11/16より1ヶ月限定で秋の夜の京の庭園を幻想的にライトアップ 京都・東本願寺内 300年の歴史を持ち普段は非公開の日本庭園で 和舟や書道など特別な和の体験を楽しめる『渉成園秋灯り』開催

2024年11月16日(土)~12月15日(日)までの30日間、東本願寺 飛地境内にて「2024年夜間特別拝観 渉成園秋灯り」を開催します。

■夜間特別拝観の見どころ

渉成園は、周囲に枳殻(からたち)を生垣として植えたことから、枳殻邸(きこくてい)の名でも親しまれています。

また、庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています。そのような四季の自然が楽しめる渉成園の特徴を活かし「四季の彩り」をコンセプトに、「色彩豊かな春」や「紅葉のグラデーション」など自然の色彩を取り入れた照明演出でお庭を彩ります。また、お庭の特徴である中央の「印月池」を活かした水鏡効果による水面に映る庭園の情景や様々な歴史ある建築物のありのままの情景を楽しんでいただけるような照明で演出します。

■渉成園(枳殻邸)について

池泉回遊式庭園をもつ東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約一万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。庭園は「池泉回遊式庭園」であり、洛北詩仙堂を開いた石川丈山の作庭と伝えられています。渉成園の造りの特徴としては、ご本尊(阿弥陀如来)を安置する「園林堂」とその前に建つ「傍花閣(ぼうかかく)」を結ぶ中軸線を基準に全体的な作庭がなされています。これは、真宗の教えに基づいて、ご本尊(南無阿弥陀仏)を中心とした真宗門徒の生活規範がこのような仏寺庭園にも反映されているものであるといえます。

「渉成園」という名は、中国の詩人・陶淵明(とうえんめい)『帰去来辞』の一節「園日渉而以成趣(園、日に渉って以って趣を成す)」から採って、宣如上人が名づけました。

■普段立ち入ることができない場所の夜間公開

<一部、有料・事前予約の必要なものがあります。>

▷印月池

「池泉回遊式庭園」の渉成園の中央に位置する園池。東山から上る月影を水面に映して美しいことから、この名が付けられました。
広さは約1,700坪あり、園全体の約6分の1を占めています。

いつもは陸側から見るだけですが、会期中は夜の舟旅<有料・事前予約制>で池の上からお庭の眺望を楽しむことが可能です。

▷夜の舟旅〈有料・事前予約制〉

印月池を和舟にのって周遊。ライトアップされた園内を、舟上よりお楽しみください。

印月池に浮かぶ島、臥(が)龍堂(りゅうどう)や源(みなもとの)融(とおる)ゆかりの塔や侵雪橋を間近に見ることができます。

実施日期間中の毎週木・金・土<11/16・21・22・23・28・29・30・12/5・6・12・13・14>※12/7(土)の開催はありません
時 間①18:00~ ②18:45~ ③19:30~ ④20:15~ ※周遊時間約30分
参加費6,000円(庭園維持寄付金込)
定 員各回5名

※事前予約はこちらから → https://select-type.com/rsv/?id=Q3CfdKVPud8&pv_flg=1

▷非公開建物「閬風亭」特別公開<申込不要>

1865(慶応1)年頃再建。殿舎の南端の大広間。軒を深くさし出し、規模の大きな建物ながら、穏やかな姿を見せています。
室内からは、前庭を隔てて東山の阿弥陀ケ峰を借景とした園池の雄大な風景が満喫できます。「閬風」とは、中国・崑崙(コンロン)山脈の頂部にあるといわれる山の名前で、仙人が住むとされており、賓客をお迎えする大書院にふさわしい名前がつけられています。

通常は非公開の書院「閬風亭(ろうふうてい)」に無料で入室いただけます。室内から見える“秋灯り”をお楽しみください。

日により飲食をお楽しみいただけるマルシェや東本願寺オリジナルグッズ(お土産)の販売もあります。

公開日時ライトアップ期間中毎日 ≪17:30~20:00≫ ※11/16・17 12/7・8を除く
○お土産出店日11/18(月)~20(水)、12/2(月)~6(金)、12/9(月)~15(日)
○マルシェ(ホテルカンラ京都)11/24(日)~12/1(日)

▷≪能登復興⽀援法座≫能登節の夕べ <無料・申込不要>

能登の方言を交えた法話に、時折抑揚をつけた伝統的な節談説教(ふしだんせっきょう)の伝承者・廣陵兼純氏のお説教をお聞きいただけます。

また、能登半島地震の現地からの報告もあわせて行います。

実施日時11/21(木)・22(金)各日19:00~20:30
場  所閬風亭

▷「東本願寺の「音景」」柳沢英輔氏トークイベント<無料・申込不要>

マイクで音を録ることで立ち現れる音色の風景――「音景」。

「音」の魅力を通して、渉成園や東本願寺境内の「風景」をあらたに見つめ直すトークイベントです。

実施日時11/23(土)  17:30〜19:00
場 所閬風亭
登壇者柳沢英輔(音文化研究者、フィールド録音作家)
ゲスト小松正史(環境音楽家、音育家、音環境デザイナー)太田陽介(植彌加藤造園株式会社)藤宗智秋(真宗大谷派僧侶、東本願寺宗務役員)
主 催東本願寺出版
共 催植彌加藤造園株式会社

▷オリガミランプワークショップ<有料・事前予約制>

日本の伝統文化であるオリガミの技法でロータスオブジェを作ります。

実施日時11/16(土)・17(日)<①17:50~18:50/②19:20~20:20>
場 所閬風亭
参加費(基本料金)6,000円(庭園維持寄付金込)

オリガミワークショップ
https://select-type.com/ev/?ev=JZgakJ4dXLg

オリガミハンギングランプ付

https://select-type.com/ev/?ev=M90jPB4cS90


オリガミテーブルランプ付
https://select-type.com/ev/?ev=eeCyW-LDMQs

[関連企画]

○みんなで渉成園を彩ろう

あなたが作ったロータスオブジェで、秋灯りの会場を彩ります。
お一人2つ制作し、1つは渉成園に飾り付け、もう1つはお持ち帰りいただけます。

定 員先着30名
参加費5,000円(庭園維持寄付金込・東本願寺の紋が入った特別デザイン)

※事前予約はこちらから → https://select-type.com/ev/?ev=Os2vbwogsgs

▷非公開建物 臨池亭

1884(明治17)年再建。

奥にある滴翠軒と吹放しの廊下でつながり、池に臨んで建てられていることからその名前が付けられています。

かつては滴翠軒も含めた2棟を併せて「臨池亭」と呼び、北の滴翠軒に対して南にあるこの建物を喫茶居(きっさきょ)と称していました。

▷書道体験ワークショップ<有料・事前申込制>

記念にのこる「てぬぐい」で書道体験を行い、記念にお持ち帰りいただけます。

海外の方には、お名前を漢字に当てはめて、てぬぐいに残します。

実施日時11/30(土)・12/1(日)<18:00~/19:00~/20:00~>
所要時間約40分
場  所臨池亭(りんちてい)
参 加 費6,000円(庭園維持寄付金込)

※事前予約はこちらから → https://select-type.com/rsv/?id=Q3CfdKVPud8&c_id=368072

※上記体験イベント中、「無料」と記載のあるものも、渉成園への入園には、庭園維持寄付金(夜間特別維持寄付金)をお納めください。

【開催概要】

期  間2024年11月16日(土)~12月15日(日)
時  間17:30~21:30(最終受付21:00)
場  所渉成園(枳殻邸)<しょうせいえん・きこくてい>〒600-8190 京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
アクセスJR京都駅より徒歩10分地下鉄・五条駅より徒歩7分市バス・烏丸七条より徒歩5分※夜間の駐車場はご利用いただけませんので公共交通機関をご利用ください。
庭園維持寄付金(夜間特別維持寄付金)大人1,000円/高校生・中学生500円/小学生以下無料※庭園ライトアップの見学は、事前申込不要です。
主  催真宗大谷派(東本願寺)
企画運営ELEMENTS(TSP太陽株式会社)
協  力植彌加藤造園株式会社
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