ウェザーマップ、2023年第三回「さくら開花予想」を発表

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平年並みかやや早めの開花が多い見込み 2月後半は気温低め予想 前回発表から少し遅い開花に

気象予報士の派遣や提供、 気象データ、 気象コンテンツの提供及び配信を手掛ける株式会社ウェザーマップは、 2023年 第三回「さくら開花予想」を発表しました。 (九州~北海道 53 地点)

今年のさくら概要

2023年のさくらは、平年並みからやや早めの開花となる所が多くなるでしょう。トップは福岡で、3月20日の予想です。北海道は平年より早い見込みです。2月後半の気温が低くなる予想となったため、前回の予想よりも少し遅くなっています。

第三回【開花予想日】

東京:3月22日頃、名古屋:3月23日頃、大阪:3月27日頃、福岡:3月20日頃
各地の開花予想日:https://sakura.weathermap.jp/

さくら開花前線(等期日線図)

概況

2023年のさくらは、平年並みから少し早めのところが多くなるでしょう。トップは福岡で、3月20日の予想です。北海道は平年より早い見込みです。

前回2日発表の予想よりも、少し遅くなっています。2月後半の気温が低くなる予想となったためです。
今年の冬は、強い寒気が流れ込むこともありましたが長続きはしなかったため、特に寒い冬というわけではありません。

また11月が高温だったこともあり、休眠打破はやや弱いところが多いと考えられます。2月の前半は気温が高めですが、後半はやや低くなる見込みです。3月に入るころからはまた次第に気温が高くなりそうですが、大幅な高温になる可能性は低いとみられます。このため、さくらの開花は平年並みから少し早めのところが多い見込みです。
(気象予報士・渡邊正太郎)

ウェザーマップの開花予想手法~1万通りのシミュレーション、「開花確率」を利用

さくらの開花予想は、気温の予測精度に大きく左右されます。そこでウェザーマップでは以下のような手法で予想します。

(桜の開花・満開確率の表示例)

1. 今後の気温を気象庁数値予報などをベースに独自予測
2. 予測された気温データをもとに、約1万通りの開花日をシミュレーション(=開花確率)
3. 1万通りの開花日の平均を「開花予想日」として発表

この手法が、過去の例を見て最も誤差が少なくなると考えています。「さくら開花予想2023」Webサイト上では、シミュレーション結果を「開花確率」グラフとして掲載。従来の「開花予想日」のみでなく、幅を持った情報として提供しています。

英語版、中国語版も同時公開

毎年、1月下旬から発表している「さくら開花予想」のWebサイトは外国人の皆さまにもご利用いただきやすいよう、英語版と中国語版(繁体字/簡体字)もオープンしています。
・英語版「Cherry blossom Forecast」https://sakura.weathermap.jp/en
・中国語版(繁体字)「櫻花花況預測」https://sakura.weathermap.jp/zh-tw
・中国語版(簡体字)「樱花花开预测」https://sakura.weathermap.jp/zh-cn

今後の発表スケジュール

・第一回 : 1月26日(木)
・第二回 : 2月2日(木)
・第三回 : 2月 9日(木)(今回)
・第四回 : 2月16日(木)
・第五回 : 2月23日(木)

実況は毎日更新、3月2日(木)からは毎週月曜・木曜に更新します。

予想対象のさくらや開花・満開の定義

・ウェザーマップのさくら開花予想は、全国各地のさくらの「標本木」を予想対象にしています。各気象台やその周辺にあり、大まかな場所をサイト上でも掲載しています。
・開花や満開の定義は、以下の通りで、気象庁の生物季節観測の基準と同様です。
  開花:標本木で5~6輪以上の花が開いた状態
  満開:標本木で80%以上のつぼみが開いた状態
それぞれの状態になる最初の日を開花日・満開日として予想します。

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