※足柄・箱根 峠探訪その1からの続きになります
箱根の峠々~箱根スカイラインと芦ノ湖スカイライン
走りが楽しめるワインディングとして人気の箱根スカイラインと芦ノ湖スカイライン。もしかして、走るだけで絶景ポイントをスルーしていないでしょううか。それじゃあもったいない。日本有数の景観を見逃すないように!
乙女峠は同バス停から約30分程の所にあり、同峠からは富士山の絶景が望めます。いや、そんなに歩くのは…という方は、麓のふじみ茶屋から5分程登った所にある乙女の鐘からも綺麗な富士山を眺めることができます。
長尾峠の露頭と呼ばれる地層を眺め見つつ、神奈川県と静岡県の県境の長尾峠に。峠は長尾トンネル上にあり、トンネル脇から山道を登ります。この辺りからは大涌谷の煙も望めます。
トンネルを抜けると箱根スカイラインに入ります。ここでは箱根芦ノ湖展望公園に立ち寄って、芦ノ湖の美観を望みたいです。
そして絶景道の芦ノ湖スカイラインに。芦ノ湖スカイラインは走りが楽しいワインディングですが、道沿いに三国峠、杓子峠と富士山の絶景ポイントが続くので、是非とも立ち寄りたいところです。
そしてそのまま進むと国道1号線にぶつかり、箱根峠に。江戸時代には東海道の険所として名を馳せた峠ですが、足柄峠と違って今は峠を示す史跡も見当たらず、道路看板に箱根峠とあるだけです。峠付近には大型駐車場があり、近くの峠茶屋ではガッツリと焼肉やホルモン定食などを食せます。近くの箱根旧街道に茨ヶ平という笹のトンネルの場所がありますが、大雨による洪水で、残念ながら通行止めになっていました。
再び箱根峠に戻り、県道20号線で熱海峠へと向かいます。この箱根峠〜熱海峠の十国自動車道は、大正7年に丹那トンネルの工事が始めたられたことにより熱海が栄えると見越して駿豆鉄道株式会社(現伊豆箱根鉄道株式会社)によって作られ昭和7年に営業が開始された爽快な道です。
湯河原パークウェイの料金所辺りが湯河原峠で、そして伊豆スカイラインの箱根側からの起点にもなっている熱海峠に。ここも特に峠の史跡らしきものが無くて残念ですが、少し戻った十国峠レストハウスでケーブルカーに乗って山頂駅に行くと、360度のパノラマ絶景と共に、十国峠の看板が。観光的な看板ではありますが、箱根の峠巡りを締めくくるにふさわしい立派な看板を前に思わずジャンプしてしまいました!
伊豆への通過点になりがちな箱根ですが、見処ろ、走り処ろがたくさんあります。エリアは広くは無いですが、逆に史跡や景色をじっくり楽しめる、まさに国内有数のツーリングエリアです。
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