「名勝　對龍山荘庭園」一般公開開始のご案内

2024年11月2日

株式会社ニトリホールディングスは、この度、所有する「名勝　對龍山荘庭園」の一般公開を開始いたしました。これまで非公開で維持管理してまいりましたが、「より多くの方々に對龍山荘の庭園をご覧いただきたい」という想いから、ご予約なしで自由に見学いただけるようになりました。京都へご旅行の際には、ぜひお立ち寄りください。

「名勝　對龍山荘庭園」について

對龍山荘は明治29年（1896）に薩摩出身の実業家・伊集院兼常によって造営されたことに始まります。その後、彦根出身の呉服商・市田弥一郎が譲り受け、庭園・建物共に大規模な改修を実施。庭園の改修を手掛けたのが近代日本庭園の先駆者と称えられた七代目小川治兵衛（植治）でした。

約1800坪からなる広大な敷地内に池や露地、滝石組、芝生広場を設け、雄大な東山からの景色の連続性を有する本庭園は、明治42年（1909）の「京華林泉帖」に「風流清雅にして其構造に最も心尽くしたるを見る」と記され当時から極めて高い評価を得ており、昭和63年（1988）には国の名勝に指定されています。また建築は、当代随一といわれた大工・島田藤吉が手がけ、令和6年（2024）国の重要文化財に指定されました。