寒さが厳しい冬は家にこもりがちになりますが、雪化粧した日本ならではの風景や氷点下の世界での自然現象など、さまざまな絶景に出会えるものです。そこで阪急交通社では、「一度は見てみたい冬の絶景」に関するアンケート調査を実施しました。その結果を、回答者のコメントを交えランキング形式で紹介します。
【調査概要】
有効回答数:559名
調査期間:2024/10/11~2024/10/18
調査機関:株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
調査対象:全国、20代以上の男女
調査手法:Webアンケート
凍えるような寒さが続く冬は、外出するのが億劫になりがちな季節。しかし、雪化粧した風景や氷点下の世界でしか見られない自然現象など、冬だからこその絶景を目にできるチャンスの時期でもあります。
そこで阪急交通社では、この季節ならではの「一度は見てみたい冬の絶景」に関するアンケート調査を実施。厳しい寒さを乗り越えてでも実際に足を運んでみたいと思う冬の絶景を、ランキング形式で紹介していきます。
一度は見てみたい冬の絶景ランキング
全国の20代以上の男女に「一度は見てみたいと思う冬の絶景」について質問したところ、下記のような結果となりました。
位は北海道の「オホーツク海の流氷」(39.9%)で、2位にも北海道から「ダイヤモンドダスト」(39.0%)が僅差でランクイン。北海道の冬の絶景は10位以内に5つ選ばれており、冬の絶景スポットとしての人気の高さが窺えます。
また、3位は岐阜県の「白川郷の雪景色」(25.0%)、4位は山形県の「蔵王の樹氷」(24.2%)でした。さらに、続く5位には北海道の「小樽運河の雪景色」が、4位と僅差の23.8%の割合でランクインしています。
ここからは、ランキング上位に入った冬の絶景の概要をお伝えします。
1位 オホーツク海の流氷<北海道>
1位に輝いたのは、北海道の「オホーツク海の流氷」です。一面を真っ白に埋め尽くす流氷の景観は、北海道でしか見られない壮大さ。アンケートにおいても、「自分の生活圏では絶対に見られない風景」といったコメントが見られました。例年2月中旬~3月上旬のシーズンに合わせて、多くの旅行者が北海道を訪れます。網走と紋別では流氷を砕きながら進む砕氷船に乗って、知床では流氷の上を歩くなどして、迫力のある景観を楽しめます。
▼北海道流氷ツアー・旅行特集はこちら
https://www.hankyu-travel.com/kokunai/ryuhyo/?p_baitai=9597
2位 ダイヤモンドダスト<北海道>
厳寒の北海道で見られる「ダイヤモンドダスト」は、大気中の水蒸気が氷の結晶となって光り輝く幻想的な自然現象。太陽の光を受けてキラキラと輝く様子は、まるで空からダイヤモンドの粉が降り注いでいるかのような美しさです。特に1月~2月頃、十勝地方や富良野などでダイヤモンドダストは見られます。気温がマイナス10度以下であることや無風・適度な湿度など、発生にはさまざまな条件が必要なものの、その幻想的な光景は一生の思い出となることでしょう。
3位 白川郷の雪景色<岐阜県>
世界遺産に登録されている白川郷は、「日本の原風景」や「日本らしい景色」が見られる場所として人気を集めるスポット。特に冬場は、豪雪地帯ならではの合掌造りの家屋群と雪景色が見事に調和する絶景に出会えます。例年、1月~2月頃には夜間にライトアップイベントも開催されており、幻想的に照らされた家屋や、田んぼの水面に反射する逆さ合掌造りの風景は必見です。
▼白川郷の観光情報はこちら
https://www.hankyu-travel.com/guide/chubu_hokuriku/gifu/shirakawago.php?p_baitai=9597
4位 蔵王の樹氷<山形県>
4位にランクインした「蔵王の樹氷」は、その神秘的な姿から「スノーモンスター」とも呼ばれています。特殊な気象条件と常緑針葉樹によってつくられた氷の芸術は独特な魅力を持っており、アンケートにおいても「他では見ることのできない景色を見たい」との声が複数見られました。樹氷のシーズンは例年12月~2月頃で、蔵王ロープウェイに乗って樹氷原を巡るツアーなども人気です。
5位 小樽運河の雪景色<北海道>
北海道を代表する観光地である小樽運河は、冬季になると石造りの倉庫群と雪景色が幻想的です。特に日が暮れる頃には、ガス灯の明かりが雪に反射するノスタルジックな景観を楽しめることでしょう。2月には、雪の中にろうそくの灯りがゆらめく「小樽雪あかりの路」が開催され、雪のオブジェと優しい灯りが運河周辺を彩ります。
6位 阿寒湖のフロストフラワー<北海道>
12月~3月の阿寒湖で、気温や風、雪と氷のコンディションなどが整っているときに見られる、花のような氷の結晶「フロストフラワー」。まるで白い花が湖面に咲いているかのような幻想的な光景は、寒冷地ならではの希少な自然現象として人気を博しています。ガイドツアーに参加し、神秘的な景観を探してみてはいかがでしょうか。
7位 白金青い池の雪景色<北海道>
コバルトブルーの水面が特徴的な「白金青い池」は、「テレビで見たことがある」という人も多い北海道の人気観光スポット。冬場は美しい青い池が真っ白な雪に覆われ、静寂した幻想的な世界がつくり出されます。例年11月~4月頃には、夜間のライトアップも実施。さまざまな照明パターンが用意されており、雪と池、カラマツの影などが織りなす景観をより楽しめることでしょう。
7位 兼六園の雪吊り<石川県>
日本三名園のひとつである石川県の兼六園では、11月~3月にかけて、雪の重みから木々を守るための雪吊りが施されます。北陸の冬の風物詩である雪吊りは、幾何学的な美しさが特徴的。雪景色と調和した姿は、日本庭園の風情をより一層引き立てることでしょう。なかでも、最も枝ぶりが良いとされる「唐崎松」が雪吊りされた姿は、円錐型のシルエットが美しく、夜間のライトアップ時にはシンボルとして人気を集めています。
9位 天橋立の雪景色<京都府>
9位に選ばれた京都府の天橋立は、日本三景のひとつ。辺り一面が白銀に染まる冬場には、全長約3.6kmの砂嘴(さし)が雪化粧をまとう見事な景観を望めるのが魅力です。北側の傘松公園や南側の天橋立ビューランドから「股のぞき」の体勢で眺めると、まるで白銀の龍が天に昇るかのような幻想的な光景を楽しめるでしょう。
9位 銀山温泉の雪景色<山形県>
大正ロマンを感じる山形県の銀山温泉は、冬季になると、木造の旅館と降り積もる雪が織りなす幻想的な景色を楽しめます。温泉街のガス灯が灯る夕暮れ時は、まるで映画のワンシーンに迷い込んだかのようなノスタルジックな雰囲気。複数のアニメでモデルの地になっていると噂されていることもあり、近年注目度が上がっているスポットです。
冬の絶景を目的とした旅行について
冬ならではの絶景は、その土地に足を運ばなければ出会えない貴重な自然現象ばかりです。ダイヤモンドダストやフロストフラワーのように、厳寒期だからこそ見られる神秘的な現象から、真っ白な雪と日本の伝統が織りなす風情ある景観まで、さまざまな冬の表情を楽しめます。
阪急交通社では、本記事で紹介したような冬の絶景スポットを巡るツアーを多数催行しています。氷点下の世界ならではの自然現象や雪化粧をまとった絶景を満喫したい人は、ぜひ冬に人気のスポットを訪れる旅行をご検討ください。
▼絶景特集はこちら
https://www.hankyu-travel.com/kokunai/zekkei/?p_baitai=9597
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