1.寸又峡・接岨峡
エメラルドグリーンの川に架かる吊り橋で有名な寸又峡。紅葉時は川の色とのコントラストがとても綺麗な場所ですが、実はツーリングではなかなかハードな道程になります。奥大井とも言われます同所は静岡県の山奥、南アルプス山脈の南麓に位置で、寸又峡までのアクセス路が酷道であり、しかも寸又峡までピストン往復になります。また、駐車場から寸又峡のシンボルであります夢の吊り橋までは徒歩約30分。渡橋するとなりますと、橋は一方通行になりますため、夢の吊り橋を渡りますと周遊して戻ってくるのに約1時間30分~2時間かかります。それを鑑みますと、かなりハードルの高い場所ですが、紅葉は絶景です。周辺の畑薙や井川湖も紅葉の名所になります。できれば平日にツーリングができる機会がありましたら一度は訪ねてみたい場所です。
- 寸又峡(すまたきょう) 10月下旬~11月下旬
- 接岨峡 10月下旬~11月下旬
寸又峡(すまたきょう)~大間川のと寸又川にある峡谷で、コバルトグリーンの川面と渓谷の白い岩肌のコントラストが綺麗な場所です。夏には新緑の緑が映えますが、秋には赤や黄色の紅葉が見事です。駐車場から30分ほど歩きますと、同峡谷のシンボルでもあります長さ90m、湖面からの高さ8mの夢の吊り橋があります。同吊り橋は幅が狭くてすれ違いができないため一方通行になっていますので、対岸に渡りましたら夢の吊り橋から500mほど上流にあります飛龍橋(普通の橋です)を渡って戻って来なければなりません。なお、夢野吊り橋の渡橋は人数制限がありますため、シーズン時には夢の橋を渡るのに1~2時間待つこともありますのでご注意を。
奥大井湖上駅~寸又峡の東にあります南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)の駅で、長嶋ダムのダム湖であります接岨湖に突き出た山の突端に位置しています。秘境駅としても有名で、線路沿いを歩いて駅まで行くことができますため、列車に乗らず、奥大井湖上駅まで歩いていくことができます。
接岨峡~ 奥大井湖上駅の先にあります大井川沿いの峡谷で、上流の井川ダムからV字型に切り立った断崖が12kmにわたって続いています。なかなか道沿いから見えるポイントがないのですが、 接岨トンネルに入る手間で川沿いに向かう旧道に入りますと関の沢展望台があり、 大井川鐵道井川線の関の沢橋梁が渡る峡谷美を楽しむことができます。 接岨峡の少し下流部にあります接岨峡温泉は若返り湯として親しまれています。
井川湖~ 接岨峡まで訪ねましたら、是非、もう少し足を延ばして行ってみたいのが井川湖です。井川ダム(別名井川五郎ダム)によってできた周囲約10kmの人造湖で、湖畔や周囲の山々が色づき紅葉の名所として知られています。全国でも数少ない中空重力式コンクリートダムの井川ダムからはエメラルドグリーンの湖面と紅葉の彩りのコントラスト、そして南アルプスのパノラマを楽しめます。また、井川ダムの上流部にはバイクでも渡れます吊り橋の井川大橋があり、映える写真を撮ることができます。なお、井川湖(井川ダム)から県道60号線を26kmほど北上しますと畑薙湖(畑薙第一ダム)があり、人も少なく紅葉を楽しますが、その先で県道が終わっているため、ここまで走れば走るほど、帰路の距離が伸びるピストン路になります。
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