紅葉は終わっているが、空いていて山並みも見やすい

ライダーの人気の絶景道、「ビーナスライン」の今年の冬季閉鎖は11月19日(水)の午前11時(区間:下諏訪町八島(八島高原駐車場)~和田峠~長和町和田峠(国道142号旧道交点))。
今年、ビーナスラインを走れるのはもうわずか。週末はあと一回のみとなりました。すでに紅葉も終わってしまったようですが、今年最後のビーナスラインの走り納めはいかがでしょうか。
この時期にビーナスラインへのツーリングで気をつけたいのが、「気温」と「凍結」。まず、気温は2000m級を走る道なので寒いです。午前中などは氷点下の時もあるので、冬装備は必須。特に冬装備でおろそかになりがちなグローブやボトムスにご注意を。また、ビーナスラインの気温を見ますと午後はこの時期十数度まで上がることもあり、寒暖差があるので、万が一、高速や山に上がる前に暖かくて、いざビーナスラインに入ったら寒くなる、もしくは走っているうちに寒かったのが熱くなってきた、なんてこともありますので、できればインナー脱着式のジャケットで温度調整をするのがお勧め、インナーを脱いだ時に収納できるバッグやタンデムシートに付けられるゴムロープやツーリングネットを持っていくのが良いかと思います。

あと凍結は、午前中でも氷点下の時がありますので、もし朝早くにビーナスラインに訪ねる場合には事前に気温や道路状況を確認した方が良いかと思います。また、できるだけ車線では日陰ではなく陽の当たっている部分を走るようにいたしましょう。
あと、「熊」の生息地でもありますので、なるべく人がいるところ、見晴らしの良いところに行くようにした方が良いかと思います。

逆に、この時期はもう車が少ないですし、晴天率も高くて空気も澄んでいるので遠方の富士山やアルプス山脈が見やすいのが◎です。
あとこの時期、ビーナスラインのおすすめは「蓼科湖」と「蓼科高原」。蓼科湖、蓼科高原は標高が低いので、まだ紅葉を楽しめるかもしれません。あと、湯冷め注意ですが、小斉の湯や蓼科温泉浴場などの立ち寄り湯が楽しめます。
ちょっと、標高が上がった「女の神展望台」も、眼下に一部紅葉が楽しめるかもしれません。

もちろん、この時期は晴天率も高く、雲も少ないので、富士見台展望台などからは八ヶ岳や富士山の眺望も楽ますし、定番の車山肩からはアルプスの眺望を楽しめるかと存じます。

とりあえず霧ヶ峰まで目指して、霧ヶ峰の駐車場で休息しつつきのこ汁などで体を温められてはいかがでしょうか。また、ススキがなびく霧ヶ峰を散策してみるのもいいかもしれません。

霧ヶ峰の少し先ですが八島湿原もお勧めです。ビーナスライン脇の駐車場から歩いてさほどかからずに湿原の展望所に行くことができます。

霧ヶ峰からそのままビーナスラインを走って美ヶ原美術館まで走りを楽しむのもありですが、霧ヶ峰〜美ヶ原美術館は景観スポットがなく北側になり風も寒くなるので、霧ヶ峰から県道40号線を走って諏訪湖畔に出るルートも検討されるといいかもしれません。ビーナスラインほど道幅はありませんが、林間コースが楽しめるのと、道中に蓼の海公園やいずみ湖公園、立石公園などがあり眺望を楽しむことができます。

ビーナスラインの眺望区間は白樺湖展望台駐車場から霧ヶ峰までの十数キロが中心なので、そこを抑えつつ、周辺のスポットを楽しむのも、この時期ビーナスラインを楽しむコツかもしれません。
ちなみにメルヘン街道(国道299号線)は翌11月20日(木)の午前11時から冬期通行止めになり、志賀草津道路は明日11月12日(水)の午後1時から冬期通行止めになります。













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