もとは海底火山だったジオパーク伊豆半島
風光明媚な場所が数多くある南伊豆。
東伊豆や西伊豆と違い南伊豆は高速のインターから遠いうえに、エリアに爽快なワインディングロードが無いので伊豆の他の地域に比べて足が向きづらい場所ではありますが、その分、他エリアでは見れないような豪快な絶景を望むことができます。新東名の長泉沼津ICに直結している現在無料の伊豆縦貫道経由で係員がいる現金徴収(160円)の伊豆中央道と修善寺道路と乗り継げば、ICから河津のループ橋まで約1時間(約60km)で着くことができます。
休憩を兼ねてのお勧め立ち寄りスポットが河津七滝です。幹線から道を降りればすぐにループ橋の下に着きます。上からは写真が撮りづらいループ橋ですが、下からだとゆっくりバイクを絡めて撮影することが出来ます。
七滝の無料駐車場から歩いてすぐに伊豆最大級の大滝(近くに滝を眺めながら入湯出来る水着着用の露天風呂あり)や、伊豆の踊子像が立つ初景滝などがあり、時間をかけずにのんびりと散策ができます。
それから、町中にある峰温泉大噴湯公園にも立ち寄りお勧めです。決まった時間に迫力ある噴泉が見れたり、足湯に入れたり、良心的な値段で温泉玉子作り(2個150円)が楽しめたりと、入場無料で楽しめるお薦めスポットです。但し、ループ橋から河津町までは河津桜のシーズン時は慢性渋滞なので、ご注意を。
さて、峰温泉から南に走ると、すぐに海に出ることが出来ます。
そして、外海の荒波を見つつ国道135号線を下田に向かって走り、途中、白浜海岸や綺麗な砂浜を眺めて走り、やがて、水仙で有名な爪木崎に。途中、無料駐車場と有料駐車場の分岐がありますが、バイクは100円なのでここは爪木崎に至近な有料駐車場がお薦めです。水仙が咲き乱れる著名地ですが、水仙が咲いていない時期でも風情があってぷらっと立ち寄るだけでも旅感を楽しめます。
再び、国道135号線に戻り南へとバイクを走らせました。途中、田牛方面へと向かう道に入ると、碁石ヶ浜や龍宮窟が見れます。海食洞の天井が崩落して上から覗けるようなった龍宮窟を一周出来る遊歩道があり、そこから美観の田牛サンドスキー場や田牛海岸が眺められ、また龍宮窟の岩浜にも降りられて好景観が望め、まさにジオパーク伊豆半島を楽しめます。
田牛にある天井が空いた洞窟。洞内からは神秘的な景色を見れて、洞窟の上を周遊する遊歩道からはサンドスキー場や田牛海岸の美観が望めます。
さて、再び国道に戻り、そして弓ヶ浜に着。とても綺麗な砂浜で夏は激混みなのですが、冬は人も少なくのんびり出来ます。
そしてそのまま伊豆半島の最南端の石廊崎へと向かい、駐車場(100円)にバイクを停めました。ここから石廊崎灯台まで片道約20分も歩くので、出費にはなりますが、駐車場から出航している周遊約25分の遊覧船(1400円)に乗って海から灯台を見た方が時間効率はいいです。しかもこの遊覧船は陸からは行けない美観のヒリゾ浜の間近まで周遊してくれるます。但し、日によってコースが変わったり欠航しやすいので要注意を。
県道16号線で西伊豆へと向かう途中にユウスゲ公園があります。少し高台に登ると写真スタンドがあり奥石廊崎をバックに写真が撮れますが、時間が無ければそのすぐ先のあいおい岬の駐車場に。塩ソフトを食べながら奥石廊崎の絶景を眺められます。そしてヒリゾ浜を陸から見れる唯一の場所であり、天気が良ければ風光明媚な景色を見ることが出来ます。
陸地側から美しいヒリゾ浜を唯一見れるあいおい岬駐車場(南伊豆ジオパークビジターセンター)。間近で見たい場合は、石廊崎から遊覧船で。
再び県道16号線経由で国道136号線に入り雲見に向かいます。このあたりは強い風が吹くことが多く横風でバイクが振られやすいのでご注意を。途中に猿で有名な波勝崎があり、猿好きなら立ち寄って見るのもありかも。無料駐車場からバスに乗って猿園に行けます(入苑料700円。HPにクーポン有)。駐車場からは海の美観が見れないので、波勝崎からの景観を望みたいのなら猿園に入園する必要があります。
雲見に入ったら、是非立ち寄りたいのが千貫門です。道中、急な登り階段に息は切れるものの、徒歩10分程で烏帽子岳を望む絶景とそして高さ30mの千貫門の圧巻の光景を眺めることが出来ます。
そして雲見温泉に。時間があれば、山頂から絶景が望める雲見浅間神社や、雲が無ければ富士山が望める雲見海岸や、雲見想い出岬に立ち寄るのもお勧めです。
◇雲見浅間神社
本殿がある烏帽子岩山頂からは千貫門を見下ろす絶景が望めますが、428段の急な石段と山道を登るので往復1時間は必要。晴天で富士山が見えていて、健脚で時間があれば登頂もあり、かも。
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