円とメチャ高く、またピストン往復路ということもあり、今回は走るのを見合わせました。
終点部にはスカイテラス伊吹山があり、眼下に長浜の街と琵琶湖の好景観を望めます。また、登山にはなりますが、伊吹山の山頂には日本武尊の像が立っています( 伊吹山ドライブウェイ、及び スカイテラス伊吹山からは、下記画像のような景色が見れるようです)。
さて、その先はもう関ケ原の古戦場跡です。約400年以上も前にここで日本を二分した天下分け目の合戦が行われました。各将の陣跡や史跡が点在していて、歴史ファンが記念館を含めて合戦場跡をゆっくり見て回るには1日は必要だと思われます。
関ケ原の古戦場から15kmほど南に進みますと養老の滝があります。麓の養老公園に駐車場(滝まで徒歩30分)がありますが、四輪ですち離合困難な狭路にはなりますが、バイクでなら山道を登り切った奥にあります有料駐車場がお勧めです。滝まで歩いて約5分という近さです。
高さ30mの養老の滝は日本の滝百選にも選ばれています名滝で、滝の水が酒に変わったという養老孝子物語の場所でもあります。やはり観光地ということもあり、多くの観光客で賑わっていました。
さて、養老の滝から再び関ケ原に戻り、関ケ原ICから東名高速で八日市ICに行き、今回、もう一つの行きたかった場所の安土城跡に到着しました。
残念ながら、着いた時にはすでに夕刻で入城ができませんでしたが、ここに織田信長が建てた豪華絢爛な安土城があったと思うに、感無量です。
今度来訪した時には、是非、あの長い石段を上って本丸跡まで行ってみたいと思いました。
そして、再び近江八幡市街に入り、ホンダドリーム近江八幡に戻り、バイクを返車。再び武佐駅から電車に乗り、帰路に着きました。
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