フランスのル・マンで4月16日から17日にかけて開催された、二輪車による耐久ロードレースの最高峰である、国際モーターサイクリズム連盟(以下FIM)主催の「2022 FIM世界耐久選手権(EWC)」の第1戦「ル・マン24時間耐久レース」において、スズキ株式会社の参戦チーム「ヨシムラSERT(スズキエンデュランスレーシングチーム) Motul」が2年連続で優勝しました。
EWCは市販車をベースに耐久レース仕様に改造された二輪車で競われるレースで、スズキは2021シーズンより株式会社ヨシムラジャパンにチーム運営を委託し、スーパースポーツモデル「GSX-R1000R」で共同参戦しています。「ヨシムラSERT Motul」は、総合力の優れた「GSX-R1000R」で2021シーズンに参戦1年目にして年間チャンピオンに輝きました。
予選を2位で通過した「ヨシムラSERT Motul」は、第1コーナーにトップで侵入するなど1周目から果敢に攻め、毎時間の経過時点の順位において、1時間経過時点でトップに立ちました。2時間経過時点以降はトラブルに見舞われながらも巧みなピット作業とチームワークで乗り越え、安定的に2位、3位の順位をキープしました。9時間経過時点で再びトップに立ってからは一度もトップを譲らず、840周でゴールしました。
第1戦「ル・マン24時間耐久レース」結果
順位 | チーム | 第1戦終了時点のシーズンポイント |
---|---|---|
1 | ヨシムラSERT Motul | 63 |
2 | YART – Yamaha Official Team EWC | 55 |
3 | F.C.C. TSR Honda France | 49 |
「2022 FIM世界耐久選手権」スケジュール
レース | 開催月日 | 場所 | |
---|---|---|---|
第1戦 | ル・マン24時間 | 4月16~17日 | フランス |
第2戦 | スパ24時間 | 6月4~5日 | ベルギー |
第3戦 | 鈴鹿8時間 | 8月7日 | 日本 |
第4戦 | ボルドール24時間 | 9月17~18日 | フランス |
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