名所と冒険心〜房総[君津]ツーリング(千葉県)

ツーリングで観光地に寄ると、人が多くてせっかくの旅感が削がれてしまうことも。そんな時はちょっとマイナーなスポットを巡ってみるのも冒険心がくすぐられて楽しいものです。

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冒険感を味わえる素掘りトンネル

SNSによって知られていない景観地が知れるようになった反面、そんなに著名ではなかった隠れた名所に多くの人が訪れるようになりました。例えば房総。今や原岡(岡本)桟橋は橋の上が人で溢れ、大山千枚田の駐車場には大型観光バスが連なり、東善寺の燈籠坂大師の切通しトンネルにはカフェまでが出来ました。もちろん、そのような観光地にツーリングに行くのもいいですが、人のいない場所を訪ねツーリングも冒険心をかき立てくれていいものです。

今回訪ねたのは、そんな房総。東関道館山線の富津中央ICで降りて内陸に向かい、もみじロードを走り、県道88号線に入り北上して戸面原ダムに。ダム湖畔に市民の森もあり、のんびりできる場所です。近くには高宕山自然動物園もあります。

戸面原ダムに架かる橋

そしてダム湖の先、狭路を走って行くと素掘りのトンネルの宇藤木トンネルがあります。燈籠坂大師の切通しトンネルほどの迫力は無いですが、風情があって絵になる素掘りのトンネルです。もちろん訪れる人はほとんどいません。道は舗装されていて、トンネルの先でUターンできるスペースもあります。バイクでの冒険感を味わうのにちょうどいい感じの素掘りのトンネルです。

宇藤木トンネル

再び県道88号線に戻り、次は海へと向かいました。道中で田んぼの脇を通る道にぷらっと入り、新緑の稲の中をのんびり走る。人の多い大山千枚田だと棚田沿いの道をバイクで走るのも気が引けますが、バイクでならの気軽感が味わえてちょっと脱線して走ってみるのも楽しいです。ちなみに平野部が少なく感じる房総半島だか、千葉県はお米の収穫量が全国の都道府県で9位というお米の産地です。

岩井袋・西ヶ崎

 さて、そんな大山千枚田の近くを通りつつ、桜や水仙の名所の佐久間ダム湖畔の公園を通り、岩井袋に着。リゾートタウン化が進む岩井袋ですが、漁港の方は港町らしい風情があり、磯の先の西ヶ崎からは洋上に浮かぶ浮島の好眺望を望むことができます。原岡海岸の桟橋とはまた違うが、洋上の風景美を味わえます。

岩井袋・西ヶ崎

そして、岩井袋からぐるっと回って、隣りの勝山漁港に。この辺りには食事処が点在していて地元の海産物や肉厚で美味の黄金アジのフライを頂くことができます。

勝山漁港
まんえい食堂
まんえい食堂の萬栄定食(2000円)

また、海沿いを北上していくと、舟藤堤防や竜ヶ崎堤防、保田中央海岸や元名海岸などの海の眺望が良い景観地が続きます。

保田中央海水浴場にて
保田中央海水浴場にて

最後に燈籠坂大師の切通しトンネルに立ち寄ってみました。平日ながら駐車場はいっぱいで、切り通しのトンネルでは撮影が。外国の観光客の方もいて、カフェには多くの人が訪れていました。確かに数年前に訪ねた時と比べてその様相は変わっていました。そんな切り通しを横目で見ながら、アクアラインが渋滞する前に…と早めに房総を後にしました。

燈籠坂大師の切通しトンネルにあるカフェの入り口
燈籠坂大師の切通しトンネル
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