日本有数の景勝地の昇仙峡。平日限定だがその渓流沿いの道を走ることができる。ぜひ一度は走ってみたい絶景路です。
国内第一位と第二位の絶景を望む
平成の日本の景観の第二位にも選ばれた山梨県にある昇仙峡(第一位は富士山、第三位は知床)。その絶景は特に紅葉時に映えますが、もちろん新緑時でも美しい景色を見ることが出来ます。

今回、中央自動車道を一宮御坂ICで降りて、まずは甲府の武田神社に向かう途中で愛宕山スカイラインに入りました。3kmほどの道ですが、緩やかなカーブが続き緑が多くて気持ちのいい道です。路面状況がイマイチなので爽快な走りは楽しみづらいですが、途中、抜けのいい場所から甲府市街を眼下に望むことができます。

愛宕山スカイラインを下りて麓にある武田信玄公のお墓に。墓所は住宅街の中にポツンと佇んでいて、何とも奢らない信玄公らしいお墓でした。

その後、武田氏の居城(躑躅ヶ崎館)跡の武田神社と武田氏館跡大手門東史跡公園に立ち寄り、県道天神平甲府線で昇仙峡へと向かいました。この県道は路面状況も良くほどよいカーブが続き爽快な走りが楽しめます。道中には好天なら綺麗な富士山が望める和田峠みはらし広場があります。やがて道が二股に分かれる箇所があり、そこから昇仙峡グリーンラインとなります。

昇仙峡グリーンラインは川沿いのルートと、かつて有料道路だったルートの二つのルートがあり、旧有料道路側は広い二車線路で走りやすく、日本一の渓谷美とも称される昇仙峡の奇岩美を眺めながら走ることができます。但し、休日は観光バスが多いので走行には注意を。一方、川沿いのルートは上流方面への一方通行路で土日は一般車両通行止となります。

渓流のすぐ横を走るので景色はとても良いが車一台が通れるほどの狭路で駐車スペースもほとんど無いので、車だと景色を見ながら走るという余裕は無いですが、バイクでなら思う存分に渓流美を楽しむことができます。こういう時は「バイクっていいな」と思います。


しばらく走ると土産物店街の先は通行禁止になるので、その手前のT字路を右折して旧有料道路の方の昇仙峡グリーンラインの方に入りました。ちなみに、その近くには県営無料駐車場があるので、そこにバイクを置いて昇仙峡を散策することもできます。
そして、昇仙峡のシンボルの覚円峰を眺めつつ仙娥滝の入り口に入りました。この辺りには多くの土産物店があり、各々買い物用の駐車場が用意されているので、土産物を買いついでにここにバイクを置いて仙娥滝経由で遊歩道を歩いて、覚円峰近くまで散策すのがお勧めです(片道約400m)。その仙娥滝ですが落差30mの水量の多い壮麗な滝で日本の滝百選にも選ばれています。

再び昇仙峡グリーンラインを走り、昇仙峡ロープウェイ乗り場に到着。好天で富士山が見えるなら、ぜひロープウェイに乗りたいところです(往復1500円)。

山頂駅近くの浮富士広場や、近くの富士山遥拝所からは富士山の絶景を望むことができ、期せずして国内絶景の一位と二位を見ることができます。

また、ロープウェイの麓駅乗り場の横には黄金池なるパワースポットがあり、金の鯉がたくさん泳いでいました。なんか微笑しい感じです。

昇仙峡グリーンラインですが、昇仙峡を過ぎた後も続き、ぐるっと北側を周るような感じで韮崎IC( ETC専用)に至ります。道的にも景色的にも時に特筆するものは無いので、昇仙峡を訪ねたらそのまま来た道を戻る方が良いかもしれません。最後に雲の合間からちらっと富士山を見ることができました。














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