今回不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する、株式会社AZWAYは、10代から60代以上までの568人を対象に「外国人に行ってほしい観光地ランキング」についてアンケートを実施しました。
詳細はこちらにて公開。(https://azway.co.jp/news/4171/)
海外からの旅行客が増えている昨今、「皆は日本のどこを見てほしいのだろう」「どのような観光地がおすすめなのだろう」と思っている方もいるのではないでしょうか。
今回、株式会社AZWAY(https://azway.co.jp/)が運営する、幸せおうち計画(https://azway.co.jp/media/)は、10代から60代以上までの568人を対象に「外国人に行ってほしい観光地ランキング」についてアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査対象:10代から60代以上までの568人
調査期間:2024年8月4日〜9月21日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:568人(女性 383人/男性 185人)
回答者の年齢:10代1.8%、20代20.4%、30代32%、40代25.5%、50代14.8%、60代以上5.8%
調査結果サマリー
・外国人に行ってほしい観光地ランキング:1位は原爆ドーム
・順位に違いはあるものの男女で大差はなし、男性では富士山がランクイン
・原爆ドームが上位、60代以上では京都以外の神社仏閣がランクイン
外国人に行ってほしい観光地ランキング:1位は原爆ドーム
10代から60代以上までの回答者568人に「外国人に行ってほしい観光地」について聞いたところ、1位は「原爆ドーム」で200票、2位は「清水寺」で185票、3位は「伊勢神宮」で132票という結果になりました。ランキングを見ると神社やお寺などが多くランクインしている一方、「原爆ドーム」が圧倒的な得票数を獲得しており、唯一の被爆国としてその悲惨さと平和の尊さを学んでほしいという思いが伝わってきます。
1位:原爆ドーム
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、広島県広島市にある原爆ドームです。この建物(の跡)は、人類史上初の原子爆弾の惨禍を体験しており、平和の尊さを訴える象徴として今でも印象に残っています。また、世界遺産に登録されているため訪れる価値が客観的に証明されています。原爆ドームは戦争の悲惨さと平和の大切さを人々に訴えています」(50代男性)
・「元々広島県出身で、幼い頃から平和教育が強化された環境で育ってきました。終戦からすでに何十年も経過しており、近年はテレビでも取り上げられる機会が減少していると感じています。京都府に転居してからは、原爆の日すらスルーされている印象を受けています。当時、どのようなことが起きたのかは私たち日本人だけでなく、外国人も知っておくべき事柄だと強く感じています」(40代女性)
・「広島原爆ドームは、世界でも日本にしかない、原爆の悲惨さを後世に伝える施設なので、海外の核保有国からの観光客にはぜひとも見てもらい、心に刻み付けてもらいたいと思っている施設です、一瞬にして、命を失った人々の思いを受け止めていただき、自国に帰ったら多くの人に伝えていただければと思う施設です、自然の美しいところも多くありますが世界に伝え残さなくてはならない施設なのです」(60代以上男性)
「原爆ドーム」を選んだ人からは、「どのようなことが起きたのか知っておくべき」や「帰ったら多くの人に伝えてほしい」などの声が上がっていました。唯一の被爆国として、原子爆弾によって引き起こされる惨状を多くの人に知ってほしい、平和について考えてほしいと考えている人が多いことがわかります。
2位:清水寺
・「外国人観光客に行って欲しい観光スポットは、京都の清水寺です。入り口にそびえる赤門の造形美、ライトアップに写し出される美しい紅葉、どれをとっても思い出に残る場所ではないでしょうか。京都一の繁華街である河原町にも程近く、その後の観光や食事、宿泊にも全く困りません。京都の奥ゆかしさを味わうことができる素晴らしい場所のひとつです」(20代男性)
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、京都府にある清水寺です。日本ならではの文化を体験することができ、清水寺から見る景色も絶景。清水寺へ向かう小路も食べ歩きができ、グルメも有名。着物レンタルをして清水寺へ来ると更に日本文化を体験することができ、京都という土地の風情のある写真も撮ることで思い出にも残る」(20代女性)
・「清水寺は、清水の舞台が有名です。そこからの京都の市街の眺めは旅のとても良い思い出になるはずでしょう。また、音羽山という山の湧き水が流れていて、それぞれに願いが込められています。この水こそが清水寺の言われなので、是非拝見して味わってみてほしいと思います。また、時おり法話会も開かれているのでそちらを覗いてみるのも楽しい思い出になると思います」(40代男性)
「清水寺」を選んだ人からは、「清水の舞台から見た京都市街の眺めが思い出になる」や「清水寺へ向かう道中も楽しい」などの声が上がっていました。清水寺のライトアップをおすすめする声もあり、紅葉シーズンにはまさにピッタリと言えそうです。
3位:伊勢神宮
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、三重県にある伊勢神宮です。125社の集合体である大きな神宮ですが、天照大御神を祀っており、日本の神社の中心となっています。雄大な歴史を感じられるとともに、森林や池といった自然豊かな景色に心洗われるスポットです。また、神宮近くのおかげ横丁ではあらゆる伊勢土産を購入することができ、思い出もお土産も持ち帰ることができる素敵な場所です」(20代女性)
・「伊勢神宮は外国人観光客にお勧めしたい観光スポットです。あまり知らずに訪れたとしても、外宮・内宮の雰囲気から何かを感じられると思います。またそこで沿革や歴史を知ることで、神宮や日本のことにより興味を持ちよく知るきっかけになるでしょう。さらに隣接するおかげ横丁での観光や飲食、伊勢市内や伊勢志摩、鳥羽など近隣への観光など足を延ばせばさらによい体験ができる場所だと思います」(40代男性)
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、三重県伊勢市にある伊勢神宮です。その手前にあるおかげ横丁は昔の街並みを彷彿とさせる外観ですし、和食系の食べ歩きも多いので、日本の世界観を楽しめるのではないかと思います。神宮内はとても神秘的で厳かな雰囲気もあり、日本の古き良き文化を感じていただけるのてばないかと思います」(30代女性)
伊勢神宮を選んだ人からは「日本の神社の中心であり、雄大な歴史を感じられる」や「手前にあるおかげ横丁では食べ歩きを楽しめ、お土産の購入もできる」などの声が上がっていました。神社内の荘厳さやそこに至るまでの楽しい道中がおすすめポイントとしてあげられています。
4位:金閣寺
・「金閣寺は日本の象徴的な文化遺産で、美しい金色の外観が特徴です。歴史的な背景や建築様式、周囲の庭園の風景が魅力的で、外国人観光客にとっては日本の伝統美を直接体験できる場所です。また、四季折々の自然と調和した金閣寺の景観は、訪れるたびに異なる美しさを見せてくれます。特に、秋の紅葉や雪景色の中で見る金閣寺は、訪問者に深い感動を与えるでしょう」(40代男性)
・「外国人観光客にぜひ訪れて欲しいのは、京都府にある金閣寺です。自分が訪れた際、天気が良く金閣寺の金が綺麗に光っていた事と、水面に映る金閣寺もまた風流な雰囲気が素敵だからです。最初見た段階で金色に鮮やかに光っている寺が見事なインパクトを与えています。これが歴史的建造物かあとただ感嘆するばかりでした。京都行ったら是非見てもらいたい物です」(30代男性)
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしい観光スポットは、京都府にある金閣寺です。金色に輝いてる姿はどの季節に訪れても素晴らしいですが、特に冬の雪が降った日には金色のお寺と白銀の世界のコラボレーションを是非見ていただきたいと思います。この幻想的な景色を見られることは数少ないですが、必ず思い出に残る経験になると思います」(20代女性)
「金閣寺」を選んだ人からは、「水面に映る姿に風情がある」や「雪景色とのコラボレーションが美しい」などの声が上がっていました。光輝く金閣寺の景観と季節や天気によって魅力を増す美しさが選ばれる理由になっています。
5位:浅草寺
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、東京都にある、浅草寺です。外国人観光客むけのお店や、サービスの提供が多いことや、やはり都内にあるので、気軽に行きやすいという点が魅力だからです。食べ物も、周辺にはたくさんのお店があり、日本らしい食事を楽しめると思っています。また、お寺というものも馴染みがないと思うので、ぜひみて欲しい」(30代女性)
・「外国人観光客にぜひ訪れて欲しいのは、東京都の浅草にある浅草寺です。付近の隅田川からは特徴のあるアサヒビールのビルとスカイツリーを眺めることができます。浅草練り歩きで、お寺や仲見世通りの散策から情緒ある日本人との触れ合いを経験できます。奥の方には花やしきという昔からの遊園地があり、歴史を感じることもできると思います」(40代男性)
・「外国人観光客にぜひ訪れてほしいのは、東京を代表する観光名所として有名な「浅草寺」です。毎年たくさんの参拝客が足を運ぶ、浅草随一の観光スポットだし、有名な雷門は写真スポットにおすすめです。雷門を抜けた先に続く仲見世通りには、飲食店やレトロな和雑貨店、おもちゃ屋さんなどさまざまなお店がたくさんあり、賑わっていてお土産を買ったり、人形焼やお団子など日本ならではのお菓子も楽しめます。焼きたての人形焼が一個から売っているので、ぜひ食べてみて欲しいなと思います」(30代女性)
「浅草寺」を選んだ人からは、「日本ならではの食事が楽しめる」や「外国人観光客向けのお店やサービスが多い」などの声が上がっていました。雷門のような観光客に人気の撮影スポットもあり、浅草寺で日本文化を楽しんでほしいと思っていることがわかります。
順位に違いはあるものの男女で大差はなし、男性では富士山がランクイン
続いて、性別ごとに「外国人に行ってほしい観光地」をランキング化したところ、女性の場合は1位が「原爆ドーム」、2位が「清水寺」、3位が「伊勢神宮」という結果になりました。2位以降は全て、神社やお寺であることがわかります。
また、男性の場合は1位が「原爆ドーム」、2位が「清水寺」、3位が「金閣寺」という結果になりました。女性と順位は変わるものの、ランク入りしている場所自体に大きな違いは見られませんでした。ただ、2位以降が神社仏閣のみだった女性と比べ、男性は8位に富士山がランクイン。心が洗われる壮大な姿に魅せられている人が多いようです。
原爆ドームが上位、60代以上では京都以外の神社仏閣がランクイン
最後に、年代別におすすめしたい観光地をまとめたところ、20代・30代では「清水寺」が1位、40代以降は「原爆ドーム」が1位であることがわかりました。ただ、20代・30代でも原爆ドームは2位にランクインしており、その人気の高さがうかがえます。
また、60代以上では清水寺や金閣寺はランクインしておらず、伊勢神宮や出雲大社、日光東照宮など京都以外にある神社仏閣に人気が集まっています。
まとめ
調査の結果、外国人に行ってほしい観光地ランキングの1位は「原爆ドーム」という結果になりました。唯一の被爆国として、その悲惨さや平和の尊さを学んでほしいと思っている人が多いことがわかります。
また、外国人に行ってほしい観光地ランキングを男女別に見たところ、順位に差こそあれ、ランク入りした観光地に大きな違いは見られませんでした。唯一の違いは「富士山」と「宮島・厳島神社」で、男性では「富士山」が8位にランク入り。女性では「宮島・厳島神社」が7位にランクインしていました。
最後に、年代別にランキングを見たところ、どの年代でも上位2位以内に「原爆ドーム」が入っていることがわかりました。また、60代以上では京都以外の神社仏閣がランクイン。金閣寺や清水寺はランク外となっており、年代によっておすすめしたい場所の好みがわかれることもわかりました。
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