六甲山観光株式会社が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、「レンゲショウマ」が見頃を迎えました。
レンゲショウマは、キンポウゲ科の多年草で、1属1種の日本の固有種です。東北地方南部から中部地方までに点々と分布していて、近畿地方では奈良県大峰山の石灰岩地にのみ自生しています。蓮に似た花の直径は3cmほどで、下向きに咲きます。ろう細工のような半透明の薄紫色の花が美しく、カメラマンを中心にファンの多い花です。林床の木漏れ日の中で花が揺れる様子は、涼しげです。当園のレンゲショウマの見頃は8月下旬までの見込みです。
人気朝ドラマの主人公のモデルである牧野富太郎が開園当初に来園した様子の写真や直筆の書・手紙、代表作「大日本植物志」を含む図、書籍などを約200点展示している、【六甲山ボタニカルフェア】六甲高山植物園開園90周年特別企画「牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~」も8月15日(火)まで会期を延長して、好評開催中です。
■「キレンゲショウマ」もただいま見頃!
「キレンゲショウマ(アジサイ科)」はレンゲショウマに似た黄色の花が咲くことから名付けられました。当園では約3,000株を栽培しており、栽培下では日本最大の群落です。明治21年に朝ドラで話題の東京大学初代植物学教授矢田部良吉により発見され、同23年に新属、新種の植物として発表されました。キレンゲショウマの見頃も8月下旬までの見込みです。
◆営業概要
- 【開園期間】~11月23日(木・祝)
- 【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)〈8月11日(金・祝〉~15日(火)は9:00開園!〉
- 【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円
- 【駐車場】1,000円(8月11日(金・祝)~15日(火):2,000円)
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/
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