熊野古道は認知度が高い反面、訪れたことがない人は85%にも上ると判明

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熊野古道の宿「SEN.RETREAT」を運営する日本ユニストが、初のアンケート調査を実施

熊野古道を泊まり歩く宿「SEN.RETREAT」を運営する株式会社日本ユニストは、熊野古道の認知度やイメージ、訪問経験について、550人を対象にアンケート調査を実施した結果、熊野古道を認知している人は79%、実際に現地へ行ったことがない人は85%に上ることがわかりました。 

世界遺産登録などで一定の知名度はあるものの、実際に訪れてみたいという動機付けやマーケティングの余地があることがわかったため、今回の調査結果を今後の施設運営に活かしてまいります。

  • 【ダイジェスト】 
    8割の人が熊野古道を知っている 
    熊野古道に行ったことがある人は1割
    熊野古道から連想するイメージで最多は「世界遺産」
  • 【調査結果】全国の約8割の人が「熊野古道」を知っている。関西地方に限ると、認知度は9割以上に上昇

2004年の世界遺産登録などで、全国的に知名度が上がったことから、「熊野古道」というワードを聞いたことがある人は過半数に上ったとみられます。

熊野古道が通っている府県を複数知っている人は、2割に留まる

熊野古道には、和歌山県を通る中辺路・大辺路、三重県を通る伊勢路だけでなく、奈良県を通る小辺路や、大阪府や京都府を通る紀伊路などがあります。複数の県がわかる方は全体の20%、1県のみわかる方は25%で、和歌山県もしくは三重県と紐づいたイメージが強いことがわかりました。

奈良県では25%、和歌山県で16.7%、三重県で16.7%の人が熊野古道が通る全ての県を把握しており、地元では熊野古道についての理解がより深いことがうかがえます。

熊野古道に行ったことがある人は、わずか1割

熊野古道を訪れて宿泊したことがある方は3.8%しかおらず、訪れたことがない人は85%に上りました。

「行ったことがない」と答えた割合が少ないのは、奈良県25%、和歌山県33%、三重県50%でした。

一方、大阪府は79%、京都府は88%、兵庫県は67%となっており、同じ関西地方でも差が開いていることがわかりました。

熊野古道で連想するイメージは「世界遺産」が最多。他は「自然の景観が美しい」など

「世界遺産」というイメージを持っている人は、最多の41%でした。2004年に世界文化遺産に登録されて19年がたち、イメージ醸成が出来上がったと考えられます。また、自然豊かな場所であることから、「自然の景観が美しい」が34%、「那智の滝などの自然」が23%となりました。

60代以上では「熊野信仰」が37%、「参詣道」が31%と高い一方、20~24歳では「熊野信仰」が3%、「参詣道」が16%にとどまっており、文化的・宗教的なイメージは年代差があることがうかがえます。

人生を見つめ直す・内省する際にしたいことは、「神社仏閣にお参りしたい」が最多

熊野古道を訪れる目的として、巡礼を行うことで自分自身と向き合い、考えを深めることが掲げられるのではないかと仮説を立て、「人生を見つめ直す・内省する際にしたいこと」を問う質問項目を設定しました。

その結果、「神社仏閣にお参りする」が41%、「日本の歴史ある場所に行く」が34%となりました。

SEN.RETREATがある中辺路をはじめ、熊野古道では様々なルートで2~5泊かけて山を歩く体験ができます。

道中には熊野本宮大社や那智の滝など、自然・歴史・文化が合わさったスポットがあり、内省に適した環境が広がっています。日本ユニストは「熊野古道=人生を考える道」と捉え、「人生の節目で歩く道」として、日本人が熊野古道を歩く文化を構築することを目指します。

調査概要

調査期間:2023年08月08日~2023年08月09日
調査方法:インターネット調査(調査機関:株式会社マクロミル)
調査地域:47都道府県
サンプル数:520人
※本件の調査結果をご利用いただく際は、 熊野古道を泊まり歩く宿・SEN.RETREAT運営「日本ユニスト調べ」 と明記いただくようお願いします。

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