ヤマハ発動機株式会社は、水冷・155cm3の“BLUE CORE (ブルーコア)※”エンジンをスポーティで斬新なスタイリングのボディに搭載した軽二輪スクーターの新製品「X FORCE ABS」を6月28日に発売します。
「X FORCE ABS」は、“Master of Street Scooter”をコンセプトに、通勤・通学に快適・便利かつ乗って楽しいモデルとして開発しました。主な特徴は、1)トラクションコントロールシステムを採用した、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立する“BLUE CORE”エンジン、2)静粛なエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」および全域でのハイパワーに貢献する「VVA(可変バルブ)」、3)軽量・高剛性の新フレームとスポーティな走行を支える足回り、4)ストリートモタードを表現した斬新なスタイリング、5)着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン専用アプリへの対応などです。なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。
【X FORCE ABSの主な特徴】
1)トラクションコントロールシステムを採用した走りの楽しさと燃費・環境性能を両立する“BLUE CORE (ブルーコア)”エンジン
高燃焼効率、ロス低減、冷却性の3点を照準に開発し、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させる“BLUE CORE”エンジンを搭載しました。燃焼室は、パワーと燃費の両立を図るためコンパクトに設計。高効率燃焼のポイントとなる圧縮比は、11.6:1とし、混合気のタンブル(縦渦)を効果的に生成させ、FIセッティングとの相乗効果で高出力と低燃費を備えています。また、未舗装路等で後輪空転の兆候が検知されると、点火時期・燃料噴射量を統合制御し、滑らかな発進性・走行性をサポートするトラクションコントロールシステムを搭載しています。
2)静粛なエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」および全域でのハイパワーに貢献する「VVA(可変バルブ)」
エンジンには「Smart Motor Generator」を搭載しました。始動時はスターターモーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして働きます。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現しています。また、VVA(Variable valve actuation=可変バルブ)も採用。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)のリフト量が切り替わる機構で、相互にトルクカーブを補完し全域で優れたトルク特性を発揮します。
3)軽量・高剛性の新フレームとスポーティな走行を支える足回り
スタイルと走行性、そして快適性をバランスさせた新設計の軽量・高剛性鋼管フレームを採用。最適なセッティングを施した前後サスペンションなどにより、キビキビとした軽快な走行が楽しめます。新設計の前後13インチ軽量ホイールは、フロントφ267mm、リアφ230mmの大径ウェーブのブレーキディスクを採用しスポーティな走りを支えます。また、前後独立式のABSを装備しました。
4)ストリートモタードを表現した斬新なスタイリング
前後オーバーハングを短くし、フロントは力強さ、リアは軽さを表現した斬新なスタイリングとしました。特にリア周りはセパレートリアフェンダーにより軽快感を強調しています。また、荷重をかけやすい幅広なモタード風のバーハンドルや質感とグリップ力を高めたフラットシートなどにより、快適性と運動性をバランスさせ、日常的な取り回しやすさとスポーツ性を両立しています。
5)着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン専用アプリへの対応
本モデルは、専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」をインストールしたスマートフォンとのペアリングが可能です。ペアリングにより次のような機能が拡充します。
- (1)車両メーターへのスマートフォン通知の表示・電話やメールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などを表示
- (2)スマートフォン画面のサブメーター利用・エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示
- (3)オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせ
- (4)燃費管理
- (5)車両の最終駐車位置確認
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